松本穂香×玉城ティナ×渡邊圭祐『恋のいばら』公開!元カノと今カノ、“秘密の共犯”ビジュアル解禁
2022年9月17日(土)12時0分 シネマカフェ
図書館で働く桃(松本穂香)は、突然フラれてしまった元カレ・健太朗(渡邊圭祐)のSNSから、今カノ・莉子(玉城ティナ)の存在を知る。自分とは正反対のイマドキな洗練された莉子に興味を持ち、調べていくうちに、本人を特定。“ある理由”で、莉子に直接会いに行ってしまう...。
今カノ・莉子と対峙した桃は言う。「リベンジポルノって知っていますか?」。そして「彼が撮った二人の秘密の写真データを取り返したい...あと、あなたも撮られてないですか...」と。元カノと今カノ。出会うはずがない彼女たちが出会ったいま、“秘密の共犯”が始まろうとしているーー。
健太朗の元カノ・富田桃役を演じるのは 2017年の連続テレビ小説「ひよっこ」で注目され、ドラマ「この世界の片隅に」で主演を務めて以降、ドラマ「JOKER×FACE」、映画『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『おいしい家族』『ミュジコフィリア』など多数の作品で主演を務める松本穂香。
初の城定組参加と玉城ティナとの初共演について、「初めての城定組、不思議な空気感で楽しみながら演じさせて頂きました。玉城ティナさんとは、ほぼ初めましてでしたが、ティナさんの人柄とその美しさにたくさん助けられながら、桃という人間を作り上げることが出来たと思っています」と頼もしくコメント。
健太朗の今カノ・真島莉子役には2012年より雑誌「ViVi」専属モデルとして活躍し、映画『惡の華』『Dinner』での演技が評価され、第44回報知映画賞新人賞を受賞。以降も『xxxHOLiC』『窓辺にて』など話題作の出演が続く玉城ティナ。
本作について「桃役を演じられた松本穂香さんとのシーンが多かったので、二人の関係性の移ろい方なども二人で話し合いつつ、城定監督の思う世界観を作り上げていきました。元彼の、今カノ、という立場でしたが、三人のでこぼこな関係が、どうスクリーンに映るか、楽しみです」と撮影をふり返った。
元カノ(松本さん)、今カノ(玉城さん)をつなぐ、“疑惑”のある彼氏・湯川健太朗役で出演するのは、2018年「仮面ライダージオウ」で初ドラマ出演し、2022年にはドラマ「やんごとなき一族」、そして初主演ドラマ「チェイサーゲーム」、12月公開の映画『ブラックナイトパレード』など出演が続き、いま大注目の俳優・渡邉圭祐。
「女性の感性の歪みと、モノに対する美しいという感性の折り合いをつけようとしたときに、罪悪感を持たない健太朗という男性を演じさせていただきました。その罪悪感のなさと歪みで出会う桃と莉子の2人の結論と、3人の折り合いのつけ方を想像しながら観ていただければと思います」と語る。
監督は、公開予定作品を含め、今年だけでも脚本または監督を務めた作品が6本も公開する、いま最も日本映画界で注目を集める城定秀夫監督。近年では特集上映が組まれるなど、全ての作品を観たくなる監督と言われ、その情緒豊かな作風に心を掴まれたファンも増え続けている。本作では、出会うはずのなかった三角関係から、誰しもが抱く嫉妬や恋心を繊細かつエキセントリックに映し出す。
「誰かのことを好きになり、その人のことを知ろうとしても最後まで分からない部分が必ず残ります。そして、分かるはずがないと分かっていながらも、何とかして分かろうといばらを掻きわけるのが人間という生き物なのかもしれません」と監督。「この映画では男一人、女二人が、もつれ合いながらいびつな三角をつくり、やがて意外な結末を迎えます」と解説する。
また、脚本には『愛がなんだ』(今泉力哉監督)や、『Arc アーク』(石川慶監督)、2023年公開予定の有村架純主演『ちひろさん』(今泉監督)などで脚本を勤める澤井香織が城定監督と共に担当する。
今回、解禁されたティザービジュアルでは桃(松本さん)と莉子(玉城さん)の、2人だけの謎めいた関係が垣間見られ、意味深な横顔が映し出されたビジュアル。本ビジュアルを撮り下ろしたのは、2017年に自身初の個展「GINGER ALE」を開催し、翌年初作品集「light years -光年-」をTISSUE PAPERSより刊行するなど、雑誌や広告などで活動する写真家の石田真澄。
石田さんが撮る繊細な写真の中に、不穏な空気が纏っている本ビジュアルは元カノと今カノの関係性がどう発展していくのか気になる仕上がりとなっている。
『恋のいばら』は2023年1月、全国にて公開。