「今年はもっと暴れる」俳優兼プロ雀士・萩原聖人 リーグ2年目に感じる危機感/麻雀・Mリーグ

9月23日(月)9時34分 AbemaTIMES

 開幕を約1カ月後に控えたインタビュー当日、笑顔こそ見せたもの、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)は厳しい言葉から質問に答え始めた。「今年は危機感しかないですね」。2018年10月、華々しく始まったプロ麻雀リーグ「Mリーグ」の顔としてフル稼働した男は、2シーズン目が始まる9月30日に向けて、眉間の皺を深くしていた。

 2018シーズンを振り返れば、開幕前のプロ雀士宣言からドラフト指名、俳優業の中でもMリーグについてのコメントを欠かさず、リーグをとにかく盛り上げた。いざ開幕すると、プロ雀士として、またMリーガーとして初勝利を挙げた際には、ニュースでも大きな注目を集めた。だが、その後は不振に陥ると、チームもなかなか浮上のきっかけをつかみきれず、最終結果は7チーム中最下位。瀬戸熊直樹(連盟)、黒沢咲(連盟)とともに、屈辱を味わうこととなった。ただ、「最下位という現実がある中で、去年やってきたことが間違いだとは思っていない。ただ、間違いではないから去年と同じでいいかと言えばそうでもない。変わらずに変えたい、変えずに変わりたい。そういう難しいことにチャレンジしたいと思います」と、麻雀に関してブレは見えない。

 危機感を強く覚えているのは、最も注目を集める選手ゆえに、リーグ全体のことだ。「俳優兼プロ雀士」という異色の肩書きは、「俳優」として長年付き合ってきた各種メディアからも、新たな注目を浴びた。ドラマ、舞台の記者発表でも、自然と集まる人数が増えた。だが、今年は違う。「僕自身、取材本数とか圧倒的に少ないですしね。こっちが宣伝したいと思っていても、2年目となるとそこまで注目されない。すごく危機感ありますよ」。30年以上芸能界に身を置くものとして“初物”であることと、そうでないものが、どれだけ注目度が異なるか、重々承知しているからこそ1年目以上のものを生み出す策に、頭を悩ませる日々だ。

 麻雀においては、十分にやれる自信がある。それは自分だけでなく、29人のMリーガー誰が戦っても、最高峰の麻雀が表現できているという思いがある。物足りなさを感じているのは「個人個人のパーソナリティが豊かになること」だ。「麻雀って、結局誰が打っても、勝負の見え方はおもしろくなるんですよ。Mリーガーの技術水準が高いから、よりおもしろくは見えるんですが、他の人でもやっぱりオーラスはおもしろいわけで。だから2年目は麻雀以外の部分で、何か違ううねりを考えたいんですよね」。誰が打ってもおもしろく映る麻雀では、これまでとなんら変わらない。その先に選手一人一人のストーリーが見えてこそ、より熱狂が大きくなり、あまり触れてこなかった新たなファンにも届く可能性がある。それが選手の喜びなのか、悲しみなのか。昨シーズンも選手が思わず見せた喜びの涙、苦悩する表情が感動を呼び、ファンの涙をも誘った。「今年はもっと暴れてやろうかなとも思ってるんです。Mリーグに夢があるのか。僕はまだあると思っているから続けます」と強く決意した。今シーズンの萩原は、チームの優勝とリーグの盛り上がりのために、アクセルしか踏まない。

◆萩原聖人(はぎわら・まさと)1971年8月21日、神奈川県生まれ。B型。アルファエージェンシー所属。俳優。日本プロ麻雀連盟所属。麻雀番組「芸能界麻雀最強位決定戦 THEわれめDEポン 生スペシャル」では「われポンキング」の異名を取り、優勝回数歴代1位(2017年終了時)。「第1回麻雀大王位決定戦」優勝等、メディア対局でも無類の強さを誇る。著書は「麻雀 逆境の凌ぎ方」。

◆Mリーグ 2018年に発足。同年10月から7チームによるリーグ戦を行い、初代王者の赤坂ドリブンズが優勝賞金5000万円を獲得した。2019シーズンから新たにKADOKAWAサクラナイツが加入し、全8チームによるリーグ戦に。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合を行う。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

(C)AbemaTV

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