フジ宮内社長 10月改編あるのに母校慶應の評議員選挙に執心

9月23日(日)16時0分 NEWSポストセブン

視聴率は低迷中(時事通信フォト)

写真を拡大

 自民党総裁選のニュースが盛んに報じられるなか、フジテレビ内では別の「選挙」が注目されていた。フジの社員はこう話す。


「宮内正喜社長が出身大学である慶應義塾の評議員選挙に立候補しているのですが、その“選挙運動”が局内で過熱しているんです。特に上層部に慶應出身者が多いためか“俺は10票集めた”などと競い合い、一時は“お台場に選対本部を作る”という話まで出た。各セクションで部長クラスの上司から慶應OBの社員に“よろしく”という声掛けもありました」


 フジ局内では、宮内氏が慶應OBに送付したとされる「暑中見舞い」の文書もバラ撒かれた。そこには〈愛し続ける慶應義塾のためにささやかながら尽力〉するとして〈大変不躾なお願いではありますが、この度の評議員選挙に際しまして、貴台の温かいご支援を頂戴できれば、誠に幸甚と存じます〉と書かれていた。


 宮内氏がそこまで熱を入れる慶應義塾評議員選挙は4年に1度行なわれ、第35期の選挙は10月1日が投票締め切りだ。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏はこう解説する。


「一般的に、日本の大学において理事会が最高意思決定機関で評議員会は諮問機関ですが、慶應は例外。評議員会が最高意思決定機関なのです。無報酬ながら慶應全体の経営に関わる権限を持つ。公選法とは無関係なので、白票の売買や企業単位の集票活動など毎回過熱しています。主に政財界の有力者が多く、メディアでは元読売新聞社長の滝鼻卓雄氏、元NHK副会長の今井義典氏がいます」



 今回の候補者名簿にも、上條努・サッポロホールディングス会長、佐治信忠・サントリーホールディングス会長、武者小路千家家元、スルガ銀行会長(9月に辞任)と多士済々。


 宮内氏は昨年6月に、視聴率低下に苦しむフジ社長に就任。その直前には、当時社長を務めるBSフジで「慶應OB会(卒業50年塾員招待会)のために入社式の日取りをずらした疑惑」を本誌が報じた(2017年6月2日号)。


「社長に就任した宮内氏は“非常事態宣言”を発し、20年以上続いた長寿番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』を終了させるなど古いしがらみの数々を断ち切ってきた。その経営手腕は一定の評価を受けていたんです。それなのに勝負をかけた10月改編を前に母校の選挙にご執心だったことで、若手社員を中心に“そんなことをしてる場合か”と反発が広がってしまった」(前出・フジ社員)


 宮内氏の局内での選挙運動についてフジに聞くと、「社業とは関係のないプライベートなことについてはお答えしておりません」(企業広報室)とのこと。


“票読み”より視聴率アップのほうが大事なのでは?


※週刊ポスト2018年10月5日号

NEWSポストセブン

「宮内正喜」をもっと詳しく

このトピックスにコメントする

トピックス

BIGLOBE
トップへ