船越英一郎、もしも“名探偵ポアロ”を演じるなら?「容疑者全員を崖に集めたい」

2023年9月14日(木)19時51分 シネマカフェ

船越英一郎『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』特別先行上映会

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ケネス・ブラナーによる“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の特別先行上映会が9月14日(木)、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、俳優の船越英一郎がポアロ風の衣装で登場。作品の魅力や“船越版ポアロ”の構想を語った。

『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くシリーズ第3弾。前2作と同じく、ブラナーがメガホンをとり、アガサ・クリスティの生んだ名探偵エルキュール・ポアロ役も続投。ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチアを舞台に、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件の真相に挑む。

サスペンスドラマの帝王として名高い船越さんは、「映画を一足先に拝見し、優越感に浸っている。崖の上で仕事をしてきた甲斐があった。まずは、皆さんに犯人をお教えしましょう(笑)」と上機嫌。「誤解を恐れずに言うと…」と前置きし、「ケネス・ブラナーさんが手がけたシリーズ3作品のなかで、今回が一番面白い。重層的で重厚な人間ドラマに、ホラーという新たな魅力が加わった」と大絶賛し、「ケネス・ブラナーが、アガサ・クリスティの“亡霊”と手を組んで、私たちを大人のホーンテッドマンションに招待してくれた」と魅力を熱弁した。

「最近私生活で起こった難事件は?」と問われると、「長いこと生業にしてきた2時間ドラマは昨今、どんどん減っている。毎週、新作を作るということは、ほとんどなくなった」と嘆き節。「これは世界に誇れる日本の文化。この“難事件”をサスペンス好きの皆さんの声で、何とか解決できれば」と存続を訴えた。

また、もしも自身が名探偵ポアロを演じることができれば、「私にとっては役者冥利に尽きる」と語り、「絶海の孤島を舞台に、容疑者全員を崖に集めたい」と船越さんならではのアイデアを披露していた。

<あらすじ>
流浪の日々を送る世界一の名探偵エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)は、「私は死者の声を話せます」と断言する霊能者(ミシェル・ヨー)による“超常現象”のトリックを見破るために、子どもの霊が出現するという屋敷での降霊会に参加することに。そこで招待客のひとりが、人間には不可能な方法で殺害される事件と遭遇してしまう。犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑うポアロを、説明不可能な現象が次々と襲いかかる。
『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は、アガサ・クリスティの誕生日にあたる9月15日(金)より全国にて公開。

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