《お笑い日本勢力マップ2019》“サンドウィッチマン全国完全制覇”を阻止した3組

9月22日(日)12時45分 文春オンライン

 毎年恒例の「好きな芸人」「嫌いな芸人」ランキング。「好きな芸人」部門では、サンドウィッチマンがV2を達成。若手では和牛が大きく躍進する結果となった。一方、「嫌いな芸人」部門では、「闇営業」問題の影響を受けた雨上がり決死隊が初の1位になった( 「好きな芸人」「嫌いな芸人」2019ランキング結果発表の記事参照 )。


 3年目となる今回は総合順位の発表だけにとどまらず、一歩踏み込んで投票データを分析した 【超深掘り8千字版】 を公開。「なぜあの芸人が嫌われ、この芸人が愛されるのか」を徹底的に調査し、テレビでは分からない芸人たちの「リアルな好感度」に迫っている。



有吉弘行


地元・北海道で気を吐いたタカトシ


 様々なデータの中でも、総合ランキングと違った勢力図が見えてくるのが、《地域別ランキング》。そこには“サンドウィッチマン一強”の死角も見えてくる。



 まず北海道地区は、東北も近いことから“サンド勢力圏”。安定した力を見せてトップだった。そんな中で唯一、気を吐いたのが、3位の北海道出身・タカアンドトシだった。


「地元の芸人で、2人の仲の良さがにじみ出ており、同郷人として観ていてホッとする」(男・57・北海道)


 札幌よしもとからデビューしたタカトシが、地元の声援に後押しされてのランクインとなった。



 サンドウィッチマンの地元・宮城を抱える東北地区は、「好き」の投票の実に33.3%のサンドに集中し、もはや“組織票”の域。岡山県出身の新興勢力・千鳥が台頭し、4位に滑り込んだが、お膝元のサンドにあっさりはね除けられた格好だ。


 関東地区も首位はサンド。5位の有吉弘行(広島出身)は、なぜか栃木県2位、埼玉県2位と北関東で強い。


「MCとしてもしっかりしているけど、気の置けるメンバーと一緒に居る時ははしゃいで楽しそうにしている姿が素敵だと思う」(女・22・群馬)


 このコメントに代表されるように、若い女性からの支持を取り付けた有吉。


 一方、東京都のみのランキングを見ると、浅草を拠点に活躍する漫才コンビ・ナイツが5位にランクイン。下町芸人の面目躍如となった。


 中部地区の首位もサンドだが、じつは北から距離が離れるにつれて、その人気に変化が見えてくる。細かく見ると、長野県では明石家さんまが単独1位、愛知県でもさんま、新潟県ではナイツが、サンドと同数で首位なのだ。



 そして、サンドウィッチマンの“天下統一”に待ったをかけたのは、近畿地区を抑えた明石家さんまだ。近畿ではサンドは2位。「大阪は吉本の大御所・明石家さんまの大票田なのでは」という予測もあったが、実際には、大阪府でのランキングは1位がサンド、2位がダウンタウン、3位が明石家さんまという結果だった。しかし、さんまは、地元・奈良をはじめ、京都府や兵庫県で1位を獲得し、「オール関西」のポイントを獲得して近畿トップに立った。


アンガールズから喜びの声が


 続いて、中国地区では地元広島の観光大使も務めた有吉弘行がトップに。4位は岡山出身の千鳥、5位は広島出身のアンガールズと、“地元の雄”が力を合わせて、サンド一強体制を切り崩した。ちなみに岡山県では千鳥人気が圧倒的かと思いきや、有吉が千鳥にダブルスコアをつけて県内首位に立った。


 中国地区5位で、地元・広島県では4位に輝いたアンガールズからは喜びのコメントが届いている。



「広島でずーっと番組やってきたので嬉しい! 広島の人は広島出身の人を凄く応援してくれるので、ありがたい! 最近歯の矯正をして美意識を高めたので、その効果がでました。あと1年で矯正が完全に終わるので、もっとあがるかなぁ」(田中卓志)


「全体25位も大変嬉しいですが、地元で愛してもらって4位に入れた事がとても嬉しいです。広島大好きです!」(山根良顕)



大番狂わせが起きた四国


 さらに、四国で大番狂わせが。今回、ランキング急上昇の和牛(総合4位)だが、ボケ担当・水田信二が地元・愛媛県の熱い支持を受けて、四国地区を制したのだ。とりわけ香川県、愛媛県で、和牛は2位に大差をつけて圧倒的1位に輝いている。



「安心して自分の感情を託し大笑いすることができます。お笑い番組といえば『笑点』を観る程度の四国に住まう自分が、和牛の漫才を観るために大阪や東京の劇場に足を運ぶことになるとは夢にも思いませんでした」(女・49・香川)


 また、四国2位には広島の有吉、四国3位には岡山の千鳥が入り、瀬戸内海を挟んだ地元人気の高さが示された。四国5位にはダウンタウンと同数で、愛媛県出身の女性ピン芸人・友近がランクインした。


「友近扮する水谷千重子の歌唱力がスゴくて面白い。水谷千重子のコンサートにも、友近単独ライブにも毎年行っています」(男・45・愛媛)



 九州・沖縄地区では、サンドウィッチマンが1位を死守。地元の博多華丸・大吉が4位にランクイン。福岡県での博多華丸・大吉の人気はさすがに高く、1位こそダウンタウンに譲ったものの、2位のサンドウィッチマンに1ポイント差に迫る3位につけた。


「若い頃、博多でテレビに出ている時から地元の人は大好き。まさか東京で活動するとは思わなかったけど、地元の人は金曜日午後7時から放送されている番組(テレビ西日本「華丸・大吉のなんしようと?」)は必ず見てしまいます。それだけ地元に愛されている2人です」(女・52・福岡)



「《男女別、地域別、世代別…》12図解でデータ徹底分析『好きな芸人』『嫌いな芸人』2019【超深掘り8千字版】」 では、世代別、地域別の詳細な分析に加え、大躍進を遂げた和牛を支えたファン層の秘密、男女別ランキングでは大きく順位を変えた芸人の分析、さらには、“不倫芸人”のランキング変動の調査まで、12の図解と8000字を超える原稿で紹介している。全文は 「週刊文春デジタル」 ほかで公開している。



(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)

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