新ユニフォームも完全“岡田仕様”の黒&ピンク 昨期大活躍でチームの柱になった岡田紗佳の流儀/麻雀・Mリーグ

2024年9月13日(金)11時15分 ABEMA TIMES

 タレント・モデルとして大活躍の中、これだけの成績を残せるものかと麻雀ファンも驚いたことだろう。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)は、芸能活動でも多忙な中、レギュラーシーズンで個人6位に食い込む+212.0を叩き出し、ファイナルシリーズでのチーム3位に大きく貢献した。シーズン中は仲間から「岡田様」とも崇められ、チームの柱として機能した。今期に向けては新ユニフォームにも強いこだわりを反映させ、昨期以上の活躍を目指す。

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—昨シーズン、チームはファイナルで3位。岡田選手自身はレギュラーシーズンで+200を超え、「岡田様」とも言われた。

 岡田紗佳(以下、岡田) 個人としては、すごくポイントを伸ばすことができて、MVP争いを途中まで視野に入れて、たくさん試合に出させてもらえたことは、すごく嬉しかったですね。あと、ファイナルシリーズでも初めてトップを取ることができましたし、連勝して「優勝があるんじゃないか」というところまで行ったのは、本当に嬉しく思います。

—プロ歴も重ね、Mリーグでも成績が残せた。これまでしてきたものが実を結んだ手応えなどは。

 岡田 ツイていた、というのもありますし、あとは自分の中である程度、Mリーグへの向き合い方がわかったのかな、と思います。

—向き合い方というのは、具体的にはどういうものなのか。

 岡田 向き合い方というか、打ち方。打ち方が決まった感じですかね。(数年かけて)型が固まった、という感じです。

—それは、オフェンス面、ディフェンス面なのか。

 岡田 バランス感覚ですね。昔は、その日によって気持ちが揺らいでしまうこともありましたが、今は「これはこう」というのが迷いなくできるな、と。

—芸能の仕事もかなり多く入っている。昨年に輪をかけて忙しい。コンディションはどうか。

岡田 全然、元気です。忙しいうちに、今しかないとも思うし。オファーをいただける限りは頑張りたいと思います。

—シーズン中は江頭2:50さんとのコラボで笑いも提供した。今も広がりは感じているか。

 岡田 この間、写真集のお渡し会をしましたが、「バラエティで見て、Mリーグを見始めた」という人に多く来てもらえたので、それは本当に、私がこの活動をしていて良かったな、と思うところですね。

—元々モデル、芸能からプロ雀士。他のメディアに出る時は、プロ雀士としての入りも増えているのか。

 岡田 プロ雀士としての入りがほとんどかな。綺麗な女性なんて、いくらでもいると思う。自分にしかないカラーは、そこしかない。良い意味でも悪い意味でも、お互いを利用させてほしいな、という感じです。

—ユニフォームが、かなりガラリと変わった。自身の意見も入っているが。

 岡田 今回は、かなり私の意見が入りました。最初にいろいろなデザインを出してもらいますが、「1回、全部なしで」と言いました。「こういう感じで」「黒・ピンクで」という感じで、もう完全に私のお願いです。

—最初は、どういうものが上がってきたのか。

 岡田 今まで通りに近い感じのデザイン違いがいっぱい出てきましたが、どれもしっくり来なくて。これは構想にあった黒・ピンクにしたいと思っていました。ピンクの色味も蛍光色を強めて、黒に負けないようにした、という感じです。

—黒にこだわりがあるのか。

 岡田 ピンクに一番合うのは黒かな、と。一番かっこよくなるのが黒だな、と思う。自分の中で「デザインはこういうのがいいな」というのが決まっていたので、それを渡しました。

—出来上がりはどうか。

 岡田 今年が一番気に入っています。賛否両論あると思うんですよ、こんなにガラッと変わったので。でも、いいと思います。

—戦う時に着ている服は、モチベーションやテンションに関わるか。

 岡田 今までは結構、紺色でしたが今回は黒になったので、もう少しスパイシーな感じでヘアメイクも、ヘアも仕上げたりすると楽しいかな、と思います。

—ヘアスタイルもバリエーションが増える。

 岡田 広がったような気がします。

—今年の目標、戦い方は。

 岡田 数字は言ってもあまり意味がないというか、1ポイントでも多く叩き出せればいいかな、と思っているので。プラスをとにかく持ち帰りたいですね。

—チームとしては。

 岡田 チームとしてはたぶん優勝しか見ていないので。ファイナルに少なくとも行くのが、目標ですね。

—周りの選手が不調の時、「岡田様」と呼ばれた本当の気持ちとしては、プレッシャーはあったのか、逆に「私がやってやるぞ」という気持ちがあったのか。

 岡田 プレッシャーはありませんでした。去年はチームの解散がかかった年だったと思いますが、私はプレッシャーを感じずに打てたというのが大きかったです。

—Mリーグは長いシーズン。どうしてもメンタルの浮き沈みが出てくると思うが、立て直しはどのように工夫しているのか。

 岡田 昨年に関しては(芸能の)仕事がいっぱいあったというのが、逆に良かったです。あまり深く考えることもなく、気が付いたら、(試合の)その日を迎えることができたので。あと、出場数が今までで一番多かったので、それもあって、スパンが短く来てくれたので、それが良かったかもしれません。

—サクラナイツは、あまり落ち込むイメージはないが、誰か落ち込んでいた時に励ますようなアプローチはあったのか。

 岡田 あまりないですけど、たまに堀さんがいい言葉をくれるので。それは救われた気がします。

—堀選手絡みだと、背中に気合を入れてもらう。あれは、どれくらい痛いのか。

 岡田 あれは本当に痛いです(苦笑)。みなさんが想像している以上に痛いです。

—1回、本当に涙目があった。

 岡田 はい。久しぶりですもん。子供以来です、痛くて泣いたのは。それくらい、痛いです。

—それで結果が出るなら。

 岡田 体が緩む感覚はありますね、痛いから。そこに気をとらわれているので、いい意味で何も考えなくて済みますね。

—セミファイナルやファイナルでダブルピースをするムーブメントがある。それについてひと言。

 岡田 最初にやったのは私だと思いますが、試合が終わって、そこにカメラがあるということは、何かしなければいけないと私は思っていました。それで最初の方は結構、否定的な意見もありましたが、浸透してきて良かったですね。ファンサービスなので、あそこは。「戦っている人に失礼だな」という言葉もあると思いますが、試合が終わった後のことなので、選手だったら誰でもわかっていることです。ファンのためにこれからもやっていきたいと思います。

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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