安倍首相の父・晋太郎氏は特攻隊生き残り 祖父より父に学べ

9月18日(火)7時0分 NEWSポストセブン

祖父・岸信介氏の話題は多く出すが・・・(時事通信フォト)

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 合計238歳になる元参議院議員(自民党)の村上正邦氏(86)、元参議院議員(民主党など)の平野貞夫氏(82)、元参議院議員(共産党)の筆坂秀世氏(70)によって結成された「老人党」。政界の裏も表も深く知る、彼らの座談会が面白くないはずがない。何かと祖父・岸信介を話題にする安倍晋三首相の歴史認識について語り合った、老人党座談会の様子をお届けする。


平野:安倍さんは薩摩の桜島をバックに総裁選の出馬表明をしたじゃない。そのときの講演で、「しっかり薩摩と長州で力を合わせ、新たな時代を切り開いていきたい」と言った。私は20年ほど前に、明治以降の政党政治の歴史をまとめた『議会制度百年史』の編集に携わったんですが、その出版記念会でお父さんの安倍晋太郎さんは、「日本の議会100年は長州の官僚政治が負ける歴史だ。政党が勝つ歴史だ」と演説したんですよ。それを思い出した。政党政治の歴史は薩長の官僚政治との闘いだったんです。息子は父親の学んだ日本の政治史が全くわかっていないなと。


村上:勉強不足ですよ。安倍は祖父の岸さんのことばかり話すけど、親父さんから学んだほうがいい。


平野:安倍晋太郎さんは特攻隊の生き残りですからね。だから、戦争にも非常に厳しい見方をしていた。


村上:今、NHK大河で『西郷どん』やっているでしょう。あれを見ながら、安倍は西郷を生き返らせよう、自分が西郷になってやろうと思っているんですよ。



平野:何か悪いものでもついているんじゃないか。


村上:西郷になりきっている。憲法改正を最初にやれば、西郷のように歴史に名を残せると。


平野:憲法改正については、憲法施行50年を機に、村上先生が主導して、私がお手伝いして憲法調査会の議連を作ったんだよ。慌てて臨時国会で発議するなんていういいかげんな話じゃない。国民のコンセンサスをどうやって作っていくかという骨太な憲法調査会を作った。


村上:そうそうそう。


平野:安倍さんはそのベースをぶち壊し、北朝鮮問題を利用して拙速に改憲を進めようとしている。


村上:北朝鮮問題を解決するなら、改憲よりも、まず金正恩に意思を通じさせることが先だろ。


平野:安倍さんは自分が総理になるために、拉致問題を政治的に利用したからね。平壌宣言を潰したのも安倍さんだし。


村上:政治利用したと言われたくなければ、もっと真剣に取り組まないと。アメリカ大統領に依存しているだけじゃないか。



筆坂:拉致解決は難しいとは思うけど、まず日本は当事者にもなっていない。結局トランプ頼みで。どんなに返り血浴びようとも、自分が当事者にならないと。拉致被害者の家族は、安倍さんに平壌に乗り込んでほしいと思っているでしょ。


平野:なんにしても、拉致問題が解決できないことを憲法のせいにしたらダメよ。


筆坂:それはそう。憲法改正しないと解決できないというのは、解決しませんと言っているのと同じ。


平野:自分の命をかけてやらなきゃ。


村上:そうそうそうそう。


※週刊ポスト2018年9月21・28日号

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