“永遠の童顔”多部未華子 “話題にならない女優”はどう開花したのか

9月20日(金)17時0分 文春オンライン

 今年30歳になった多部未華子が主演するNHK金曜10時のドラマ「これは経費で落ちません!」が、終盤を迎えている。



初の平成生まれの朝ドラヒロインだった ©共同通信社


「今期は石原さとみ(32)や上野樹里(33)の主演ドラマが華やかな話題を振りまきましたが、その陰で人気を伸ばしたのが『これは経費で〜』。メーカーの経理部を舞台に、公私混同は見過さない、堅く奥手な経理女子を多部が好演。“こんな子いそう”と思わせる演技が光っている。視聴率はこの枠としては上々の6%台。続編も検討されています」(放送記者)


 多部が所属していたヒラタオフィス(現所属は系列のヒラタインターナショナル)は女優の育成に定評がある。2002年、13歳でデビューし、先輩の宮﨑あおい(33)に次ぐ存在として期待された多部。16歳でブルーリボン賞新人賞を受賞。09年にはNHK連続テレビ小説『つばさ』のオーディションを勝ち抜き、ヒロインとなった。


「しかし視聴率は伸びず、平均13・8%と当時の歴代朝ドラワーストを記録してしまった。その後は東京女子大を6年かけて卒業しつつ、ドラマ・映画と幅広く活動。業界の評価は高かったが、世間的にはあまり話題になる女優ではなかった」(ドラマ制作関係者)



6年前の熱愛報道も話題にならず


 朝ドラの蹉跌に加え、“お姉さん世代”の女優たちの存在も、多部にとって高い壁になった。


「00年デビュー組の綾瀬はるか(34)と長澤まさみ(32)、翌年デビューの沢尻エリカ(33)らが常に話題を独占。清純派の多部とは対照的に、彼女たちはグラビアでの肌の露出も多く、男性目線を意識した売り方。さらに沢尻を筆頭にスキャンダルも続々提供。多部にも6年前、窪田正孝(31)との熱愛報道がありましたが、それもさして話題にはならなかった。公私にわたって若手女優ブームの波に飲み込まれた感がありました」(芸能デスク)


 決して派手ではない存在の多部だが、彼女を支えてきたのが芸。すなわち役になり切る演技力だという。11年の民放連ドラ初主演作「デカワンコ」(日テレ系)ではロリータファッションに身を包み、人間離れした嗅覚を持つ女刑事を怪演。4年後には同じく日テレの「ドS刑事」で見事な鞭さばきを披露した。


「その“憑依女優”ぶりは、『これは経費で〜』でも活かされている。決して感情的にならず、粛々と無表情で不正を暴く。先輩の宮﨑と同じく“永遠の童顔”が持ち味の多部ですが、宮﨑に追いつき、追い越す存在になりつつある」(前出・放送記者)


 未だ華咲かなかった子、全面開花の秋。



(「週刊文春」編集部/週刊文春)

文春オンライン

「多部未華子」をもっと詳しく

「多部未華子」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ