福原遥「寄り添える作品になれば」ABEMA「透明なわたしたち」配信に思い語る

2024年9月17日(火)13時0分 シネマカフェ

「透明なわたしたち」配信直前プレミアイベント(C)AbemaTV,Inc.

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ABEMAオリジナル連続ドラマ「透明なわたしたち」(全6話)の配信直前プレミアイベントが9月16日に開催、主演の福原遥ほか、小野花梨伊藤健太郎、倉悠貴、武田玲奈、松本優作監督が登壇し、本作に関する想いを語った。

「透明なわたしたち」は、福原演じる週刊誌ゴシップライターの中川碧が、2024年渋谷で起こった身元不明の青年による凶悪事件の犯人が高校の同級生ではないかと気づき、高校時代を回想しながら、真相を追いかけていく社会派群像サスペンス。

まず、碧役を演じることに対し意識したことを問われると、福原は「“この素晴らしい作品をつくられた監督についていく!”という想いで、精一杯役と向き合っていました」と回答。

地元に戻って結婚した齋藤風花役の小野も「(演じた役が)一番共感性の高い役どころだったのではと思っていて、たくさんの方に共感していただけるような感情表現や描写になれるように気を付けたと思います」と話す。

渋谷で闇バイトに手を染める喜多野雄太を演じた伊藤も「学生時代と現代のギャップが一番激しい役をやらせていただいたので、そこの演じ分けという部分はすごく意識しましたし、現代の喜多野はほぼ喋らないので、喋らずに喜多野の感情だったりいまのポジションを伝えるというのは意識してお芝居しました」とコメントした。

また、役作りとして取り組んだこととして、スタートアップ企業のCEO・高木洋介を演じた倉は実兄が会社を経営していることから「社長という役でしたが、兄が会社をやっているので知らない単語は随時相談しながら、連絡しながらやっていました。兄が出るようなイメージでやっていました」と話すと、女優志望の桜井梨沙を演じた武田も役どころと自身の経験を重ね、「自分と近いところにいたので、いままでの経験や、見てきた人を参考にしながら取り組みました」と、2人とも身近な存在の力が大きかったことを明かした。

脚本も手掛けた松本監督からは、この5人に対して「本当に素晴らしかったです。今回こんな素敵な役者さんとご一緒できて嬉しかったです」との賛辞が。「それぞれ難しい役どころでしたが、皆さん真摯に取り組んでくれて感動しましたし、それが(ドラマの)画面にも表れていると思います」と続けた。

さらに、8月に26歳の誕生日を迎えた福原のお誕生日のお祝いも。伊藤から花束が渡されると「まさかまさかすぎて、すごくうれしいです」と驚いた表情を浮かべながら、「この作品は、キャストとスタッフの皆さんの絆がすごく強かったので、皆さんに祝ってもらえて幸せです!」と笑顔を見せた。

最後に、福原は「この作品は、私自身自分にとっての正義って何なんだろうとすごく考えさせられた作品で、登場人物が何人もいる中で、どこかちょっと共感できる部分もきっとあると思います。この作品を見て、少しでも心が楽になったり、自分一人だけじゃないなって思ってもらえるような、寄り添える作品になればいいなって思っています」と本作への思いをコメント。

小野は「この作品は、ゼロか100かとか、悪人善人とか極端な肩書きで人を分別しないところがすてきだなと思っていて、未熟さやグレーな部分を認めて愛されることで、他者にそういういう部分も認められるような愛のある作品だと思っています」と話し、伊藤は「見ている方々に結構ザクザクと鋭利に突き刺さるような内容の作品になっていると思いますが、そこから生まれる感情が、この作品の醍醐味でもありおもしろみでもあると思います」と語る。

倉は「今日から配信が始まりますが、ご家族や友だちとたくさん話してほしいと思います」、武田は「選択肢が多い自由な世の中ですが、選択肢が多いゆえに悩んでる方も多いと思っていて、そういったもがいている方々に寄り添ってて導いてくれる作品だと思います」とそれぞれにコメント。

第1話では、主人公の碧(福原遥)を中心に物語が展開する。

#1:渋谷無差別刺傷事件

週刊誌ライターの中川碧(福原遥)は、夢だった新聞記者になれず、芸能ゴシップばかりを追いかける日々にやるせない気持ちを抱いていた。

高校の同級生であり仲の良かった齋藤風花(小野花梨)、喜多野雄太(伊藤健太郎)、高木洋介(倉悠貴)、桜井梨沙(武田玲奈)もまた、それぞれの現状に葛藤を抱いていた。

そんな中、ある凶悪事件が世間を揺るがしていく。

ABEMAオリジナル連続ドラマ「透明なわたしたち」は毎週月曜23時〜ABEMAにて配信中。

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