「よりパワーアップしたねって感じてもらいたい!」 新スタートを切った“新生平成琴姫”に迫る!

9月26日(土)20時0分 おたぽる

リスタートを切った平成琴姫。

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 和装をアレンジした雅やかな衣裳に身を包み、大正琴をリニューアルした完全オリジナル楽器「平成琴」を用いた唯一無二のパフォーマンスが魅力の平成琴姫。今年6月7日のライブで、かとう唯以外のオリジナルメンバーが卒業して解散の危機に直面するも、それを乗り越えて、Coco海里、仲村一夏、神楽あゆの新メンバー3名が加入して新生平成琴姫としてリスタートを切った。

 しかも7月11・12日にロンドンで行われた「HYPER JAPAN Festival 2015」が正式なデビューライブという華やかな船出となった彼女たち。この夏に精力的なライブ活動を経て、めきめきと実力をつけている4人に話を聞いた。

——新メンバーとして加入する以前から、平成琴姫の存在は知っていたんですか?

神楽あゆ(以下、神楽) 知ってました。私は歴史や和装が好きなので、雑誌で平成琴姫の記事を見てアイドルの中でも独特な活動をする個性的なグループだな「いいな〜」と思っていたんですけど、まさか自分がなるとは思ってなかったのでビックリです。でもオーディションを受けた時には「全力をつくして絶対に受かるんだ!」と思ってました。

Coco海里(以下、Coco) 私はもともと歌うことが好きで、みんなでステージに立って歌って踊ることができるアイドルって素敵だなと思ってたんです。それで20歳を過ぎた今の私に何ができるんだろうと考えていろんなアイドルさんのオーディションを探したんですけど、年齢的に最後のチャンスだし、このタイミングを逃したら一生アイドルにはなれないな。そう考えていた時に平成琴姫のオーディションを見つけて、すごくビックリしたんです。

——と言うと?

Coco 楽器を持つだけでも珍しいのに、それがオリジナルの平成琴だというのが一番の驚きでした。あと、私もあゆと同じく和装が好きで、日本人として和のコンセプトを大切にしているのが素晴らしいなと思って。それで平成琴姫の「乙女革命」という曲を聴いた時に震えたんですよね。音もカッコ良いんですけど、何より唯さんの書いた歌詞が今の私に共感できたんです。こんな素敵な歌詞を書けるメンバーの方と一緒にやれるってすごいことだなと思って。それでほかのオーディションは一切受けずに、平成琴姫に落ちたら諦めようと覚悟して臨みました。

仲村一夏(以下、仲村) 私は小っちゃい頃から密かにアイドルに憧れ続けてはいたんですけど、歌がすこぶる下手で。ほかにも取り柄がなかったので、アイドルになりたいなんて誰にも言えず。でも諦められないから高校卒業後、東京に来たんですけど、生活がすこぶる苦しいので保育園にも勤め始めて、「そんなことなら(実家に)帰って来なさい」ってお母さんに言われたんです。だったら、夢だったアイドルのオーディションを受けてから帰るってことで最初に応募したのが平成琴姫なんです。和装姿のアイドルって珍しいし、応募要項に「海外に行ける」と書いてあったのも大きくて、世界で活躍できる可能性のあるアイドルというのが魅力的でした。

——僕はオーディションを取材させていただいたんですけど、仲村さんは、とにかく元気なキャラクターが印象に残っているんですけど、大勢の実力のある人を目の当たりにするとプレッシャーも大きかったんじゃないですか?

仲村 そうなんですよ! ただでさえオーディションは緊張するのに、みんな歌が上手くて。中でも海里ちゃんは印象的で、控室でめっちゃ大きな声で歌っている姿を見てどうしよう……と。ただ歌の審査の時に、歌詞が飛びそうになっても唯さんが一緒に口ずさんでくれて、すごく優しそうな人だなと思いました。

Coco それは私も思いました。ダンス審査の前に、唯さんが一人ひとりに丁寧にダンスを教えてくださって、それを見て私の選んだグループは間違ってないなと。オーディションの段階でここまで優しいのであれば、新メンバーにも絶対に優しくしてくれるはずだと。

——では、かとうさんから見て新メンバーはどんな印象ですか?

かとう唯(以下、かとう) 一人ひとり細かく話し出すと何時間もかかっちゃうんですけど、3人ともビックリするぐらい個性がバラバラです。一夏ちゃんはとにかく声が大きくて、その場の空気を変えてくれるぐらいハイテンションです。離れていても声が聞こえてくるので迷子にならないんですよ。「HYPER JAPAN Festival 2015」で、ロンドンに行った時も声が大きかったし。それは個性でもあり魅力でもありますね。しかも、すごく周りを見ていて気遣いがすごいできる子なんです。たとえばレッスンの時に、誰よりも早く「やります!」って椅子や机の移動をしてくれて、新人の鑑だなって思います。

——仲村さんのレッスンの取り組みはいかがですか?

かとう 「千本桜」は平成琴で弾くのが難しい曲なんですけど、私と同じパートを一夏ちゃんが弾いていて。初めて楽譜をもらった日は、翌朝の5時まで練習していたらしいんです。確かに次のレッスンでは、ゆっくりですけどなんとなく弾けていたんですよ。私は「千本桜」を楽譜のない耳コピとは言え、弾けるまで2カ月ぐらいかかったんです。それなのに平成琴を弾いたこともない子が、たった一晩で弾こうとする姿勢に感動したし、こんなに頑張ってくれる新人が入ってきてくれたんだったら、もっと私も頑張らなきゃって刺激を受けました。

——続いてCocoさんの印象はいかがですか?

かとう オーディションの時から目力が強くて、何がなんでも琴姫に入ろうってガツガツしたオーラが伝わってきました。一緒に活動してみると、見た目もキレイだしスタイルも良いし、写真に撮られる時のポージングがすごいんですよ。海外に行った時も扇子を持っていたんですけど、そのポーズが完璧で。自分の見られ方を知っているんです。こういうやり方があるんだって勉強になります。あとロンドンに行った時も、誰より積極的なんです。道がわからなかった時は「私訊いてきます!」って英語でパッと喋りかけて。こんなに積極的なメンバーは過去にもいなかったですね。それが良い感じで活かされていて、引っ込み思案な子が多い中でガツガツできるのはアイドルをやっていく上で必要不可欠なことなので、これからが楽しみです。

——Cocoさんの歌とダンスはいかがですか?

かとう 歌もダンスも万能で、なんでも簡単にやっているように見えるんです。でも一緒に活動すればするほど、すごく練習熱心なのが伝わってきて。加入当時は別の仕事と掛け持ちでやっていたんですけど、少ない時間を調節しながら家で一生懸命練習していたのを後から知って。なんでも最初からできるわけじゃなくて、ちゃんと裏で努力しているのが深く関わるうちにわかったんですよね。

——では、神楽さんについてはいかがでしょうか?

かとう あゆちゃんはオーディションの時に一目で「ザ・アイドル」って子が来たなって。見た目もそうですけど歌声もかわいくて、それでいて太い声をしているので、今はライブでも一番声が出ています。あと誰よりも早く私に「これからよろしくお願いします」って個人的な連絡をくれたんです。一方で加入して1週間ぐらいで「不安です」って泣いて電話がかかってきた日があったんです。まだロンドンに全員行けるかわからない状態で不安だったみたいで、それだけ早く心を開いて、頼ってきてくれたのがうれしかったですね。

——神楽さんの歌以外のパフォーマンスはいかがですか?

かとう 最初からダンスと琴が苦手って言ってたので苦労したと思います。ただ、それをカバーするために努力を惜しまないんです。私はレッスン初日に先輩ぶって、「新人に教えたい5つのこと」をノートに書いて渡したんですよ。遅刻をしないとか、レッスンの内容を書くためのノートを作るとか、本当に基本的なことばかりです。でも、あゆちゃんは初日から大半を実行していたんです。レッスン内容を楽譜の端っこにメモ書きとかじゃなくて、ちゃんとしたノートを作ってきて、本当に細かいことまで書いて。それを次までに覚えて、レッスンに来る前もノートに目を通して。苦手なものを苦手なまま放置するんじゃなくて、自分なりのやり方でみんなに追い付こうとしている姿勢が素晴らしいんです。だからダンスも琴も着実に成長しています。

——真面目で練習熱心なメンバーが揃ったんですね。

かとう 再スタートできたこと自体が幸せなのに、新メンバー全員、意識が高くて。私も寝る間を惜しんでみんなに教えたい、みんなの見本になりたいと思いました。それで張り切り過ぎて体調を壊した時期もあったんですけどね(笑)。

——かとうさんは新メンバーとレッスンする一方でソロ活動も並行して行っていましたからね。

かとう そう言えばロンドンに行く前後に緊張とプレッシャーで食が細くなってしまったんですよ。対照的にあゆちゃんは大食いなんですね。ロンドンでは同じ部屋だったんですけど、彼女の美味しそうにゴハンを食べる姿を見ていると、食欲が戻りました(笑)。

——では逆に、新メンバー3人から見たかとうさんの印象を教えてください。

かとう え……怖いな。

神楽 前から存在は知っていたんですけど、実は「いつもニコニコしてかわいいけど裏では怖そう」って印象だったんです(笑)。でも実際に接してみると、容姿そのままに素顔も優しかったです。あと、気持ち悪いと思われるかもしれないんですけど、本当にかわいいから触りたくなっちゃうんですよ。大先輩なんですけど、そういうふうに仲良くできるぐらいの、ちょうど良い感じです(笑)。意外だったのは、自分のことよりも他人に対して心配症なんです。少しでも元気のない素振りを見せると、それに気付いて声をかけてくれるんですよね。

Coco 唯さんは、さっきお話したようにオーディションの時から誰に対しても同じ目線に立って優しく教えてくれて。一緒のグループになってからもハードスケジュールの中、一人ひとりのメンバーをしっかり見てくれて。同世代の唯さんが頑張っているからこそ、私も頑張れるなと。唯さんがいる限りはついていきますし、本当に憧れの存在で、私もこういう女性になれたらいいなと思います。

仲村 ロンドンからの帰りの飛行機で、唯さんの過去の話とか、今後の平成琴姫の話とか真面目な話をさせてもらったんです。その時に改めて唯さんの意識の高さに驚いて、それに私も負けちゃいけないなと思いました。唯さんから「よく、ここまで頑張れるね」と言ってもらえるんですけど、唯さんのほうが私たちの5倍10倍と頑張ってくれているから、ついていけるんです。それに繊細で心配症なのに、絶対に自分の弱さを見せないし。こんなに「ついていきたい!」って思える人と出会えたことに幸せを感じているし、唯さんがいる限り私は死なない!

——まるで恋人みたいな発言ですが(笑)。

かとう 死んだら困るよ(笑)。

——新生平成琴姫のデビューライブとなった「HYPER JAPAN Festival 2015」についてもお聞きしたいんですが、海外でメンバーと過ごして新たに気付いたことはありますか?

神楽 海里ちゃんは海外旅行の経験が豊富なので、パスポートや入国の仕方まで本当のお姉ちゃんみたいに細かく教えてくれました。ほかのメンバーが英語で話すのを躊躇する中、どんどん会話をするのでグローバルだなと思いましたね。一夏ちゃんは、私がおなか空いて落ち込んでいる時に「大丈夫?」って自分のことのように察してくれるんですよ。年齢が近いのもあって、共感ポイントをわかってくれるというか、頼もしかったです。唯さんはうれしいことに一緒の部屋で、キャリーケースを開けたらお互いに日本食がたくさん詰め込んであって。外に朝食を食べに行かずに、2人でチキンラーメンを食べました。あと唯さんってオシャレだし清楚だし、私の中で綺麗好きなイメージがあったんです。私は元から部屋が汚いんですけど、同じ部屋になったら唯さんもお菓子パーッ、脱いだ服もパーッて感じで同じぐらい汚くて共感ポイントでした。海里ちゃんと一夏ちゃんが部屋に遊びに来てくれたんですけど、「汚なっ!」って驚いていました(笑)。あと唯さんにマッサージできたのは良い思い出です。

かとう ずっと、あゆちゃんはベタベタくっついてくるんですよ。2人きりで部屋にいる時に頭とか擦りつけて来るから「ブログ書くから」ってクールにかわしていました。

——Cocoさんはいかがですか。

Coco あゆは実の妹みたいで、いつも「おなかすいた」とか「ちょっと疲れました」とか言ってくるし、わからないことがあったら素直に訊いてくるしでかわいいんですよ。ただうらやましかったのが、唯さんとベタベタしてたことですね。私もベタベタしたいほうだからずるいな〜と思って。私も触りたがりなんですけど、恥ずかしくてできないんです。ロンドンであゆが唯さんにチューしてて、私にはしてくれないんだってショックでした……。

かとう 恋人じゃないんだから(笑)。

Coco 寂しかったんですよ(笑)。一夏はお部屋が一緒だったんですけど、私は喉の調子が悪くて、初日はライブに響くから、ほとんどお話ができなかったんです。でも2日目のライブが終わった後に喋られるのがうれしくて、テンションが上がり過ぎて夜中に「まくら投げー!」とか言って、ナチュラルハイ状態で訳のわからない動画を2人で撮り続けていました。一夏は妹っぽかったり、実はしっかりしていたり、いろんな面があります。抱きしめたくなる時も、抱きしめられたくなる時もあるんですよね。私が喋れない状態でも一生懸命汲み取ろうとしてくれて、本当に助けられましたね。

仲村 なんだか恥ずかしいな……。

Coco 唯さんには精神的に助けられました。ロンドンに向けて練習してきたのに、喉を痛めて肝心の本番で歌えないなんてショックで悔しかったんです。初日はともかく、2日目は私の歌うパートが多かったので本当に焦っていて。でも唯さんが「絶対に出るから大丈夫」って、ずっと励ましてくださって。自分の分ののど飴をくれたし、首に巻くタオルまで私のために持って来てくださって。あ、勝手に私のためにって思っていたんですけど……。

かとう 実際に海里ちゃんのために持っていったんだよ(笑)。

Coco うれしいです! そのおかげで2日目は声が出て本当にうれしかったです。唯さんがいなかったら心が折れていたと思いますね。

——続いて仲村さんはいかがでしょうか?

仲村 あゆは出発前から空港のロビーで、ロンドンでのライブが不安だって泣いていたんですよ。ところがロンドン到着後は一度も泣かずに笑顔で頑張って、しかもパワフルなボイスで会場を沸かせていて本当にすごいなと思いました。海里ちゃんは声が出なくて、ホテルの部屋ではピリピリした空気もあったんです(笑)。でも2日目は声が出て、しっかり歌っている姿を見て私ももらい泣きしそうになりました。唯さんは本番前から「誰かが失敗しても絶対に私がカバーするから」って言ってくださっていたんですけど、実際にほかのメンバーが弾けなくなった時に、瞬時に代わって弾いてくれたんです。それを見て鳥肌が立ったし、やっぱり別格の存在だなと思いました。

——かとうさんはいかがでしたか?

かとう 先ほどお話した通り、あゆちゃんはベタベタ甘えてきたんですけど、歌の面では本当に助けてもらいました。海里ちゃんに続いて、2日目は一夏ちゃんも声がカスカスになっちゃったんですけど、あゆちゃんが頑張ってくれたおかげでロンドンのお客さんに、ちゃんと歌を聴かせられました。一夏ちゃんはみんなと同じように時差ボケで疲れているはずなのにハイテンションで、声が出なくても物販では身ぶり手ぶりで頑張っていたので、その姿に励まされました。海里ちゃんは会話の面で頼りっぱなしでした。あと確かに1日目は声が出なくて辛そうで、2日目も本調子ではなかったんですけど、ちゃんとライブでは声が出ていて本番に強いなと感心しましたね。あゆちゃんも途中でお琴の弦が切れたんですけど、ちゃんと自分の重要なパートが終わってからだったので、やっぱり本番に強いんだなって。それぞれがロンドンで、いろんな活躍をしてくれて助かりましたね。だから東京に帰国してからも私一人で背負わずに、みんなに頼っていいんだなって心強かったです。

——では最後に、11月8日に新生平成琴姫として初のワンマンライブが決まりました。かとうさんから意気込みを聞かせてください。

かとう その日までに、いっぱいライブがあるので着実に動員数を増やすことが今の目標です。たくさんの人に新生平成琴姫を観ていただいて、よりパワーアップしたねって感じてもらいたいです。そのためには、もっと曲数も増やして、ライブの度に内容も変えて。そして最終的にワンマンライブを満員にしたいです!

——ありがとうございました。
(取材・文/猪口貴裕)

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