阪本順治監督×豊川悦司主演、“究極の孤独”を描いた「作り手の確固たる意思を伴った冒険作」

9月27日(月)13時47分 オリコン

豊川悦司主演『弟とアンドロイドと僕』(脚本・監督:阪本順治)2022年1月7日より全国で順次公開 (C) 2020「弟とアンドロイドと僕」FILM PARTNERS

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 『一度も撃ってません』『半世界』『北のカナリアたち』『亡国のイージス』などの作品で知られる阪本順治監督が、豊川悦司を主演に迎えて撮った最新作『弟とアンドロイドと僕』が、2022年1月7日より、kino cinema横浜みなとみらい(神奈川)、kino cinema立川髙島屋S.C.館(東京)、kino cinema天神(福岡)ほか全国で順次公開されることが決定。「作り手の確固たる意思を伴った冒険作」と豊川が述懐する本作のポスタービジュアルも解禁となった。

 本作は、「これを撮らなければ自分は先に進めない」という覚悟で、自身の内面にとことん向き合って取り組んだ完全オリジナル脚本。前作『一度も撃ってません』のドライなユーモアから一転し、自身の人生観や思索の後が色濃く反映した禁断の問題作となっている。

 主人公の桐生薫を演じた豊川は、多くの阪本監督作品に出演。監督は、脚本執筆前から主演に豊川をイメージし、ルックスや空気感も含め、彼の役者としての持ち味を生かしつつ特異なキャラクターを創造した。その思いを受けた豊川もまた、自身の解釈を巧みに織りまぜながら、阪本監督の分身とも言うべき、この世に身の置きどころのない男の悲哀を全身で体現した。

 義理の弟役には、エッジの利いた芝居に磨きがかかる安藤政信。いつも何かに苛立っている厄介者の危うさを、色気たっぷりに表現。父親役にはベテラン・吉澤健。ほかに、風祭ゆき、本田博太郎などが脇を固める。

 ポスタービジュアルは、主人公の桐生が抱える絶望的な孤独感を、漆黒の抽象空間に一人佇んでいる豊川の姿で表現。「僕は、ずっと、フィクションだった。」というキャッチコピーが示しているように、自分が存在している実感を抱けていない心の内の葛藤が伝わってくるようだ。未曽有のウイルス災害によって、社会の断裂が色濃く見え隠れする現代において本作は、誰もが「個人としての自分」と向き合いながら、強烈な「孤独」を感じる人々の一助になるかも知れない。

■豊川悦司のコメント(全文)
 撮影は2年前になりますが、この時代にこの物語が受け入れてもらえるかどうか、正直不安がありました。映画である以上、それなりの時代性を伴ってこそ、観客の共感を得ることができると思っていたからです。来年公開されるこの阪本監督の新作は、ある意味、かつてはあり得なかった世界の中でこそ、体験する価値のある作品のような気がしています。もちろん撮影当時は誰もが、今起こっている、このコロナ禍の現実を想像できてはいませんでしたが、あまりに突飛なこのストーリーは、懐古趣味な部分もありますが、作り手の確固たる意思を伴った冒険作だと思います。 偶然と言えばそれまでですが、映画だからこそできる世界観を、ウィズコロナという、不安定な世界観の中で、観ていただいた方の中に、たくさんの想いを残せるのではないかと考えています。

オリコン

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