『覚悟はいいかそこの女子。』中川大志×唐田えりかインタビュー|実はお互い“キラキラ”なタイプではない?!2人の可愛い素顔に胸キュン!

2018年10月11日(木)19時58分 映画ランドNEWS

映画『覚悟はいいかそこの女子。中川大志×唐田えりかインタビュー


中川大志×唐田えりか

“ヘタレ男子マンガの先駆け”として、2014年から集英社の「マーガレット」で連載された椎葉ナナによる同名漫画を実写映画化した『覚悟はいいかそこの女子。』。幼い頃から女子に囲まれてきたが、付き合った経験ゼロの非リア充男子古谷斗和が、同級生から「お前は観賞用男子だ!」と指摘されたことを機に、その汚名を払拭すべく学年一の美少女・三輪美苑に告白するところから物語が展開する、“胸キュン”必至の青春恋愛コメディだ。


中川大志をはじめ、唐田えりか、伊藤健太郎、甲斐翔真、若林時英、荒川良々小池徹平が出演する本作で、現在続々と出演作品が公開され人気実力共に注目を浴びる主演の中川大志と、新鋭のカンヌ女優としても話題のヒロインを務めた唐田えりかに、撮影中のエピソードや作品の魅力を語ってもらった。


──少女漫画が原作ですが、最初に脚本を読んだ時の印象を聞かせてください。


中川大志×唐田えりか

中川:恋愛が物語の軸ではあるんですけど、「斗和の成長していく過程を見せていく」というのもこの作品のテーマだなと感じました。斗和に限らず、美苑だったり、いつも一緒にいる男子3人の友達だったり、みんなの成長していく過程というのが大事だなと感じましたね。


唐田:私は、まず少女漫画原作ものをやるのが初めてだったんです。どこかでずっとやってみたいなっていう憧れはあったんですけど、自分はキラキラとかけ離れているタイプだと思っていたので、出来ないだろうなと思っていて。でも今回オーディションの前に脚本を読ませて頂いたんですけど、「キラキラものができるなら、この役でやりたい!!」ってすごく思った自分がいたんです。それで挑んだ役だったので、受かったと聞いた時はもの凄く嬉しかったのを覚えています。脚本を読んだ印象としては、悪い人が1人もいないというか、1人1人がすごく真っすぐでピュアな愛らしい人物ばかりなので、すごく可愛い物語だなと思ったのが印象です。


──斗和と美苑、それぞれの役を演じるにあたって努力したことや意識したことはありましたか?


中川大志×唐田えりか

中川:斗和のキャラクターとして、急に美苑の隣の部屋に引っ越してきちゃう様な、漫画チックで極端なシチュエーションも結構あったので(笑)。えっそれウソでしょ!っていう設定も、いや斗和だったらもしかしたらありえるかも…と思わせられるキャラにしたかったですね。フラれてもフラれてもめげない、鋼の心を持ったちょっとお馬鹿さんなので(笑)。そこを意識して、可愛らしく見えたらいいなと思って演じました。


唐田:美苑は、外見的にはすごくクールであまり笑わないんですけど、内面的にはすごくピュアで可愛らしい。でも自分を強く持っていて、内に秘めているものがすごくある子だと思うんです。その内側の感情の起伏は実はすごく激しいけど、それをそう見えない様にさせなきゃいけないっていうのが、すごく難しかったですね。


──唐田さん自身は普段、感情が出るタイプですか?


唐田えりか

唐田:そうですね、結構出ちゃうタイプなので演じる上で難しかったです。監督とも色々話し合って試行錯誤しながら、撮影期間も臨んでいました。


──本作でお2人は初共演となりましたが、お互い初めて会う前はどんな印象を持っていたのでしょう?


中川:僕が実はback numberが大好きで、初めて唐田さんを見たのは、back numberのミュージックビデオだったんです。カラオケでも歌ったりするので、以前から唐田さんとはよくカラオケでお会いしていたんですけど(笑)。すごく神秘的というか、ちょっと謎めいたオーラのあるミステリアスな印象を画面越しに感じていました。


唐田:中川さんは、すごくキラキラした人なんだろうなと思っていました!それこそキラキラした作品にたくさん出ているし。


中川大志

中川:いや、キラキラじゃなくてギラギラでしょ。ギラついている人かなって思ってたでしょ(笑)。


唐田:ギラギラ…(笑)でも本読みで初めてお会いした時に、すごく大人だなって思いました。すごく落ち着いているし。撮影中もずっと、「どこかやりにくいところない?」って気にかけて下さっていたので、すごく救われました。でもちゃんとというか、子どもらしい部分も撮影中に垣間見れたので、少しホッとしましたね。作った雪だるまに話しかけていたりとか…(笑)。


中川:それはちょっと誤解を生むエピソードだけど…(笑)。


唐田:「僕の友達!」って言っていましたよ(笑)。


中川:もちろん、ふざけてですよ(笑)。


唐田:もう完璧過ぎたので、そういうのを見てホッとしましたね。あっ、ちゃんと人間なんだなって(笑)。


──中川さんは、唐田さんとお会いして印象は変わりましたか?


中川大志

中川:今ご覧になられた通り、すごくよく笑う方なんです。だからすごく現場も明るくなるし、思っていたよりも、もっともっと明るい人でしたね。男子達がふざけてても、笑ってくれてノッてきてくれたりとか。でも多分あんまり表には出さないけど、すっごく負けず嫌いなのは僕には伝わってきましたね。それは、映画やお芝居とか美苑の役に対してだと思うんですけど、すごく燃え盛っているものを感じましたね!お互い、ギラついてやっていますよ。ねっ(笑)。


──映画の中では、思わず笑ってしまうコミカルなシーンも多かったです!どのように作り上げていったのですか?


中川大志

中川:現場では全然意識していなかったんですけど、完成した作品を観てみたら面白いなっていうシーンが今回結構ありましたね。現場ではそんなに「笑かしにいこう」とは思っていなかったシーンが、意外とおかしくなっていて。ただ男子4人全員そうなんですけど、登場するキャラクター達が至って真剣で、全然ふざけていないんですよ。バカなんで土真面目にやってる行動なんです(笑)。でもそのツッコミどころを成立させられるキャラ達になってたんじゃないかなって思います。「こいつらならやりかねないよな」って、観ている人達が思ってくれたらいいですね。


──青春恋愛映画として、撮影中に監督がこだわっているなと感じた部分はありましたか?


唐田えりか

中川:監督自身が、ちょっと女子みたいな部分はあったかもしれないですね。モニターの前で見ている顔が乙女になっていたりとか…やっぱり女性が多く観る作品だと思うので、井口監督も乙女になっているっていう(笑)。でも少女漫画ものとか世に出ているキラキラしている映画って、結構おじさんと呼ばれる年代の方達が撮ってますからね(笑)。


唐田:私は、美苑のアパートで古谷と美苑が眠ってしまっているシーンの時に、顔の角度を初めてすごく言われたのを覚えてます!「さっきはすごく可愛かったのに、あれ?」みたいな(笑)。「さっきのにしたい」と監督がこだわられていて、色々模索しながら撮影したのを覚えていますね。


──思わず“胸キュン”してしまうシーンがたくさん出てきますが、完成した作品を観てキュンとしたシーンは?


中川大志×唐田えりか

中川:僕が好きだったのは、斗和が雨に打たれてびちょびちょになって帰って来て、美苑の部屋に入れてもらってキスしようとするも倒れちゃって…(笑)そこから手を繋いで一緒に寝ちゃうっていうところかな。その次の日の朝のシーンも好きでしたね。起きて美苑が傍にいて、手を繋いでいるっていうのが“キュン”としましたね。


唐田:私は、2人でご飯を食べているシーンが好きでしたね。2人だけの時間がゆったり流れている感じが、可愛らしくて“キュンキュン”しました。


中川:斗和が美苑のために作った料理を、美苑の家のドアノブにかけておくのもいいですよね!お隣同士ならではのシチュエーションで。


──では、中川さんと唐田さんから見て異性の“胸キュン”してしまうところは?


中川大志×唐田えりか

中川:頼まれごとをされたり、さりげなく頼られることかな。「あっこれ開かな〜い。ちょっと開けて〜」みたいな、すごくあからさまなのじゃないですよ(笑)。自然に頼みごとをするって、気を遣っている相手には出来ないことだと思うので。高い所にある物を「あれ取ってー」みたいな、さりげない小っちゃな頼みごとがいいんです。さりげないのに、“キュン”としちゃいます。


唐田:さりげないのは、私も“キュン”としますね。あとは、笑っている人、楽しそうな人かな。


中川:笑顔がいっぱいある人ね。僕もすごく笑う人好きです。一緒にいて楽しい。


──中川さんはまさに、いつも笑顔ですよね!


中川:そうですね、僕はもう笑顔だけで生きてきている(笑)。


唐田:だから撮影中も、すごく楽しかったですね!


──2人でもう一度共演されるとしたら、どんな作品をやってみたいですか?


中川:重い作品ですね。シリアスな。


唐田:私もそうだな。シリアスな恋愛ものをやってみたいですね。この作品は、学生時代の楽しい恋愛ものですけど、もっと大人のグサグサくるようなものをやってみたいですね!


──最後に、これから映画を観るファンの方達へメッセージをお願いします。


中川大志×唐田えりか

中川:主人公の斗和という男の子が、好きな女の子に何度フラれても諦めずに、本当にどんな壁に立ちふさがれても一生懸命ぶつかっていく主人公なので、そんなやつもいるんだなって、少しでも勇気をもらったり面白がってもらえたらいいなと思います!


唐田:出てくるキャラクター1人1人が、本当にみんな可愛くて真っすぐでピュアなので、そこにも癒されながら“キュンキュン”もして欲しいですし、映画を観た後に「恋愛がしたい!」って思ってくださると嬉しいです!


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映画『覚悟はいいかそこの女子。』は10月12日(金)より全国公開


(C)椎葉ナナ/集英社 (C)2018映画「覚悟はいいかそこの女子。」製作委員会


取材:富塚沙羅/撮影:ナカムラヨシノーブ


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