『DUNE/デューン』ティモシー・シャラメ&ヴィルヌーヴ監督が直面した映像化の「恐怖」【インタビュー】

10月11日(月)13時46分 THE RIVER

世界中の映画ファンから長いこと期待されてきたSF超大作がついにやってくる。その莫大すぎるスケールゆえに、映像化が最も困難なSF小説と言われ続けてきたフランク・ハーバートによる同名の一大叙事詩を現代で映画化した、『DUNE/デューン砂の惑星』だ。21世紀、ヴィジョンにテクノロジーが追いついた今、新たに映像化に挑んだのは、『メッセージ』(2016)や『ブレードランナー 2049』(2017)などで知られるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督だ。

公開を直前に控えた今、その魅力を最大限に味わってもらうため、THE RIVERでは封切り前日(10/14)までの4日間で、監督&主要キャストとのインタビュー、そしてIMAXをはじめ複数の上映フォーマットでの鑑賞を比較した映画レビューをお届けしていく。初日となる第1回は、世界の記者からの様々な質問に応じてくれたヴィルヌーヴ監督とティモシーのインタビューレポート。作品についてから製作の舞台裏、パーソナルなことまでを語ってくれた。

 DUNE/デューン 砂の惑星©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

最も重要な要素は「女性たち」、監督の思い

── おふたりが初めて会ったのはいつなのですか?お互いに対する第一印象は?

ヴィルヌーヴ:初めて会ったのがカンヌ映画祭でしたね。

ティモシー:3年前のことでしたね。第一印象は、─ これはドゥニに言ったことがないと思いますが ─ 原作に対してまるで少年のような情熱を持っているところが強く残っています。制作が開始する1年前から作りたくてしょうがない感じがもう出ていた。原作と脚本を持ちながら部屋の中を練り歩くんですよ。アイデアもどんどん湧いてくる感じで。

その時、僕はまだ役をオファーされていなかったんですけど、ドゥニと仕事ができるかもしれないという可能性にワクワクしたのを覚えています。出演するなら、監督が嬉しそうに演出するような作品に出たいと思うものですからね。

ドゥニが若い頃に原作を読んでいて、ずっと愛読書だったというのをインターネットで知ったんです。そのあと、僕の父や父の知り合い、周りにいる友達にも『DUNE/デューン』について聞き回ってみたんですけど、みんな原作をものすごくリスペクトしていて、ポール・アトレイデスや「恐怖を退ける連祷」(※下記で登場するゴム・ジャバールのことを指す)に支えられてきたことを知った。映画を観にくる今の世代にもそこが伝わったら良いと思います。とにかく監督に対する印象はとても良かったです!

ヴィルヌーヴ:僕らって、カンヌ映画祭で会ったんだっけ?

ティモシー:正確に言うと、会ったのはカンヌ映画祭の前でしたね。『メッセージ』と『君の名前で僕を呼んで』が同じ年に公開されて、その時ドゥニが『DUNE/デューン』を監督することになるというのを聞いていたので、アプローチしたいと思っていたんです。

ヴィルヌーヴ:私こそティモシーの大ファンだったよ。ただ、これはティモシーに度々言われることですけど、私は過去にティモシーのキャスティングを拒否したことがあるそうなんですって。当時はまだティモシーのことを認識していなくて。キャスティングというのは難しいもので……。

ティモシー:これは『プリズナーズ』の話なんですけどね。僕は『プリズナーズ』のオーディションを受けていたんです。

ヴィルヌーヴ:ティモシーはヒュー・ジャックマンが演じた役をやりたかったそうなんだけど、「それは無理だ」と言ったんです(笑)。キャスティングはケミストリーなんです。でも『DUNE/デューン』ではティモシー以外考えられなかった。ティモシーに出演してもらえなければ、作る意味がないとさえ思いました。(製作の)レジェンダリー・ピクチャーズもこれに同意してくれていて、我々の中ではティモシーはポール・アトレイデスそのものだったし、カメラの前でも彼はポールになりきってくれた。出演してもらえて本当に感謝しています。

 DUNE/デューン 砂の惑星©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

──(ティモシーに)初のSF映画への主演となりますが、俳優として新たな発見はありましたか?

ティモシー:4〜6ヶ月という長期にわたる撮影が初めてだったので大変でした。今まで出演してきた作品で最長だったのは3ヶ月間で、あとはせいぜい1ヶ月半だったので、今回は短距離走というよりもマラソンという感じで。その上、感情的なテンションが必要とされるような役柄だったのがチャレンジングでした。

ポールはアトレイデス家から持たれる期待や、いずれ「ムアッディブ」になることを運命づけられている重荷を背負っているわけで、その緊張感をずっとキープしなければならなかった。かといって、最初からテンション全開でやってしまうのもバランスが悪いと思って。そこからまた別の話が展開するわけなので。1作目はあくまでも青年の成長物語であり、先ほども言ったように、思春期の様々な葛藤や、いずれ「ムアッディブ」になるという運命を背負った青年を描いているんです。

──(監督に)原作にとても忠実で驚きました。あなたにとってそれは、本作を作る上でもっとも重要なことのひとつだったのでしょうか?もしそうであれば、その理由を教えてください。また、ほかにもこれだけはやり抜きたかったと思う要素があれば教えてください。

ヴィルヌーヴ:この映画は原作へのラブレターなんです。初めて原作を読んだのが10代の頃で、何十年も前になるのですが、ずっと頭から離れることがなくて。この映画を制作する時も、バイブルか相棒のような存在で、ストーリーに描かれている様々なディテールを含め、その詩的な美しさを忠実に描くことを指針としました。

脚色する上で様々なハードルはありましたが、課題の一つは原作のエッセンスと複雑さをいかにシンプルに語るかでした。そうしないと、原作を読んでいない人が置いてきぼりになってしまう。原作から独立した作品でなければならないと思い、そこはかなり工夫を凝らしました。

脚本を担当したエリック・ロスと最初の打ち合わせをした時に「原作のどういう要素を大事にしたい?」と聞かれたのですが、私は「女性たち」と答えました。原作でとても独特で力強いと思うのが、ベネ・ゲセリットの修道女たちだったんです。実際、物語の展開を担いでいるのは彼女たちなのですが、それを前面に押し出したかった。

いうまでもなく、これはポール・アトレイデスの物語であり、彼の視点で描くわけなのですが、これは母子の関係が核となる物語でもあるから、母親の視点も同じくらい大事に描きたかったんです。だから物語にある女性性をより全面に押し出し、様々な方法で膨らませようとしました。

 DUNE/デューン 砂の惑星©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

「恐怖」との対峙、どう乗り越えたか

──(ティモシーに)ポールは自分の政治的立場をまだいまいち分かっておらず、かつ重要な決断を下さなければならないなど、とても複雑で多層的に演じなければならなかったと思います。役へのアプローチはどのようにされましたか?

ティモシー:幸い撮影開始まで時間をたっぷりいただけたので、しっかりと準備ができました。作品によっては撮影開始まで一週間程度しかなかったりするから、今回はラッキーでした。僕の場合、まず原作を読んで、これをバイブルのように扱いました。原作ではポールの旅路や、宗教による植民地化を描いていたり、惑星アラキスとスパイスのくだりは環境の搾取がテーマだったりするのですが、間違いなく今僕たちが生きる世界と深く関連する事柄を描いています。そういうメッセージを意識しつつ、ポールの大人への成長や思春期の苦悩、気まずさも意識しました。ポールは自分の立ち位置を今ひとつ理解できていないのですが、アトレイデス家の後継者となる運命を背負っている。その上、いずれ「ムアッディブ」になり、宇宙の革命家となる未来が見えるわけだから、ものすごい重圧なわけなんです。役を演じる上ではそういうことを意識しました。

僕は元々ドゥニのファンだったのですが、彼がそれまで撮ってきた作品も見直して、彼の作品のトーンやリズムを掴もうとしました。『メッセージ』もドゥニと初めて会う直前に劇場で見ていたましたよ。

あと、映画の冒頭でガーニー(ジョシュ・ブローリン)との格闘シーンがあるのですが、これにも備えなければいけませんでした。今回はロジャー・ユアンというスタント・コーディネーターが付いていて、練習は大変だったけど、とても楽しかった。ポールはいずれリーダーとなるべく、まるでスパルタの戦士のように幼少期から訓練を受けている青年だから、それらしく演じられるように、格闘シーンの振り付けはしっかりと体に叩き込まなければいけませんでした。

──(監督に)本作は権力や環境、そして何よりも恐怖の克服というテーマを描いています。この作品を作るにあたり、恐怖はありましたか?もしそうであれば、どのように克服したのでしょうか?

ヴィルヌーヴ:映画を作ることそのものが、まるでゴム・ジャバール(※劇中で主人公ポールが対峙することになる試練の1つ)のテストみたいでしたよ(笑)。 私の場合、一旦制作が始まれば恐怖のスイッチをオフにできるほうなんです。プレッシャーを感じるとすれば、それは自分の内なる声によるもので、外部からのプレッシャーはシャットアウトできます。他の人が手がけてきたものとか、この作品の歴史についてあれこれ考えてしまうと、イメージが湧いてこないですし、カメラを回すことが出来なくなってしまう。あたかも、自分がこの原作を映像化する初めての人であるかのように思い込むようにしています。そうでないと身動きが取れなくなってしまうんです。

(撮影や作品の)合間は「なんであんなことをしてしまったのだろう?」という念に駆られることもありますけれど、撮影に飛び込んでしまえば、そういう恐怖は通り過ぎていきます。気温が50度にもなる砂漠で、キャスト数百人率いての撮影となると、ある種の瞑想状態でいないと、到底(監督は)務まりません。ただ、深いところでは恐怖を感じていると思いますけど。

ティモシー:監督が正直に言ってくれて良かったです。「恐怖」に関して僕からも言わせてもらうなら、「自分が何しているのか分からない」という状態は必ずついて回るものだと思いますし、分かりきった気持ちになどなれっこない。特にポール役に関して言うと、ゴム・ジャバールの試練からも分かるように、ものすごい重荷を背負った青年でありながら、だからこそあの「恐怖を退ける連祷」が力強く響くのだと思うんです。僕自身も映画の撮影が終わったあと、あの祈りを実生活に応用しています。

祈りにもある通り、恐怖は決して逃れられるものではなく、自ら通り抜けていくほかないものです。例えば、5〜6ヶ月ずっと続く撮影スケジュールを撮影初日に眺める恐怖や、かつてヒュー・ジャックマンなどの名優と同じようにドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品の主役を張ることのプレッシャー、やがて宇宙を支配することになるポール・アトレイデスを演じる恐怖などは、すべて通り抜けていきました。とにかくこの映画に出演できたことは大きな喜びとなって、人生を変えるような経験にもなりました。心の底からドゥニに感謝しています。

ヴィルヌーヴ:ちなみに、これは確かキューブリックのことだったと思いますが、彼は「撮影中に下す決断の中で一番大変なのは朝の決断だ。つまり『車から出て現場へ向かうか、車の中に居留まるか』という決断だ」と言っていたそうなんです。この言葉には共感しますね(笑)。

 DUNE/デューン 砂の惑星©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

── (ヴィルヌーヴ監督に)あなたは、デヴィッド・リンチ版の『DUNE』に、オマージュを捧げましたか?

ヴィルヌーヴ:それは良い質問です。フィルムメーカーとして、私は長年リンチにとても影響を受けてきました。それは、誰かが私のフィルモグラフィーを見て、すぐに気づくようなことではない。でも、フィルムメーカーとしてリンチがフレームの中でどのように緊張感を作り出すか、恐怖や不安をどう扱うか。そしてフィルムメーカーとしての彼の官能性といったものは、私がいつも感心してきたことでした。

彼は、今生きている最も偉大なフィルムメーカーの一人です。だからずっと、フィルムメーカーとしての私に、とても大きな影響を与えてきました。(この作品にも)少しは(リンチの)影響があるに違いないと思います(笑)。私は、いくつかの影響を受けている人間なんです。でも、直接のオマージュについては……どうでしょう。私は、リンチが(『DUNE/デューン』を作るという経験に)良い思い出を持っていないことを知っています。だから、そのことに敬意を払って、彼の作品から離れているようにしました(笑)。

大画面での映像体験、コロナ禍で観る意義

── ウェリントン・ユエ博士を演じているチャン・チェンと一緒に仕事をした感想を教えて下さい。彼との興味深い逸話などはありますか。ティモシーは今もマンダリン(標準中国語)のセリフを覚えていますか?

ヴィルヌーヴ:私にとって、それ(チェンとの共演)は古くからの夢でした。1990年代に、ウォン・カーウァイの映画でチャン・チェンを見て以来、彼のファンだったんです。『ブエノスアイレス』(1997)とか、初期の頃のすべての映画を観ました。3年前に、カンヌ映画祭でチェンと一緒に審査員をやる機会がありました。それが、美しい友情の始まりだったのを覚えています。それで、ドクター・ユエをキャスティングする時が来た時、ほんの一瞬もためらわいませんでした。スタジオ側に、「本当に素晴らしいこの役者を監督するという栄誉を得られることは、私にとって夢なんです」と言ったくらいです。そしたら、彼らも全員同意してくれました。そして、彼は役を引き受けてくれたんです。

チェンは、すごい集中力と素晴らしい正確さ、そして忍耐強さを持っている人です。こういう映画には、よく大きな準備が必要です。彼はいつもセットにある安らぎのオアシスみたいだと感じられました(笑)。彼は、良い意味で、一番優しく、一番静かな人でもありました。とても落ち着いているんです。彼はセットにいるみんなを感動させていました。彼と一緒に仕事をできる機会を持てて、私がどれほど感謝しているか言葉に出来ないくらいです。

ティモシー:同じように、僕もチェンと一緒に仕事をできて深く感謝しています。彼は極めて優れた実力派の俳優で、精神的な強さと同じくらいの繊細さ感じることが出来る稀な人間の一人なんです。

あとは……強さがある。そして、正義のために戦う能力がある。だから、彼と一緒に仕事をするのは本当に素晴らしかったです。ドゥニが言ったように、彼はセットでのオアシスみたいに感じられました。たぶん、彼が演じていた役どころの本質に合っていたんでしょうね。彼と一緒に演じていると、安全に感じられました。ぜひ彼とまた一緒に仕事したいです。

(マンダリンに関する)もう一つの質問ですが、他の映画で僕が話した外国語は、その構造をある程度マスターしていました。(中国語はそうじゃないから)マンダリンのセリフはセットで発音通りに覚えたんです。今はうまく話せないと思いますよ。トライしてみることは出来るけど、きっとうまく出来ないと思う。

── 何て言ったか覚えていないんですか?

ティモシー:いえ……。試してみることは出来ます。試して欲しいですか?あなたのためにやってみます。

──(中国語で)あなたは「それはどういう意味ですか?」と言ったんです。

ティモシー:「???」。(中国語のセリフを言おうとするが、うまく話せず)今はうまく言えませんね(笑)。

── 大丈夫ですよ(笑)。

ヴィルヌーヴ:撮影した時には、彼はちゃんと言えたんですよ。

ティモシー:そうです。その通りです。撮影した日には言えたんですから。うん、撮影日にはちゃんと言えた。

ヴィルヌーヴ:そう、そう。ティモシー。君がそれをちゃんと言うことが出来て、私はとても感心したんだから。そしてチェンは、君がちゃんと言えていると言ってたよ。

ティモシー:僕はドゥニを見て「今ので良かった?」って言ったんです。それから、「なぜ僕は彼に訊いているんだ?」って思いましたよ(笑)。
ヴィルヌーヴ:(笑)。

ティモシー:そしたらドゥニは「いやあ。今のは良かった。良かったよ」って言ったんです。

 DUNE/デューン 砂の惑星©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

── 監督に質問です。小説『デューン 砂の惑星』は、映画化するのが不可能だと言われてきた小説です。もっとも大きなチャレンジは何でしたか?また、それをどのように克服しましたか?

ヴィルヌーヴ:最大のチャレンジの一つは、その複雑さにありました。『デューン 砂の惑星』の強さの一つやクオリティは、物事がどのように描かれているかというディテールにあります。(原作者の)フランク・ハーバートが、どれほど深く文化を描いたり、文化同士の関わりを描いたかということにあるんです。あまりに豊かな世界なので、その詩をスクリーンに持ち込むのはある意味複雑なこと。たくさんバックストーリーがあるんです。

必ず観客を誰も失わないようにすることが最大のチャレンジでした。知る必要のあることがたくさんあるからです。(映画を観ている時に)本を読んでいるように学ぶんです。でも、映画を出来るだけ分かりやすくするようにも気をつけました。観客の誰もが、取り残されたように感じないようにしないといけなかった。それが大きなチャレンジでした。皆さんに、何が起きているかを理解するのに十分な情報を与えて、原作の詩の美しさを捉えること。それが大きなチャレンジでした。

── おふたりに質問です。本作もパンデミックの影響を大きく受けた作品の一つです。いよいよ本作が公開されて、観客もようやく観られるわけですが、今どのように感じていらっしゃいますか?

ティモシー:とても嬉しいですよ。すごくワクワクしています。僕はこれまで、こんなに大規模で壮大な映画に出たことがないです、もちろん、こういう映画でこんなに大きな役をやったことがない。僕が演技を始めて以来、ドゥニと仕事をすることは夢でした。それだけでなく、僕たちはIMAXでこの映画を観るという映画的体験を世界中に与えてあげられる。そして僕は、輝かしいキャリアを持つハンス・ジマーのことも考えています。彼は、この映画のために素晴らしい音楽を作曲しました。

僕は数ヶ月前に本作を観る機会がありました。自分の人生で、どんなことに対してもこんなに興奮して、うれしく感じたことはなかったほどです。それは、奇妙なフィーリングで。僕はカンヌ映画祭で、まさに今いるところで、3年前の(ほぼ)今日と同じ日に、ドゥニに会いました。だから、ストーリーがそうであるように、この映画をフィニッシュラインまで持っていくことは、壮大な旅だったように感じられます(笑)。でも僕は、そこまでやり通すことができて感謝しています。それがコロンビアだろうと、中国だろうと、台湾だろうと、日本だろうと、皆さんが大画面で観てくれることを心から願っています。この映画が観られるべき見方で観てくれることを。とにかく大きな画面で。

ヴィルヌーヴ:私たちは、将来何が起きるか分からないという時期を経験しました。それから映画が出来上がったんです。映画自体は存在していました。でも、皆さんがどのように、いつ(観る)というのが分からなかった。心を落ち着けないといけませんでした。

この作品を作る機会を持てたことに、本当に感謝しています。このプロジェクトにアプローチして、仕事をさせてくれたことに対して、映画の神様に深く感謝している。たぶん、これは私のもっともパーソナルな映画なんです。奇妙なことに。一番大きな作品だけれど、もっともパーソナルな作品です。この映画に、私はもっとも深く、親密な繋がりを持っています。また、フィルムメーカーとして、自分の人生でこれまでに手がけた最高の作品だとも思います。それを皆さんと分かち合うことをとても楽しみにしています。

DUNE/デューン 砂の惑星©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

第2回は、ヴィルヌーヴ監督が原作で最も大切にしたい要素と語っていた修道女ベネ・ゲセリットであり、主人公ポールの母親でもあるレディ・ジェシカを演じたレベッカ・ファーガソンのインタビューレポートをお届けする。


10,190年、銀河系は分裂した。人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いたあとの世界では、ひとつの惑星をひとつの大領家が統治する身分制度が敷かれている。レト・アトレイデス公爵は、皇帝の命を受け、通称「デューン」と呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めていた。そこは、抗老化作用を持つ香料・メランジの唯一の生産地。一家には莫大な利益がもたらされるはずだったが、レト公爵を待っていたのは、メランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝の陰謀だった……。

DUNE/デューン 砂の惑星』には、ハリウッドを代表する俳優陣が集結した。『君の名前で僕を呼んで』(2017)のティモシー・シャラメ、『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤ、『アクアマン』(2018)のジェイソン・モモア、アカデミー賞俳優ハビエル・バルデム、『アベンジャーズ』シリーズでサノスを演じたジョシュ・ブローリン、そして『スター・ウォーズ』続三部作のオスカー・アイザックと、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)のレベッカ・ファーガソンらが名を連ねている。ほか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイヴ・バウティスタや、『マイティ・ソー』『マンマ・ミーア!』シリーズなどの名優ステラン・スカルスガルド、『アントマン』シリーズや『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)などのデヴィッド・ダストマルチャンら、多彩な実力派が参加し、強力な布陣が揃った。

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』は、2021年10月15日(金)全国公開。

『DUNE/デューン 砂の惑星』公式サイト

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