『渡辺篤史の建もの探訪』建物と家具が調和 季節の移ろいを楽しむ家を訪れる
2024年9月20日(金)10時0分 オリコン
東京都東村山市に建つ伊藤邸は、2023年3月に竣工した木造在来工法の住宅で、家具デザインに定評のある建築家・小泉誠氏が細部まで手がけた「季節の移ろいを楽しむ家」。
南北に抜ける約16畳の主室は、食堂と小上がりの畳の間を緩やかに仕切る階段が配置され、空間に開放感を持たせながらも機能的な設計がなされている。畳の間の南面には大窓があり、西面には「窓ベンチ」が備わり、机としてもベンチとしても利用可能。さらに、ウッドデッキが隣接し、食事やお茶の時間を楽しむ場所としても活用できる。
また、2階には個室や家族共用のスタディコーナー、書斎も完備され、ホールは第2の居間として利用できる広々とした空間に仕上がっている。家全体が、家具と建物の調和が取れた快適な居住空間で渡辺篤史は何を語るのか。住宅の魅力を見たまま、感じたままに伝えるその言葉に注目だ。
■建物と家具が調和 季節の移ろいを楽しむ家 -東京都東村山市・伊藤邸-
竣工:2023年3月
敷地面積:117.6平方メートル(35.6坪)
建築面積:47.0平方メートル(14.2坪)
延床面積:82.6平方メートル(25.0坪)
構造:木造在来工法
設計:小泉誠/Koizumi Studio