稲垣吾郎『ばるぼら』&濱田岳『喜劇 愛妻物語』 TIFFコンペ部門に出品

9月18日(水)16時0分 マイナビニュース

10月28日に開幕する第32回東京国際映画祭(TIFF)で、映画祭の顔となる「コンペティション部門」にて日本映画2作品、稲垣吾郎二階堂ふみ出演の『ばるぼら』(手塚眞監督)と濱田岳水川あさみ出演の『喜劇 愛妻物語』(足立紳監督)の出品が決定した。

『ばるぼら』は、漫画家・手塚治虫氏が70年代に発表していた、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなどさまざまなタブーに挑戦した問題作を、手塚治虫生誕90周年を記念し、手塚治虫の実子である手塚眞監督が映画化した作品。異常性欲に悩まされている売れっ子耽美派小説家・美倉洋介を稲垣吾郎、自堕落な性格のフーテン女・ばるぼらを二階堂ふみが演じる。撮影監督として鬼才クリストファー・ドイルも参加している。

『喜劇 愛妻物語』は、足立紳監督が自身初の自伝的小説『喜劇 愛妻物語』を原作に、自ら脚本・監督を務め映画化した作品。うだつのあがらない脚本家の夫と、その夫を罵倒し続けながら家計を支える妻を通して描かれる夫婦賛歌だ。脚本家・豪太を濱田岳、その妻・チカを水川あさみがコミカルかつ熱く演じ、笑い泣き必至の“人情派夫婦活劇”を描き出している。

両作品の監督からコンペティション出品を受けての歓喜のコメントも到着した。

■『ばるぼら』手塚眞監督

第32回東京国際映画祭に参加できることを光栄に思います。手塚治虫生誕90周年に念願の作品を映画化できたのは、まさに芸術の女神(ミューズ)が微笑んでくれた奇跡です。「ばるぼら」は手塚治虫の異色作と言われていますが、ぼくにはストライク・ゾーン。一筋縄ではいかない悪魔主義的な物語は、麗しい稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんの身体を張った競演にクリストファー・ドイルさんの美学が絡まり合って、魅惑的な夢に変容しました。アートとエンターテインメントの境界を揺らぎつつ、その融合を目指した映画です。耽美的な愛と狂気の寓話をどうぞ味わってください。

■『喜劇 愛妻物語』足立紳監督

この映画に出てくる柳田夫妻は、他人から見ればなぜ一緒に居続けるのか理解に苦しむような夫婦かもしれない。別れればいいのにと思われるかもしれない。罵り合いながら無理矢理一緒に居続けているような未熟な夫婦だ。でもそんな未熟な夫婦の無理矢理な絆というのも、もしかしたら強靭な絆なのかもしれない。夫婦という一対一の面倒くさい人間関係を諦めず、しつこく幸せになることを追い求める彼らの姿は滑稽で生命力に溢れていて、映画で描きたいと思った。そして近頃の日本の社会は未熟で不完全な人たちに不寛容すぎるから、許すことはもちろんのこと、許してもらおうとすることも大切だとこの夫婦を通して描きたかった。

『ばるぼら』手塚眞監督
『喜劇 愛妻物語』足立紳監督

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