『グッド・ドクター』『dele』『この世界』7月クール話題の3作、満足度結果は

9月23日(日)11時0分 オリコン

木曜劇場『グッド・ドクター』、9月13日放送の第10話(最終回)より (C)フジテレビ

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 週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が、視聴者を対象に行うドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」。最新の調査(集計期間:9月11日〜17日)で、7月期ドラマのなかでも特に世間の話題を集めた、木曜劇場『グッド・ドクター』(フジテレビ系/木曜22時)、金曜ナイトドラマ『dele』(テレビ朝日系/金曜23時15分)、日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS系/日曜21時)が最終話を迎え、それぞれ『グッド〜』は94Pt、『dele』は91Pt、『この世界〜』は72Pt(ともに100Pt満点中の数字)を獲得した。『グッド〜』と『dele』は自己最高タイの高ポイントで有終の美。なお、最終話を受けての「ドラマバリュー」全話平均は、『グッド〜』が88.8Pt、『dele』が87.6Pt、『この世界〜』が80.6Ptとなった。

◆難役演じた山崎賢人の好演が『グッド・ドクター』の人気をけん引

『グッド・ドクター』は、自閉症スペクトラム障がいでサヴァン症候群の主人公・新堂湊(山崎賢人)が、周囲からの偏見や反発にさらされながらも、小児外科医として成長していく姿を描くヒューマンドラマ。13年に韓国放送公社で放送され人気を博したパク・ジェボム脚本による同名ドラマを原作にしながらも、現在の日本の小児医療の現状や取り巻く問題点にも鋭くメスを入れたリアリティに富んだ仕上がりとなっており、初回から83Ptと高ポイントを獲得。その後も高水準をキープし、最終話では5話に続いて自己最高タイの94Ptをマークした。

 9月13日放送の最終話では、長らく病と戦う女の子と不慮の事故で緊急搬送された女の子、2人の女の子の命にまつわる感涙必須の家族ドラマが展開された。ドラマバリュー結果を項目別に見ると(全5項目、1項目20Pt満点)、「主演」「主演以外のキャスト」で20Pt満点、「ドラマの内容」で19Ptを獲得、作品の要となる3項目で高い満足度を記録した。

 自閉症スペクトラム障がいでサヴァン症候群の医師という新境地への挑戦で、スタート時から注目されていた主演の山崎は、最後まで見事に難役を演じきり、最終話での山崎の演技に対しても「山崎さんの演技が良く、とても感動した」(10代女性/栃木)、「演じているように見えないくらい山崎さんの演技がナチュラルで、物語も感動した」(40代女性/東京)との絶賛の声が寄せられている。同作は視聴率も好調で、全10話のうち第8話を除く計9回で2桁を獲得。本作のヒットは山崎の好演があったからこそ、と言っても過言ではなさそうだ。

◆深夜ドラマながら高満足度をキープした『dele』

 同じく自己最高ポイントで幕を下ろした『dele』は、依頼人の死後、不都合なデジタル記録を“内密に”抹消する仕事を請け負う2人の主人公(山田孝之菅田将暉)が、任務を遂行しようとするたび、さまざまな問題に巻き込まれていくスリリングな物語。最終話では、坂上圭司(山田)と真柴祐太郎(菅田)が出会う以前の“過去”を紐解く物語で、視聴者を引きつけた。

 本作は、「主演」「主演以外のキャスト」「ドラマの内容」の3項目の評価が一貫して高く、それぞれの項目の累積平均は「主演」19.8Pt、「主演以外のキャスト」19.8Pt、「ドラマの内容」19.4Ptを記録。深夜ドラマという性質上、視聴率で見るとさほど高いものではないが、「ドラマバリュー」の数字を見るといかに本作が質の高いドラマであったのかがよくわかる。

◆『この世界の片隅に』最終回の“現代パート”への評価

 こうの史代氏の同名漫画を実写化した『この世界の片隅に』は、16年公開のアニメ映画が“口コミ”からロングヒットしたことで、放送前からアンチ実写化の声も聞かれた作品。また、アニメにはない“現代パート”を盛り込んでいることから、初回満足度が64Ptであるようにスタート当初は賛否両論を巻き起こしていたが、アニメ同様、戦時中の日常が丁寧に描かれる物語、それを体現するキャストの演技が評価を集め、中盤以降は90Pt前後の高い満足度をキープしていた。

 最終話では、長く苦しい戦争が終わり、再生に向けて歩みだす人々の姿が丁寧に描かれた。これまでよりも“現代パート”によるシーンが多く、「ドラマの内容」の項目が20Pt満点中2Ptと伸び悩んだものの、現代にまで物語をつなぐチャレンジングな物語に対しても「意外な結末で良かった」(30代女性/東京)、「もう少し“その後”が見たかった」(30代女性/大阪)との声も寄せられている。

 いよいよ、次週調査では今期No.1ヒットとの呼び声も高い『義母と娘のブルース』(TBS系)の最終話の結果が明らかとなる。最終話では今期最高の視聴率19.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を叩き出したが、視聴者満足度もどこまで伸ばしたのか注目だ。

【オリコンドラマバリューとは】
オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。

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