第28回TAMA CINEMA FORUM開催決定、特設サイトで過去9回分のTAMA映画賞受賞者の写真・裏話など
2018年9月18日(火)20時0分 映画ランドNEWS
第28回TAMA CINEMA FORUMが11月17日(土)〜11月25日(日)の8日間(19日(月)は休映)に開催される。
多摩市制20周年記念事業として1991年にスタートした同映画祭。第2回目より市民が実行委員となり毎年11月に多摩市と、多摩市及び近郊のボランティアが協調して、市民手作りの映画祭“TAMA CINEMA FORUM”を開催してきた。
初日の11月17日(土)に行われるTAMA映画賞は今年で10回目。この10周年を記念して、10周年特設サイトも開設された。過去9回分の受賞者の写真、裏話エピソードなどが展開されている。なお、本年度のTAMA映画賞受賞者は10月上旬に発表予定。
TAMA映画賞特設ページ:https://www.tamaeiga.org/award/history/
第9回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者・受賞理由一覧
最優秀作品賞:『散歩する侵略者』 (黒沢清監督、及びスタッフ・キャスト一同)、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也監督、及びスタッフ・キャスト一同)
『散歩する侵略者』:侵略者の地球襲来を通して不穏さを帯びる現代社会を暗喩しつつ、新しい世界観のエンターテインメントを創り上げた。
『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』: 大都会において孤独と見えない不安に苛まれながら寄り添う若者の姿は、観客一人ひとりの内なる感情と共鳴した。
特別賞:富田克也監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『バンコクナイツ』)、湯浅政明監督、及びスタッフ・キャスト一同(『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』)
富田克也監督:東南アジアの楽園のイメージと現実の間で翻弄される人々を捉え、映画と現実がオーバーラップする圧倒的な映画体験をもたらした。
湯浅政明監督:アニメーションであることを最大限活かした縦横無尽な映像表現によって、観客に醒めやらぬ刺激と幸福感を与えた。
最優秀男優賞:浅野忠信 (『幼な子われらに生まれ』『沈黙-サイレンス-』『淵に立つ』『新宿スワンⅡ』)、池松壮亮 (『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『続・深夜食堂』『デスノート Light up the NEW world』『永い言い訳』)
浅野忠信:その唯一無二の存在感で観客の想像力をかき立て、クリエイティビティあふれる俳優であり続けるだろう。
池松壮亮:緩急自在で豊かな人物造形力は周囲の人物をも輝かせ、観客を心置きなく作品の世界観に誘う魅力に溢れている。
最優秀女優賞:満島ひかり (『海辺の生と死』『愚行録』)、長澤まさみ (『散歩する侵略者』『銀魂』『追憶』)
満島ひかり:島の神話的世界と終戦間際の生と死の極みにおける愛を匂い立つように表現して、圧倒的な存在感を観客に与えた。
長澤まさみ:予期せぬ出来事に運命を翻弄されながら寛大で奥深い愛情表現に、磨き上げられた女優としての器の大きさを感じさせた。
最優秀新進男優賞:間宮祥太朗 (『トリガール!』『帝一の國』『劇場版 お前はまだグンマを知らない』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』)、高杉真宙 (『逆光の頃』『散歩する侵略者』『トリガール!』『想影(おもかげ)』『ReLIFE リライフ』『PとJK』)
間宮祥太朗:真っ直ぐでアグレッシブな役柄を、エネルギッシュ且つ繊細に演じて、観客をスクリーンに釘付けにした。
高杉真宙:過去の自分から脱皮して大人へと一歩踏み出す様を体現し、力強い眼差しや気概によって発せられる逞しさに心を奪われた。
最優秀新進女優賞:石橋静河 (『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKS パークス』)、土屋太鳳 (『トリガール!』『PとJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『金メダル男』)
石橋静河:心の揺らぎを繊細に表現して内面から輝きを放ち、確かな存在感は息の長い女優になっていくことを確信させた。
土屋太鳳:どの役にもひたむきに向き合い、あふれる笑顔と抜群の運動神経で演じ切る姿は、観客の心をわしづかみにした。
最優秀新進監督賞:菊地健雄監督 (『ハローグッバイ』『望郷』)、瀬田なつき監督 (『PARKS パークス』)
菊地健雄監督:確かな演出力で少女たちの今をリアルに切り取りつつ、すべての世代に響くビタースイートな青春映画を誕生させた。
瀬田なつき監督:一つの公園を舞台に、人々の息づかいが幾重にも重なる世界の彩りを軽やかなタッチで描き、映画の豊かさを味わわせてくれた。
第28回TAMA CINEMA FORUMは11月17日(土)〜11月25日(日)にわたって開催(19日(月)は休映)
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