竹内結子さんの責任感表す、カメラ前に立つ前の「ある儀式」

10月2日(金)7時5分 NEWSポストセブン

多くの作品で活躍した竹内結子さん

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 その笑顔は大輪の花のようだった。9月27日に亡くなった竹内結子さん(享年40)は、ドラマや映画の撮影現場で笑みを絶やさず、飾らず、自らチームの盛り上げ役を買って出ていた。そんな竹内さんは共演者やスタッフから愛され続け、それは共演することが多かったSMAPの元メンバーも同じだ。


 木村拓哉(47才)とは『プライド』、『A LIFE』で、中居正広(48才)とは『白い影』で、香取慎吾(43才)とは『薔薇のない花屋』で共演。なかでも、草なぎ剛(46才)とは『黄泉がえり』など3本の映画とドラマで共演していた。


「草なぎさんは竹内さんの突然の死に『結子ちゃんは離れてはいても、ぼくの心の中にあるかただったので悲しいです』と思いを吐露していました」(テレビ関係者)


 竹内さんと現場が同じになれば、誰もが彼女に魅了されたのだ。それは、撮影をしていない場所でも同じだった。


「つきあいも嫌がらず、酒の飲みっぷりもいい人でした。

外でも家でもよく飲む人で、『昔は記憶をなくすまで飲んでましたね』と話していたけど、30代以降はそんな飲み方をしているところは見たことなかったですね。芋焼酎なら一晩で1本あけるくらい強かったけど、決して変な酔い方はせず、とにかく陽気。しかも、周囲のお酒の減りに目を配りながら飲む人でした」(テレビ局関係者)


 そうした気遣いができるのは、繊細な証。「大人になってから友達ができるなんてなかなかない」とシャイな一面も見せていた。だからこそ、芸能界に入ってからの貴重な親友・イモトアヤコ(34才)とは6才の年の差を感じさせないほど、親しくしていた。


 竹内さんは女優としてのキャリアは長いが、初めて舞台に出演したのは意外にも2014年のこと。そのときに同じく初舞台に挑んでいたのが、イモトだった。竹内さんの父方のルーツとイモトの出身地が同じ鳥取県だったこともあり、すぐに意気投合。「結子さん」「イモッちゃん」と呼び合うようになり、地方公演に出かければ、毎晩のように竹内さんの部屋で女子トークに花を咲かせていたという。


「2人で話しているときは、子供のように楽しそうでした。舞台が終わってからも一緒にご飯を食べるだけでなく、互いの家に通ったり、一緒に海外旅行に出かけたり。いまでは『結子』『アヤコ』と呼び合う仲でした」(舞台関係者)


 竹内さんにとって、最後の連ドラ主演となった『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)は、大きなチャレンジとなる仕事だった。6年ぶりの連ドラ主演で、かかるプレッシャーも大きかったという。


「とにかく気合が入っていました。竹内さんの代表作といえば、『プライド』や『ランチの女王』など、昔の作品が取り上げられることが多く、それを彼女は気にしていた。最近の作品が挙がらないのは、女優としての旬を過ぎていたからではと悩んでいたのです。ですから『スキャンダル〜』を自分の代表作にしようと、プロデューサーにも『視聴率を取れるように頑張ります』と宣言していました」(ドラマ関係者)


 しかし、残酷にも数字は振るわなかった。視聴率は最高でも一桁に留まり、その結果に竹内さんは人目もはばからず涙を流していたという。


 女優としてのその責任感は、カメラの前に立つ前の“ある儀式”にも表れていた。


「控室の一角が、竹内さん専門の空間になっていました。集中したいとき、ひとりになりたいとき、竹内さんはそこでじっとしているのです。竹内さんがそこにいるときは、誰も近づいてはいけないという暗黙のルールがありました」(別のドラマ関係者)


 あの華やかな笑顔は、そうした人知れぬ努力の上に開いたものだったのだ。


「サバサバして見えるので、女優という職業に執着がないようにも見えましたが、女優以外の仕事に浮つく人には負けたくないという心の強さを感じさせる一面もありました」(前出・ドラマ関係者)


 魂を持った女優を、あまりにも早く失ってしまった。


【相談窓口】

「日本いのちの電話」

ナビダイヤル0570-783-556(午前10時〜午後10時)

フリーダイヤル0120-783-556(毎日午後4時〜午後9時、毎月10日午前8時〜翌日午前8時)


※女性セブン2020年10月15日号

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