「ムーンナイト」抜擢の監督、プレゼンで用意した提案書は「200ページ」 ─ 「最高の出来だった」と面会時を振り返る

9月12日(日)12時30分 THE RIVER

マーベル

オスカー・アイザック主演、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)によるドラマシリーズ「ムーンナイト(原題:Moon Knight)」は、フィルムメーカーの並々ならぬ情熱とともに実現することになる作品であるようだ。監督のひとりとして抜擢されたモハメド・ディアブは、プレゼンの際に、自ら200ページにも渡る提案書類を作成していたという。

モハメド・ディアブの監督就任が発表されたのは、2020年10月下旬のこと。2010年の監督デビュー作『Cairo 678(原題)』が各国の映画祭で高く評価されたことをきっかけに注目を浴び、2016年に監督した『護送車の中で/クラッシュ』は、第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に選出された。ディアブ監督にとって、「ムーンナイト」は大手スタジオ製作の初作品。エジプト出身の気鋭は天下のマーベル・スタジオから信頼をどのようにして獲得したのだろうか。

The Hollywood Repoterでは、ディアブ監督自らが、スタジオ側との面会当時を振り返っている。2010年代まで妻でありビジネスパートナーでもあったサラ・ゴーヘルとエジプトを拠点に活動していたディアブ監督は、2016年にアメリカでのチャンスを求めて一念発起、ミシガン州に引っ越したのだという。以降、妻と二人三脚、脚本を書いては製作会社に持ち込むという日々を過ごしていた2人だったが、2020年初頭に世界を襲った新型コロナウイルスの感染拡大によって、それまでの努力が水の泡となってしまった。

しかしディアブ監督によれば、この時、マーベル・スタジオ側から突然連絡が届いたのだという。「ムーンナイト」の監督に挑戦してみないかという連絡だったそうだ。この千載一遇のチャンスを逃すまいと、ディアブ監督とゴーヘルは「200ページにも渡る提案書」を携えて、ケヴィン・ファイギとの面会に臨んだのだった。このプレゼンを兼ねた面会について、ディアブ監督はこう振り返る。

正直に言うと、プレゼンは最高の出来でした。やり終えた瞬間、私はサラに“もし仕事が手に入らなかったとしたら、何かがダメだったんだよ”と伝えたのを憶えています。[中略]最高の経験でした。多くのことを学びました。これまで私が作ってきたインディペンデント映画に感謝しています。」

現在、「ムーンナイト」はハンガリー・ブダペストにて撮影に入っている模様。主人公マーク・スペクター/ムーンナイト役のオスカー・アイザックに加え、名優イーサン・ホークも出演するなど、ディアブ監督はこれまでとは別世界の景色を見ているはずだ。監督は「マーベルは他のどんなものとも比較できないです」と称賛しながら、マーベル・スタジオを「大きな機械」と形容。「彼らは天才の集まりです」と話した。

ちなみに、ディアブ監督の長編最新作は『Amira(原題)』。パキスタン出身の17歳の少女が、本当のアイデンティティを探しに出る物語を描いた作品だ。現地時間9月3日、ヴェネチア国際映画祭にて、初上映を迎えた。

Source:THR


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