大坂なおみはアメリカ代表で東京五輪に!? 二重国籍選手の日米争奪戦

9月23日(日)17時0分 文春オンライン


日本のうなぎ、寿司、焼肉が好物 ©共同通信社


 テニス4大大会の1つ、全米オープンを制した大坂なおみ(20)。国内外で快挙が大きく報じられる中、日米両方の国籍を持つことも広く知られるようになった。日本の法律上、22歳までに国籍を選ぶ必要があるが、彼女の「選択」に関心が高まっている。


「彼女の実力を考えれば、2年後の東京五輪で金メダルも十分狙える。現在は『日本代表で出場したい』と公言していますが、アメリカもかつてハイチ系アメリカ人の父親に『大坂のあらゆる面倒を見る』とアプローチをかけたことがある。まだ予断を許しません」(全国紙スポーツ担当記者)


 日米の二重国籍を持つ選手として世界の舞台で活躍しているのは大坂ばかりではない。スポーツクライミングの白石阿島(あしま)もその1人。スポーツ紙五輪担当記者が解説する。


「日本人の両親がアメリカに移住した後に生まれ、日本語も英語も話せます。まだ17歳ですが、岩場では女性の世界初となる登頂記録を次々に樹立。リードとボルダリングでは19歳以下のカテゴリーで3年連続世界ランク1位です。『TIME』誌の『最も影響力のあるティーン30人』にも選出され、日本でも製薬会社や航空会社のCMに出演してきました。東京五輪でもメダル確実と目されるだけに、関係者の間で『ぜひ日本代表で』と期待されてきましたが、今年になりアメリカ国籍で目指すと決めたようで、落胆の声が広がっています」



なぜ二重国籍の選手に注目が集まるのか?


 サーフィンにも逸材がいる。


「20歳の五十嵐カノアもすごい。アメリカに移住した日本人の両親の下で生まれ育ち、全米オープンを連覇するなど世界屈指のサーファーの1人です。両国間で激しい綱引きがありましたが、祖父母の気持ちなども考え、昨年、日本代表を選びました」(同前)


 こうした二重国籍の選手に注目が集まるのはなぜか。


「五輪のメダルへの期待は当然あります。その一方、白石のCM出演が象徴するように、スター選手が現れると競技への関心が高まり、スポンサーもつきやすくなって競技団体が活性化する。それで広告代理店やメディアなども含め、国籍の選択に一喜一憂するのです」(前出・全国紙記者)


 記者会見での国籍に関する質問で、「私は私」と答えた大坂。本人の思いとは別に、東京五輪へ向けて彼女の決断への注目度はさらに高まる。



(「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年9月27日号)

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