冠番組は30年目に突入、ダウンタウンの人気はなぜ続くのか

9月24日(月)7時0分 NEWSポストセブン

長きにわたってお笑い界の第一線を走り続けるダウンタウン(写真:時事通信フォト)

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 1990年代からゴールデン帯に冠番組を持ち続け、お笑い界のトップに君臨しているダウンタウン。1989年10月開始の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)はいよいよ30年目に突入、1993年10月開始の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)とあわせて長寿番組になっている。その他にも、突飛な企画で好評の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)、はしご酒の本音トーク路線に変更以降好調の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)と、コンビとして4本のレギュラー番組を持っている。


 栄枯盛衰の激しいお笑い界において、なぜ彼らはトップに君臨し続けているのだろうか。お笑い評論家で、著書『とんねるずと『めちゃイケ』の終わり 〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論』(イースト新書)のなかで、ダウンタウンについても詳細に言及しているラリー遠田氏が話す。


松本人志さんも浜田雅功さんも常に時代に合わせ、時代に追いつこうとしている。自分たちの実績に決して胡座をかいていません。たとえば、『ダウンタウンなう』では、昔は酒の飲めなかった2人がだらしない普段の姿をさらけ出している。今までテレビで決して見せてこなかった新しい一面を提供しています。


 細かいことを言えば、言葉遣いも年齢とともに変わっている。上京直後は強めの関西弁でしたが、その後は和らげるようになった。また、松本さんはあの世代のタレントの中では、最近の若者っぽい言葉もよく使う方だと思います。今の時代の空気を逃さないようにしている現れだと思います」


 コンビとしてだけでなく、個々でも相変わらず引っ張りだこである。浜田は『プレバト!!』(TBS系)、『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)というゴールデン帯の番組で司会を務め、松本は『ワイドナショー』(フジテレビ系)でのコメントが毎週ネットニュースで取り上げられるほど注目を集めている。



「浜田さんは、60分番組の収録なら基本的に60分できっちり終わらせるそうです。余分な時間をかけることがないんです。面白そうな話が出ないと思ったら、無理に引っ張らず、割り切って進行する。司会者としての安定感がある。


 松本さんは以前から、『なんてコメントするのだろう』と視聴者に期待される存在だった。『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)も若い漫才師が出てきて、ただ漫才するだけでは企画としては弱かった。しかし、『あの松本人志が審査する』というインパクトがあったから、成功した側面が大きかった。審査員に誘った島田紳助さんのプロデュースセンスも光りました。


『ワイドナショー』では、“松本人志がどう考えているか”を毎週見られる。この番組に代表されるように、VTR明けに面白いコメントを確実に言う能力が圧倒的に高く、スタッフもどれを切るか迷うほど。また、企画構成まで関われるので、作家、ディレクター的な目線で番組をどうすればいいかわかっている。本質的にクリエイターで、面白いものを作りたいというモチベーションが途切れていません」


 ゴールデン帯で冠番組を何本も持つという“頂点”と思われる位置に立ってから四半世紀以上が経った今も、ダウンタウンは向上心を持ち続けている。

NEWSポストセブン

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