ダニエル・ブリュール、演じた“ハイジャック犯”への複雑な思いを吐露『エンテベ空港の7日間』

2019年9月16日(月)14時30分 シネマカフェ

『エンテベ空港の7日間』(C) 2017 STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC. All Rights Reserved.

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実際に起きたハイジャック事件を、『荒野の誓い』『プライベート・ウォー』と公開作が相次ぐロザムンド・パイクと、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『イングロリアス・バスターズ』などの実力派俳優ダニエル・ブリュールで描く『エンテベ空港の7日間』。この度、ダニエルが本作で演じたハイジャック犯について思いを語るインタビュー映像が到着した。



「暴力行為は理解できないが、ドイツ政府に嫌悪と怒りを覚える役に共感」

1976年に実際に起きたハイジャック事件とイスラエル国防軍による“奇跡の救出劇”「エンテベ空港奇襲作戦」(=サンダーボルト作戦)を再検証し、可能な限り正確に史実を再現した本作。実話に基づく麻薬抗争を描いたNetflixオリジナルシリーズ「ナルコス」やベルリン映画祭金熊賞受賞の『エリート・スクワッド』などで知られる社会派監督ジョゼ・パジーリャがメガホンをとった。

この度解禁となるインタビューでダニエルは、“革命細胞”という極左思想を持つ役に、「暴力行為は理解できないが、70年代当時のドイツ政府に元ナチスが残っていることに嫌悪と怒りを感じるキャラクターには共感する」とコメント。


役作りについては、「“革命細胞”に関する本を読んだり、70年代のドキュメンタリーや映画を見て、外見・話し方など時代の雰囲気を感じた」と、入念な準備をして撮影に臨んだことを語る。

さらに、自身が演じたボーゼを殺害した実際のイスラエル兵士と撮影現場で対面したというダニエル。「彼と話すのは興味深かったが、既にボーゼ役を演じていたので、彼とは距離をおかなければならなかった」と複雑な胸の内を語り、今回の役どころがいかに難役だったかを明かしている。


『エンテベ空港の7日間』は10月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。

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