萬田久子「コロナの緊急事態宣言を機に禁酒と断捨離を。20代の頃の写真と母の手帳が教えてくれたもの」

10月5日(火)12時30分 婦人公論.jp


「ステイホーム中に断捨離をしたことで、人生にとって本当に必要なものは限られているなと実感しました」(撮影=鍋島徳恭)

現在発売中の『婦人公論』10月12日号の表紙は女優の萬田久子さんです。緊急事態宣言で、禁酒を決意したという萬田さん。ステイホーム中に断捨離をし、仕事についてじっくり考える時間があったことで、考え方に変化がでてきたと言います——。発売中の『婦人公論』から記事を掲載します。(撮影=鍋島徳恭 構成=篠藤ゆり)

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母の手帳に書かれていた言葉


東京に初めて新型コロナによる緊急事態宣言が出された2020年の4月7日、大好きなお酒をひと休みすることにしました。みんなで楽しくではなく、ひとりで家で飲んでいたら、体にも心にもよくないと思ったからです。

その6日後、初めてひとりきりの誕生日を迎えて——。お祝いのお花が届きましたし、リモートで友人とおしゃべりもしましたが、「あぁ、こんな誕生日もあるんだ」って。

また、ステイホーム中に断捨離をしたことで、人生にとって本当に必要なものは限られているなと実感しました。食生活も、若い頃は星つきレストランに通ったりしたけれど、今は白いご飯とお味噌汁とシンプルなおかずがあれば最高。高価なバッグやアクセサリーより健康な体のほうが大事だと考えるようにもなってきた。

片づけをしていたら、20代の頃の写真が出てきました。写真の中の私が今の私を見て、「頑張ってるじゃん」と言ってくれているような気がして。「大好きなおしゃれとピンヒールのためにも、これからも、もっと、もっと頑張るね」という気持ちになりました。

そうそう、母の手帳も出てきたんですよ。母は何か思いつくと、マメに書き記していましたが、あるページに「空を飛べない人間のために、神様は人に想像力という翼をくれた」とあって。なるほど、想像力があればひとりで家にいても楽しい気分でいられると励まされました。


『婦人公論』10月12日号の表紙に登場した萬田久子さん

人生はオセロのようなもの


片づけのかたわら韓国ドラマをよく観ていたのですが、最近ハマっているのが『ユン食堂2』。74歳の女優のユン・ヨジョンさんがスペイン・テネリフェ島のガラチコ村で韓国食堂を開き、実際に調理したり、現地の人と交流したりするリアルバラエティで、イケメン俳優も出演しています。いつか私、これの日本食バージョンをやりたいんです。

仕事について、じっくり考える時間があったのも、ありがたかったですね。こうして雑誌などに出る時は、お洒落な服を着こなして、メイクもビシッと決めているのも私だけど(笑)、これからはありのままの素の自分を見せてもいいかな、とか——。ずっと考えていることですが、女優としていろいろな役を演じてみたいと強く思います。

年齢とともに考え方って変わるんですね。50歳の頃は、いつまでもカッコいい服が似合う体でいたいと思って熱心にトレーニングしていましたが、最近は「最後の日を迎える時には、美しい体と美しい心でいたい」というのがモチベーションになっています。

人生はオセロのようなもの。失敗やつらいことがあっても、最後にすべてがひっくり返ることもある。そう思って、これからも前向きに生きていくつもりです。

婦人公論.jp

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