登坂広臣×中条あやみ『雪の華』劇中音楽を葉加瀬太郎が担当、初解禁となる場面写真も

2018年10月11日(木)7時0分 映画ランドNEWS

登坂広臣×中条あやみが共演する映画『雪の華』が2019年2月1日(金)より公開される。本作の劇中音楽を、世界的ヴァイオリニストの葉加瀬太郎が手掛けることが明らかになった。



中島美嘉の名曲「雪の華」を映画化した本作。登坂広臣×中条あやみが共演し、フィンランドでの長期ロケを敢行した。登坂が演じるのは、ガラス工芸家を目指すぶっきらぼうだがまっすぐな青年・綿引悠輔。中条が演じるのは、幼い頃から病弱で、余命宣告を受けながらも憧れの地<フィンランド>に行くことを夢見る平井美雪。監督を『orange-オレンジ-』『羊と鋼の森』で知られる橋本光二郎が務め、脚本を『8年越しの花嫁 奇跡の実話』「ひよっこ」など数々の名作映画・ドラマを生み出してきた岡田惠和が担当する。


葉加瀬太郎

葉加瀬は「同じ曲が調を変えテンポを変えて、何度も出てくることによって、どんどん心に積まれていき、最後にクライマックスを迎えるというのが、僕の好きな映画音楽です。作品全体を通して、徐々に心に沁みていくのが理想ですね。それは、すべての音を手掛けるからこそ初めて出来ることで、とても楽しい作業でした」と、初めて全編を通して映画音楽を手掛けることの喜びを語る。



「雪の華」という楽曲が映画のモチーフになっていることについては、「『雪の華』のメロディを何とか僕のヴァイオリンで表現したいと考え、オープニングとエンディングにもってくることにしました。大好きな映画『ベニスに死す』で使われている、マーラーの5番のようなイメージで『雪の華』を弾けたらいいなと思っています」と自身のヴァイオリンで「雪の華」を演奏していることを明かし、映画については「大変美しい話だと思いました。ピュアな物語というものは、人がいくつになっても心に響きますし、美雪の“覚悟がある愛”には、多くの共感が寄せられると思います」とコメントを寄せている。


また本作は、日本とフィンランドを舞台に繰り広げられる壮大なラブストーリーであるところから、「フィンランドが大切な舞台になっていますので、国民的な作曲家のジャン・シベリウスの楽曲を意識しました。彼の重厚なトーンの緯度や寒さを感じさせる“北の音”を聴いて、曲を作るきっかけにしていました」と映画を彩る楽曲の数々が生み出されていく裏側を明かしてくれた。



合わせて、劇中カットも初解禁。フィンランドの雪景色の中、寄り添い見つめ合う、悠輔と美雪の愁いを帯びた印象的なカット、2人がはじめて出会った時、クリスマスツリーを抱え優しく微笑む悠輔の姿、満開の桜並木の中で手を伸ばし桜の枝を掴もうとする美雪の儚い姿など。いずれも物語を象徴するようなフィンランドと東京の美しいシーンとなり、悠輔と美雪、2人のラブストーリーの一端が見られるカットとなっている。



映画『雪の華』は2019年2月1日(金)より全国公開


©2019映画「雪の華」製作委員会


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