テレ朝の異色アナ、山本雪乃がメインMCから可愛がられるワケ

9月10日(月)7時0分 NEWSポストセブン

テレ朝の最終兵器? 山本雪乃アナ(同局のHPより)

写真を拡大

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、テレビ朝日の山本雪乃アナウンサーについて。


 * * *

「テレ朝の秘密兵器」とも「最終兵器」とも言われる女子アナが、2014年入社の山本雪乃アナウンサーである。


 私が彼女の顔と名前を一致させたのは入社翌年の1月4日にオンエアされた『パネルクイズ アタック25』(朝日放送・テレビ朝日系)だった。お正月ということで行われた恒例の系列局女子アナ対抗企画。山本アナとペアを組んでいたのが、私がレギュラー出演しているメ〜テレ(名古屋テレビ)『ドデスカ!』の徳重杏奈アナだったことから一喜一憂しながら見守っていたのである。


 結果は、同ペアの優勝。徳重アナは報道アナとして『ドデスカ!』のニュースを担当したのち、メインキャスターに昇格。平日帯の朝ワイドを仕切っているせいか、特に流行ネタに強く、『〜アタック25』では100%、徳重アナが回答。正解率も非常に高く、圧勝だった。


 が、徳重アナが正解するたび、真横の同アナのほうを向いて驚きの表情を見せる山本アナ。かなり常識的な問題に正解しても山本アナは驚きの表情を見せていたこともあり、「この子、なんにも知らないのかしら」と少々心配になったものである。


 そんな山本アナがテレ朝代表として『〜アタック25』の回答者に選ばれたのは、新人アナウンサーでは初めて『熱闘甲子園』(朝日放送とテレビ朝日の共同制作)の司会に抜擢されていたからだろう


 その後、『やべっちFC〜日本サッカー応援宣言〜』のリポーターや、『TOKYO応援宣言』を担当。現在、東山紀之がMCをしている『サンデーLIVE!!』のコーナーでもある『TOKYO応援宣言』を仕切るのも山本アナで、東京五輪やパラリンピックを目指す若きアスリートの密着取材をしたり、彼らのトレーニングにチャレンジしたりと、スポーツ担当女子アナとして元気いっぱい活躍している状況だ。


 今春、MCの東山にインタビューした際、「山本アナはテレビ朝日の秘密兵器とか最終兵器とか言われてるんですよね?」と私が確認すると、同行していた番組プロデューサーが「え? 誰がそんなこと言ってるんですか?」と苦笑していた。それまで流暢だった東山もなぜか言葉に詰まっていたところをみると、山本アナ、そういうワケでもないらしい。

 

 だが、どんな番組に出ても、共演者からの可愛がられ方が、他の女子アナとは明らかに異なるのが山本アナなのである。同局「アナウンサーズ」のプロフィールによれば、小学校時代はドッジボールとテニス、中学時代はバレーボール部に所属していて、最近ゴルフを始めたとある。


 さらに、父上が地元岡山でリトルリーグの会長を務め、兄2人は元高校球児。山本アナ本人も“ハンカチ王子”が卒業したことを理由に早稲田大学に進学したことから『熱闘甲子園』にも大抜擢されたようなのだが、『TOKYO応援宣言』を見ている限り、山本アナ本人の運動神経がそれほどいいとは思えず、どちらかといえばドンくさい(失礼)カンジなのである。

 

 先日、『東京ガールズコレクション』のランウェイを先輩の宇賀なつみアナと歩く企画が『羽鳥慎一モーニングショー』でオンエアされたのだが、そのときも、山本アナは、なんとも不格好で、VTR全体を通じて、スタジオで笑いをこらえていた羽鳥アナのオチに使われる始末。前番組の『グッド!モーニング』とのまたぎの際にも、羽鳥アナは山本アナのモデルデビューを「滑稽」と表現したほどだ。


 なんだろう、キャラクター的に、山本アナというのは、そういうポジションなのだろうか。見るからに元気いっぱいで明るくて、丸顔のせいか、ぽっちゃり体形にもみえる山本アナは、たとえば日本テレビの水卜麻美アナのようにツッコミやすいのかもしれない。学生時代、『ViVi』の読者モデル(それも、カリスマと言われていたらしい)だったとも聞くが、いまは正直、面影はナシ。


 近年、同局の人気女子アナというと、入社と同時に『ミュージックステーション』のアシスタントに選ばれたことでも知られる堂真理子アナを筆頭に、竹内由恵アナ、弘中綾香アナ、田中萌アナなど、実年齢より若く見えるチャーミングなタイプが多いのだけれど、山本アナは実年齢(26歳)より上に見える。

 

 それでも入社時は「本田翼に似ている」とネットを騒がせていたそう。ちなみに、在京局での同期には、日本テレビの岩本乃蒼アナ(学生時代、『non-no』の専属モデルをしていた)、フジテレビの永島優美アナ(サッカー元日本代表の永島昭浩氏の長女であり、ミスキャンパス関西学院。関西の超人気番組『おはよう朝日土曜日です』にリポーターとして出演していた)、そして、TBSの宇垣美里アナ(ミスキャンパスグランプリ同志社)がいる、非常に華やかな年なので、山本アナも“アイドル的な女子アナ”としての採用だったのかもしれない


 でも、いまは完全に別の種類の存在感。趣味の「食べ歩き」(テレビ朝日アナウンサーズのプロフィールより)が、現在のぽっちゃり(に見える)体形を招いてしまったのか。


 いずれにせよ、近年のテレビ朝日はいないタイプの女子アナであることは間違いなく、仕事の振られ方を見る限り、彼女は、人気お笑い芸人や羽鳥アナ、東山紀之のような番組のメインキャスターに可愛がられているように見える。『アメトーーク!』の“絵心ない芸人”の回にも出ていた山本アナは、同番組の“運動神経悪い芸人”や“ついつい甘いモノ食べちゃう芸人”出演歴がある元・読売テレビで現在フリーの川田裕美アナのようになっていくのかもしれない。また、同局でいえば、大木優紀アナや久保田直子アナのような路線と言えるだろう。


 とにかく今、山本アナが局内で推されていることは確か。そこには、局の偉いオジサマたちの存在や好みも大きいのだと思う。

 

 昨今、女子アナの採用では、山本アナと同期入社の他局の看板アナのように、ミスコン優勝者や、学生時代からタレント活動やモデル活動をしていた者が“青田買い”されるという印象が強いのは御存知のとおり。が、それは比較的若い社員が採用担当になったときの“好み”と言える。


 一方、管理職のオジサマたちの好みというのは、もっと別のところにあり、実家の職業だとか父親の役職などが、大きな採用ポイントになることも多い。最終面接が近づくと、偉いオジサマたちが、そうしたプロフィールを面白がる傾向にあるからだ。


 このところ、人気の女子アナの退社が続いたテレビ朝日だが、実はまだ若く、他局も含め、あまりいないタイプの山本雪乃アナの未来は彼女のキャラクター同様、非常に明るい気がしている。

NEWSポストセブン

「山本雪乃」をもっと詳しく

トピックス

BIGLOBE
トップへ