上白石萌歌「役者としてひとつの目標だった」過酷な肉体改造で挑んだ『いだてん』

9月21日(土)9時0分 週刊女性PRIME

上白石萌歌 撮影/佐藤靖彦

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「当時、水泳をされていた方に見えるよう、ファンデーションの色を5トーンくらい下げて、日サロにも通い、体重も7キロくらい増量して。でも屋外の撮影でビックリするくらい日焼けしてしまって、途中からドーランもいらなくなりました(笑)」

 まさに身体を張って役作りに挑んだのは、大河ドラマ『いだてん 〜東京オリムピック噺〜』(NHK総合、毎週日曜、夜8時〜ほか)に日本人女性初の金メダリスト・前畑秀子役で出演中の上白石萌歌(19)だ。

「前畑さんを演じさせていただいて、いちばん痛感したのは、どんなにすごい選手でもひとりの人間で、特別、心が強いというわけではないということ。周りからの期待や、日々いろんなプレッシャーの中で戦っていらっしゃるということを撮影の中でも改めて感じました。だからこそ、選手を見る目も変わりましたし、来年に控えた東京オリンピックがさらに楽しみになりました」

■苦労した役作り



 大河ドラマに出演することは「役者として目標のひとつだった」と話す。

「小さいころから大河ドラマを見て育ったので、出られることが純粋にすごくうれしかったです。あと、小学生のころに住んでいたメキシコでもNHKはリアルタイムで放送されているので、海外に住んでいる友達にも見てもらえるのはすごく誇らしいなと思います」

 演じる前畑といえば、1936年ベルリンオリンピックの決勝レース中、アナウンサーがあまりにも熱が入ってしまい「前畑、頑張れ!」としか言えなかったエピソードが有名だが、

「'32年ロスオリンピックで銀メダルをとったとき“なぜ金をとらなかったんだ”と周りから言われた、その後の彼女の4年間のプレッシャーは半端ではなくて。私にとって“頑張れ”はとてもうれしい言葉ですが、当時の彼女にとっては怒りすら覚えるほど、追いつめられる言葉だったのも、演じていて感じました」

 それほどまでに日本中の期待を背負ったトップアスリートを演じるうえで、上白石自身もかなり役作りには苦労したらしく、

「見た目から説得力を持たせられるようにと、ハードな撮影に耐えられる体力をつけるため1日5食、脂質をメインに常に胃の中に何か入っていて。やせるのと同じくらい、太ることって大変なんだと……(笑)。撮影の半年前から準備を始めましたが、役へ肉体的アプローチをすればするほど、自分の中にセリフも前畑さんの生きざまも落ちてくるような感覚になって、こんな経験は初めてでした」

<プロフィール>

かみしらいし・もか◎'00年2月28日生まれ。'11年『東宝シンデレラ』オーディションでグランプリを受賞。'12年にドラマ『分身』で役者デビュー。最近の主な出演作に映画『羊と鋼の森』、『未来のミライ』(声の出演)、ドラマ『義母と娘のブルース』、『3年A組—今から皆さんは、人質です—』など多数。

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