「ホワット・イフ…?」脚本家、「ロキ」鑑賞後に後悔した第4話の内容とは

9月14日(火)8時0分 THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、1つの共通した世界を舞台にストーリーが進んでいくが故に、作品ごとの密接な繋がりを意識した製作が求められる。MCU初のアニメ作品「ホワット・イフ…?」で脚本を担当するA・C・ブラッドリーは、同作に先がけて配信されたドラマ「ロキ」を観た後に、後悔したことがあったという。

この記事には、「ホワット・イフ…?」と「ロキ」のネタバレが含まれています。

この記事には、「ホワット・イフ…?」と「ロキ」のネタバレが含まれています。

ロキ(C)2021 Marvel

ブラッドリーが「ロキ」を鑑賞した後に後悔したこととは何なのだろうか。米ポッドキャスト番組に出演したブラッドリーによれば、それは「ホワット・イフ…?」第4話『もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?』に関連することだという。

「(『ホワット・イフ…?』の)ドクター・ストレンジのエピソードは、2019年2月に書いたんです。“絶対点”ではなく、“ネクサス・ポイント”という言葉を使えば良かったなと思いました。

「ロキ」では物語が進むにつれて、マルチバース間の戦争を防ぐために1つに統合された神聖時系列と呼ばれる時間軸に異常が生じ、結果的にたくさんの分岐が生じてしまった。劇中において、この分岐をもたらした出来事は“ネクサス・イベント(Nexus Event)”と呼ばれていた

※ブラッドリーは発言の中で「Nexus Point」と呼んでいるが、実際には「Nexus Event」のことを指していると思われる。なお、Nexus Eventは日本語字幕で分岐イベントと翻訳されている。

一方、「ホワット・イフ…?」第4話でも、考え方としてはネクサス・イベントと同じような表現が登場した。“絶対点(Absolute Point)”という言葉だ。このエピソードでは、映画『ドクター・ストレンジ』(2016)の物語をベースに、自動車事故を起こしたストレンジが手ではなく恋人のクリスティーン・パーマーを失う世界線が描かれた。クリスティーンの死を認められないスティーヴンは、魔術を使って彼女を蘇らせようと奔走するも、運命を変えられないまま。そこにエンシェント・ワンが現れ、スティーヴンに「彼女の死は時間の“絶対点”」、つまりクリスティーンの死は変えることも動かすこともできないと告げたのだった。

たしかに、運命を分かつ出来事という意味では、“ネクサス・イベント”も“絶対点”も変わりはない。それでは、なぜ製作側は言葉を統一しなかった、あるいはできなかったのか。ブラッドリーが「当時はまだ『ロキ』の脚本は書かれていなかったんです」と話しているように、要因は「ホワット・イフ…?」と「ロキ」における制作時期のズレにあったようだ。

「(2019年2月)当時、まだ『ロキ』の脚本は書かれていなかったんです。『ロキ』の脚本が完成する前の時点で、アニメ(『ホワット・イフ』)は固定されていたんですよ。」

Source:The GOAT Movie Podcast


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