堤伸輔氏 自民裏金議員12人非公認に「石破総理の初動ミス...最初の6人では世の中が許してくれないので」

2024年10月11日(金)10時55分 スポーツニッポン

 国際情報誌フォーサイト元編集長の堤伸輔氏が11日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)に出演。石破茂首相(自民党総裁)が派閥裏金事件に絡み、政治資金収支報告書に不記載があった議員ら12人を非公認にすると決めたことに言及した。

 非公認方針が固まっていた議員6人に加え、新たに旧安倍派の6人の議員らが追加された。非公認としても当選すれば衆院選後に追加公認する方針。

 野党は「30人以上公認する方が問題。議員辞職や不出馬、公認辞退が筋道だ」と自民対応を批判している。

 堤氏は「石破総理の初動ミスからこういうことになってきている。総裁に選ばれて森山氏を幹事長に選んだ段階で、自分が思っていた選挙スケジュールと違うスケジュールを飲まされたり、あるいは予算委員会での議論もしないとか、言っていたことと違うことを飲んでしまった。その時にひと言“能登の選挙どうするんですか?”と言って森山幹事長を押しとどめて、こういう形にしなければ世の中の声もこれほど自民党に一層厳しくならなかったと思う」と指摘。

 そして、「実は自民党もメディアとは別に情勢調査をやっていて、非常に厳しい結果が出ている。だから最初の6人非公認では世の中が許してくれないというので、いわば後出しで6人追加した」とし、「これは最初の初動ミスがずっと響いてきていて、これで本当にリカバーできるのか」と自身の見解を述べた。

 非公認となったのは、これまで非公認方針が固まっていた旧安倍派の下村博文(東京11区、不記載額476万円)、西村康稔(兵庫9区、同100万円)、高木毅(福井2区、同1019万円)、萩生田光一(東京24区、同2728万円)、三ツ林裕巳(埼玉14区、同2954万円)の各氏と旧二階派の平沢勝栄氏(東京17区、同1817万円)の6人と、新たに非公認が決まった旧安倍派の菅家一郎(福島3区、不記載額1289万円)、小田原潔(東京21区、同1240万円)、中根一幸(埼玉6区、同1860万円)、越智隆雄(東京6区、同84万円)、細田健一(新潟2区、同564万円)、今村洋史(東京9区、同220万円)各氏の6人の計12人。

 旧安倍派「5人組」で不記載が1000万円以上の松野博一前官房長官(千葉3区、同1051万円)、旧二階派幹部で事務総長経験者の林幹雄元経産相(千葉10区、同1608万円)は含まれなかった。

 公認した裏金議員ら34人については比例代表への重複立候補を認めない。石破首相や森山裕幹事長ら党四役も重複立候補しない。

スポーツニッポン

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