松坂桃李が時代劇初主演 佐伯泰英氏の傑作『居眠り磐音』初映画化「私はなぜか初物に強い」

9月24日(月)6時0分 オリコン

松坂桃李が時代劇初主演!映画『居眠り磐音』ティザービジュアルが公開(C)2019映画「居眠り磐音」製作委員会

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 シリーズ累計発行部数2000万部突破のエンターテインメント時代小説シリーズ『居眠り磐音 決定版』の映画化が決定し、主人公・坂崎磐音を時代劇初主演となる俳優の松坂桃李(29)が務めることが24日、わかった。松坂は「幅広い世代の方に楽しんで頂ける作品になっていると思いますのでよろしくお願いいたします」とコメントを寄せている。

 原作は、10を超える全シリーズの売上累計が4500万部を突破している佐伯泰英氏の作品。その佐伯氏の最高傑作であり、2002年に双葉社から文庫が刊行され、シリーズ51巻で驚異の累計発行部数2000万部を突破した本作は、「平成で最も売れている時代小説」シリーズとして多くの時代小説ファンの心をつかみ、07年にはNHKでドラマ化もされた。

 明和9年(1772年)4月、3年間の江戸勤番を終えた坂崎磐音(松坂)は幼なじみの2人と共に、九州・豊後関前藩に戻った。だが帰藩早々に起きた“事件”により、磐音は1日にして2人の友を失い、祝言を間近に控えていた許婚の小林奈緒を残したまま関前を後にすることになってしまう。

 江戸に辿り着いた磐音は、六間掘の金兵衛長屋で長屋暮らしを始める。不慣れな浪人暮らしを送る中、磐音は昼は鰻割きとして、夜は両替商・今津屋で用心棒の仕事を始めることになり——。江戸下町の人々との心温まる交流、そして、颯爽と悪を斬る磐音の剣、胸をしめつける男女の恋模様を描く、新しい本格時代劇エンターテインメントとなる。

 監督は『ゲゲゲの鬼太郎』『超高速!参勤交代』シリーズ、『空飛ぶタイヤ』の本木克英氏。脚本は、NHK大河ドラマ『平清盛』や、近松門左衛門の生涯を描いたNHK木曜時代劇『ちかえもん』を手掛け、同作で時代劇の脚本としては初となる第34回向田邦子賞を受賞した藤本有紀氏が務める。

 映画『居眠り磐音』は、2018年3月よりクランクインし、大分県杵築市や京都近郊での撮影を経て4月にクランクアップ。2019年5月17日全国公開予定。

■松坂桃李(主人公・坂崎磐音役)
僕が演じた坂崎磐音は穏やかで静かな空気を纏いつつ心の奥底に青い炎を燃やしている、そんな男です。
年寄り猫のような磐音、彼の中で時間がゆっくり流れているような。
クランクイン前に殺陣や所作に加えて、鰻捌きの練習をしてきましたが、非常に難しく心が折れそうになりました。
本木監督はじめ、アクションチーム、京都のスタッフさん、共演者の皆様に支えていただき、何とか最後まで演じきることができました。
幅広い世代の方に楽しんで頂ける作品になっていると思いますのでよろしくお願いいたします。

■原作者・佐伯泰英
「居眠り磐音」は、時代小説としては異例の51巻の長大シリーズだ。松坂桃李君主演で映画化されることになった。
私にとって映画化は初めてなら、松坂君にとっても時代劇初主演だそうだ。
私はなぜか初物に強い。文庫書下ろし時代小説という出版形態を確立したのも私である(いささか強引過ぎるかもしれぬが)。これほどの「初物」づくしの撮影現場を京都の太秦松竹撮影所に見物に行った。何十年ぶりだろう、映画スタジオに足を踏み入れたのは。その瞬間、数十年の空白(日芸映画科卒業、撮影助手が最初の仕事だ)が掻き消えて、現場の高揚感と緊張感が私の身を包み込んだ。磐音役の松坂君も初々しかった。初物づくしの映画は、ビギナーズ・ラックを生み出すに違いない、そう原作者は確信している。

■監督・本木克英
あたかも娯楽時代劇の傑作に観入るかのような佐伯泰英原作の読み心地を、映画でも現出したいと思いました。
松坂桃李さんという新鮮な才能を得て、本格派の時代劇がよみがえりました。

オリコン

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