竹中直人、話題の映画『カメラを止めるな』に感じた“専業俳優”としての危機感

9月18日(火)8時40分 オリコン

専業俳優としての危機感を真摯に明かした竹中直人

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 激しい自主規制などにより“テレビ離れ”が叫ばれる中、さまざまな動画配信サービスがオリジナル番組を制作。テレビよりも表現に自由度があるということで、地上波で活躍する大物芸能人も、これらに出演することが珍しくなくなっている。今回話を聞くことができた俳優・竹中直人もそんな動画配信サービスのオリジナル番組に出演するひとり。現在配信中の『今田×東野のカリギュラ』シーズン2(Amazon Prime Video)では、『自作自演やらせドッキリ』企画に挑戦している。増加傾向にある動画配信コンテンツへの率直な思いや、話題作『カメラを止めるな』に感じた、専業俳優としての危機感などを真摯に明かした。

■話題の映画“カメ止め”を観た感想は、「オレたち俳優はどうなっちゃうの!?」って

ーー最初に『カリギュラ』から本企画の依頼が来たときはどう思われましたか?

【竹中直人】斉藤くん(ジャングルポケット)と、今年公開された『レオン』という映画の撮影で共演したんです。そのとき「また一緒にできたらいいね」って話をしていたので、こんなに早く実現して、とても嬉しかったですね。

ーー竹中さんは、映画、テレビ、舞台などマルチに活躍されていますけど、今、表現者として動画配信サービスの普及や、“新たな活躍の場”として動画配信サービスについてはどうお考えですか?

【竹中直人】手元で見れちゃうっていうのがすごいなぁとは思いますよね。どんなところでも見れるじゃないですか。この間、映画『カメラを止めるな!』を観てきたんです。青春ものではあるけれど、バラエティ番組が映画になったような印象もありました。表現の種類も、披露する場所も増えているからこそ、もっともっといろんな形が、生まれるんだろうなって思います。今度はこっち(動画配信の番組)から映画になるっていうこともあるんだろうなって思ったりもしますね。いろんなものが自由になってきたからこそ逆に大変だって感じることもあります。

ーー確かに、予算が少なくても作品を作れたり、素人も表に出てきやすい環境が整っているので、ライバルが増えることも考えられますね。

【竹中直人】『カメラを止めるな!』も、役者さんは無名の人たちですよね? 無名の人でも面白い人がたくさんたくさんいるから、「オレたち俳優はどうなっちゃうの!?」って不安もありますよ。動画配信サービスが普及することで、役者の需要も変わっちゃうんじゃないの?って。
そういった不安はデビューした27歳のときからずっと抱えていますけどね。最初じゃ「1年で消えるな〜」なんて思ってましたし。大した才能もないのに、なんとかこの年齢までもっちゃったけど。そういう不安は、役者ならみんなあるんだろうなって思います。


■“リアリティ”への需要が増えている今、「役者必要ないだろう」と思うことも

ーー竹中さんのようなベテランでも不安を抱えているのが意外でした。役者の仕事に安定なんてないと思いますか?

【竹中直人】ないでしょうね。「これでよし!」ってことがないからこそ作り続けていけると思うし。それに、配信サービスも含め、これだけ映像表現が変化してきたことには誰もが危機感を感じてるだろうと思いますよ。だって今、あれもすごいんでしょ?『テラスハウス』とか。

ーードキュメンタリーの要素が入ったリアリティ番組ですよね。

【竹中直人】僕の子どもたちがハマってますよ。あれ見ると「わ〜、もう役者必要ないだろう」って思っちゃいますね。

ーー確かに、リアリティという部分の面白さはありますよね。

【竹中直人】そうですよね。でも僕もう、そういう世界はついていけないです(笑)。昔は長期で地方ロケに行くときは旅行バッグに単行本を詰めてたくさん持って行きましたが、今はもう携帯があればどこでも時間つぶせるし、簡単に映画も観れますもんね。「久しぶりにブルース・リー観たい!」と思ったらすぐ手元で見れちゃうわけだから。いや〜、変わっちゃった、助けてぇ〜って感じです。

オリコン

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