ハナコ、KOC優勝でお笑い界に新風 若手芸人の台頭に期待高まる

9月23日(日)5時0分 オリコン

“コント芸日本一”に輝いたハナコ(左から)菊田竜大、秋山寛貴、岡部大 (C)ORICON NewS inc.

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 “コント芸日本一”を決める『キングオブコント(KOC)2018』決勝戦が22日、東京・赤坂のTBSで行われ、トリオ結成4年目のハナコが11代目キングの栄光に輝き、優勝賞金1000万円を獲得した。大会後に行われた囲み取材では、大勢の報道陣を目の当たりにし「うわーすげー実感沸かない」と率直な感想を漏らした3人。審査員長のダウンタウン松本人志も「4年目でこのレベルはなかなかですよね。2本とも面白かったですから。この先の将来が楽しみ」と絶賛するなど、文句なしでキングの座を勝ち取った。

 2014年に結成し、『ワタナベお笑いNo.1決定戦2018』『お笑いハーベスト大賞2018』の優勝経験を持つハナコは、菊田竜大(31)、秋山寛貴(27)、岡部大(29)の3人組。1stステージは3位の464点だったが、ファイナルステージは472点と巻き返し、トータル936点。一方、1stステージ1位のチョコレートプラネットは、ファイナルステージで440点と振るわず、トータル918点で3位に沈み、ハナコが逆転で総エントリー数2490組の頂点に立った。

 秋山は優勝直後の率直な思いを「勝とうということで1年間頑張ってきて、決勝に行った時点で夢のようで実感が沸かなかったんですけど、この囲まれている状況の訳がわからないです。信じられないです」と説明。岡部も「誰よりも楽しもうと決めていたので、準備は万全にしていきました。きょう本当に楽しくコントができたので、それがお客さんに伝わったんじゃないかな」とかみしめるように語った。

 結成4年目ながら各賞レースで結果を残すなど、実績は十分。ところが、収入面ではまだまだのようで、秋山が「お笑いの収入は平均月収1〜2万円です」と明かすと、岡部も「先月は恥ずかしい話、0円でした。給与明細が届かなくて、事務所に問い合わせたら『0円の月は出さないです』と言われまして…」とポツリ。しかし、千載一遇のチャンスをモノにし、芸人としての実力で1000万円をもぎ取った。

 優勝賞金の使い道については、2本のコントでの「出番が少ない」とイジられていた菊田が「3等分でお願いします。そこは平等に」とにっこり。築地市場の塩屋でバイトをしている秋山が「本当に今までお笑いの収入がなかったので、お礼回りと、バイト先のシャッターがボロいので、それを直したい」と明かすと、岡部も「本当に犬が大好きで、実家に住んでいた頃は飼っていたので、もし運命的な出会いがあったら飼いたいです」と1本目のネタで自身がなりきった犬との暮らしを夢見た。

 寿司屋でバイトをしている岡部が「朝5時起きで、週3〜4くらいでやっています」と話すと、秋山は「僕のバイト先の向かい側で、半径5メートルくらいのところにあるので、バイト中に岡部が出てきてネタの設定を話したりすることがある」と常に頭の中はお笑いのことでいっぱい。そんな2人とは対照的に、ネタ作りに参加していない菊田は「それでも3人でやっていきます」と力強く宣言して笑わせた。

 ハナコと同じワタナベエンターテインメント所属で、昨年の同大会では準優勝ながら強烈なインパクトを残したにゃんこスターは、当時結成わずか5ヶ月だった。若手芸人にスポットを当てたフジテレビ系バラエティー番組『新しい波24』(2017年4月〜9月)で、ハナコとともに共演していたゆりやんレトリィバァは、昨年12月に行われた女芸人No.1を決める大会『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ ダブリュー)』で初代王者に輝き、霜降り明星も昨年9月の『第38回ABCお笑いグランプリ』で優勝した。

 そんな中にあって、今回ハナコが手にした『KOC』優勝は、若手芸人の勢いを改めて感じさせるものとなった。2月に『ワタナベお笑いNo.1決定戦』のチャンピオンに輝いた際には「今年は賞レース全部獲ろうと約束したので、キングオブコント、ABCお笑い新人グランプリ、NHKお笑い新人大賞、お笑いハーベスト大賞を取れるように頑張っていきます」との意気込みを語っていた3人。お笑い界に、確実に新たな風が吹き始めている。

■『キングオブコント2018』ファイナルステージ順位
1位 ハナコ 936点(1st:464点 ファイナル:472点)
2位 わらふぢなるお 922点(1st:468点 ファイナル:454点)
3位 チョコレートプラネット 918点(1st:478点 ファイナル:440点)

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