うつ病公表のサカナクション山口一郎「揺り戻しに怯えながら生活...『休む』という実感を得たい」

2024年9月19日(木)8時13分 スポーツニッポン

 5人組ロックバンド「サカナクション」のボーカル・山口一郎(44)が19日、自身のインスタグラムを更新。「休む」ことへの思いをつづった。

 山口は22年5月に「帯状疱疹」と診断されたことを報告。同7月には極度の倦怠(けんたい)感や疲労状態などの不調が続いていたとして同月いっぱいの休養を発表し、バンドの全国ツアーをキャンセルした。

 その後SNSを再開してラジオなどにも復帰。昨年10月からソロツアーを行い、そのファイナルとなった今年の1月のステージで、自身がうつ病であると公表。4月からサカナクションとして2年ぶりとなるアリーナツアーを開催していた。

 「『しっかりと休む』という技術を習得している人に憧れる」と吐露。「僕にとって休むとは『ただ寝る』だった。病気と対峙している渦中だから、寧ろ寝ることしかできなかったのだけれども、病気になる前からそうだったと思う。気の許した人と会う時も、家族と会うとしても、誰かと何かをするという時点で『休み』とは感じなくなっていた」と明かした。

 「休むレベルが高い人は、休日にハードな運動をしたり、朝から人と外出し、歩いたり、食べたり、話したりしている。僕からするとそういう人達は、休みのエキスパートだ」とつづった。

 「まだ揺り戻しに怯えながら生活をしている中、制作やレコーディングが始まっているが、今までよりメンバーに委ね、頼っている。その分、療養に時間を充てさせてもらっているのだが、ただの『療養』から『休む』に昇格させたい。『休む』という実感を得たい」と記し、「今月も母から実家の猫の様子が送られてきた」と実家の愛猫の写真をアップした。

スポーツニッポン

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