齊藤なぎさ、映画『あたしの!』恋愛と友情に揺れるキャラクターを好演

2024年9月14日(土)10時0分 オリコン

谷口充希(齊藤なぎさ)=映画『あたしの!』(C)幸田もも子/集英社・映画「あたしの!」製作委員会

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 昨年、アイドルグループ「=LOVE」を卒業し、現在は俳優として活躍の場を広げている齊藤なぎさ。映画『交換ウソ日記』(23年)、映画『恋を知らない僕たちは』(公開中)、ドラマ・映画『【推しの子】』など、話題作への出演が続いている。アイドル時代から培ってきた表現力と、成長著しい演技力で注目を集めている。中でも、映画『あたしの!』(11月8日公開)では、一見あざとく見えながらも、恋心と親友との友情の間で揺れ動くキャラクターを的確に演じている。

 映画『あたしの!』は、『ヒロイン失格』『センセイ君主』など、数々のラブコメ漫画を生み出してきた幸田もも子氏が「別冊マーガレット」(集英社)で2017〜18年に連載していた同名漫画が原作。元日向坂46の渡邉美穂とINIの木村柾哉がW主演を務める。

 正直で嘘(うそ)がつけず、思ったことはすぐに伝えてしまうド直球で生きてきた関川あこ子(渡邉)と、心の奥を見せられない谷口充希(齊藤)は、小学生からの大親友だった。高2の新学期初日、学校イチの人気を誇る1つ年上の先輩・御共直己(木村)が留年し、2人の同学年に降臨。即一目ぼれしたあこ子と、好きではないと言いながら怪しい動きをする充希の負けられない恋愛バトルを描く。

 齊藤が演じる充希は、あこ子と同じく学校イチの王子様として注目を集める直己に心を奪われながらも、親友を裏切りたくないと葛藤する。そんな充希のキャラクターは齊藤自身と重なる部分もあったそうで、「私は一気にしゃべるタイプですが、充希ちゃんはぽわぽわしている、そこは自分とは違う点です。でも不器用なところ、周りの顔色をうかがって言葉を選んでしまうところは似ているかも」と振り返っている。

 本作のメガホンをとった横堀光範監督は、「この物語は充希も成長する話」とも謳っており、充希というキャラクターの重要性を強調。また「彼女自身が元々、幸田先生の作品が好きで、とても読み込んできた状態で参加してくれた。充希がどういう子か、彼女と1対1でしっかり話し作り上げていった」と齊藤の役への深い愛情と真摯(しんし)な姿勢を明かしている。

 恋愛と友情で揺れ動く充希の姿を捉えた場面写真も新たに3点解禁。切ない眼差しでまっすぐに何かを見つめるシーンや、直己に手作りのお弁当を渡しに行こうとするもなかなか足が進まず立ちすくむシーン、そして親友である、あこ子に正面から向き合う充希…。等身大の女の子の心の動きをリアルに表現した充希(齊藤)の姿は多くの共感を呼びそうだ。

オリコン

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