梶裕貴さんにとってメリオダスという存在は新たな挑戦——『七つの大罪』原画展トークショーで梶さんが新シリーズに寄せた期待とお気に入りのエピソードは?

9月17日(日)15時30分 アニメイトタイムズ

2017年8月4日〜16日の期間中、西武池袋本店 別館2階=西武ギャラリーにて開催されていた、『七つの大罪』原画展。原作者・鈴木央先生による原作漫画の原画・原稿から、TVシリーズ全24話+TVスペシャル「七つの大罪 聖戦の予兆」まで、約200点以上のイラストが展示されるという豪華なイベントとなりました。

8月10日(木)には開催に合わせてメリオダス役・梶裕貴さんのトークショーが行われ、作中の振り返りトークや、2018年1月より放送開始となる新シリーズ『七つの大罪 戒めの復活』の見どころが語られました。ここでは、その第一部の模様をレポートしていきます。 
メリオダス役は女性キャストだった可能性も!?
客席から盛大な拍手と歓声が沸き起こる中、ステージへと登壇した梶さん。今回の会場となった池袋は埼玉出身である梶さんにとって、最初に訪れる東京の地ということもあり馴染みが深いようで、学生時代は演劇を見に来る傍ら、乙女ロードを眺めたこともあったそうです。 
そんな梶さんがメリオダス役を射止めたオーディションの際、まだ現在ほどは原作の巻数が進んでいなかったこともあり(梶さんは基本的に、原作を事前に読むタイプなのだそう)、掴みどころがなく底が知れないという部分に魅力を感じて、その一面を強く意識して演じたエピソードを明かします。 
実はメリオダスに関しては、女性キャストが振り当てられる可能性もあったとのこと。現在では梶さん以外の声のメリオダスを想像することが難しいだけに、客席から驚きの声も上がっていました。 
また、2018年1月より放送予定の新シリーズ『七つの大罪 戒めの復活』のアフレコも既にスタートしているとのこと。すっかり長い付き合いとなっているキャスト陣に、新たに登場するのメンバーが加わったことで、収録現場はさらに賑やかで楽しい雰囲気になっている様子です。 
前回のシリーズの時点でも十分大所帯だっただけに、収録に参加する人数はかなりの規模となっており、ブースに入りきらないことは日常茶飯事。そのため、出番が遠い面々はブースの外で待機するのがお決まりになっているそうですが、回によってはそこにも人数が収まり切らず、別のフロアで待機することもあるほどなのだとか。 
これには敵キャラクターであっても滅多に死亡することがなく、後に再登場を果たすことが多い本作の作風が影響しており、「鈴木先生の(キャラクター達への)愛情を感じます」と、梶さんが『七つの大罪』のお気に入りのポイントの一つとしもて挙げていました。 
キャスト陣の中で、一番キャラクターにそっくりなのは……?
また、これまで放送されたTVアニメの中で、どのシーンが梶さんの印象に残ったかという話題も。

真っ先に挙がっていたのが、やはりというべきかTVシリーズの第1話。中でもラスト付近のメリオダスが名乗りを上げるシーンは、普段は飄々としていて可愛らしいメリオダスの、もう一つの顔が垣間見える重要な場面でもあり、演じる側としても気合が入って強く印象に残ったシーンとなったのだとか。 
一方のTVスペシャル『七つの大罪 聖戦の予兆』では、多忙なスケジュールの中、鈴木先生がアニメのために書き下ろしたストーリーが、第1期と新シリーズの間を補完しつつ、原作ファンが楽しめるような内容になっていたことに感動した梶さん。「改めてその凄さというか、恐ろしい才能をもった方だということを感じました」と、その超人ぶりを絶賛する一幕も。さらに鈴木先生は、アシスタントを雇わず一人で『七つの大罪』を描き上げているため、その忙しさは並大抵のものではないはずなのですが、打ち上げやアフレコ見学にも頻繁に参加されているというのだから驚きです。

またキャスト陣との仲も非常に良いそうなのですが、打ち上げの際には、すっかり酔っ払ったバン役・鈴木達央さんに絡まれていたという意外なエピソードも披露され、客席の爆笑を誘っていました。 
「一番演じているキャラクターに近いキャストは?」という質問に対しては、ここでもバン役・鈴木達央さんの名前が上がることに。「服を着ているだけで、ほぼそのまま」と梶さんが断言していたほど、ワイルドでありながら人あたりが良いという鈴木さんの雰囲気は、バン本人にそっくりなのだとか。 
現場の雰囲気を和ませてくれる癒し役という共通点では、ホーク役・久野美咲さんの名前も挙がったのですが、最初は周囲に遠慮がちだった久野さんも現場に馴染み、今では梶さんをイジる側の立場になっている様子。

すっかり立場が逆転してしまった梶さんでしたが「それだけ現場に馴染んでくれたことが嬉しい」と、妹を見守るお兄ちゃんのような視点でコメントする一幕も見られました。 
梶さんにとってメリオダスという存在は新たな挑戦
メリオダスという役については、当時の梶さんにとって、これまであまり演じたことのない、新しい挑戦だったそうですが、長い期間演じていく内に、新しいスタンダードとして、一つの引き出しを作ってくれたと明かします。

瞬時にいろいろな感情を切り替えていくという技術や、座長としての心構えを教えてくれた存在でもあり、梶さんの中でもメリオダスという存在が確立されたことで、自信をもって演じられるキャラクターの一人になったのだと、嬉しそうに語っていました。 
最後に、今後楽しみにしていることとして、「まず、いち原作ファンとして、お話の続きを見られるのがシンプルにうれしい」と前置きした上で、梶さんの個人的なお気に入りだというバンのエピソードも楽しみにしているのだとか。 
また新シリーズでは、従来通りメリオダスに加えて、新キャラクター・ゼルドリスを演じることになる梶さん。梶さんは当初、メリオダスに似た声をイメージしていたそうですが、アフレコを通して、メリオダスとはまた別の、当初のイメージとはまったく異なるゼルドリスになったそうです。 
もちろん作中では、メリオダスとゼルドリスが対峙するシーンも存在します。一人二役の掛け合い自体は、別作品で既に経験しているという梶さんですが、主人公と悪の親玉的な存在としての兼役は初めてだそうで、「役者冥利に尽きる」と重要な役割を任されたことに対する喜びも語っていました。 
梶さんが抱くメリオダスへの深い思い入れや、『七つの大罪』という作品への深い愛情を感じ取ることができた今回のトークショー。トークの後には、梶さんのサインが入ったポスターのプレゼント抽選会や、退場の際にメリオダスの必殺技である“全反撃(フルカウンター)”を梶さんがお見舞いし、客席を大いに沸かせるというサービスも披露されつつ、最後まで大盛り上がりとなったステージの幕は閉じられました。[取材・文/米澤崇史 撮影/鳥谷部宏平]

アニメイトタイムズ

この記事が気に入ったらいいね!しよう

七つの大罪をもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ