アンジェリーナ・ジョリーが語る、“ダイバーシティ”こそ『マレフィセント』の世界観

10月13日(日)8時20分 クランクイン!

 最新主演映画『マレフィセント2』のプロモーションで5年ぶり、9度目の来日を果たしたオスカー女優のアンジェリーナ・ジョリー(以下、アンジー)。ディズニー映画を代表するヴィラン “マレフィセント”を大胆かつ繊細に演じたアンジーが、本作に込めた“家族”への思い、そして世界を1つにする“多様性”について胸の内を語った。また、この日はアンジーと共に初来日したカラスのディアヴァル役のサム・ライリーも同席した。 本作は、『眠れる森の美女』の新たな伝説を実写映画化したディズニー映画『マレフィセント』(2014)の続編。永遠の眠りから目覚め、マレフィセント(アンジー)と母娘のように深い愛情で結ばれたオーロラ姫(エル・ファニング)。だがある日、隣国のフィリップ王子(ハリス・ディキンソン)からプロポーズを受けたことから、オーロラ姫にさまざまな試練が降りかかり、マレフィセントは“究極の愛”が試されることになる。

 今回、ミシェル・ファイファー演じるフィリップ王子の母・イングリス王妃が、マレフィセントとオーロラ姫との関係を引き裂き、妖精の国を滅ぼそうと画策するが、2人の愛は、揺らぎながらも深い部分でしっかりと結ばれている。この描写に対してアンジーは、「私がこの作品で伝えたかったメッセージが2つあるの」と大きな瞳を輝かせる。

 「1つは“家族”の在り方。私は、血のつながりはそんなに重要なことではないと考えています。マレフィセントとオーロラ姫のように、私たちが生きているこの世界の中で出会い、そしてお互いが理解し合えれば、誰でも家族になることができる。それを一番お伝えしたかった」と力説。アンジー自身、養子3人、実子3人の6人の母親。先日のジャパンプレミアでは、養子の長男マドックスと長女ザハラと共にレッドカーペットを歩き、満面の笑みを浮かべていたが、「もちろん、(この映画を作る上で)私の家族は1つのモデルケース」と語り、本作のバックボーンになっていることを明言した。

 そしてもう1つのメッセージが、「ダイバーシティ(=多様性のある世界)」の実現。「イングリス王妃のように、人と人を分離させることに執着する人が世の中にはたくさんいますが、ありのままにお互いを認め合う、そんな世界を私は望んでいます。“ダイバーシティ”には全てを受け入れる強さがある」と主張。そして、それを象徴しているのが、マレフィセントと同じ種族“ダークフェイ”集団が登場するシーンだ。 アンジーの監督作『不屈の男 アンブロークン』(2014)に続き、本作にも出演している日本人ミュージシャンで俳優のMIYAVIとは公私共に親交があり、子どもたちが同じ空手教室に通い、ホリデーも一緒に過ごす仲。今回、彼はダークフェイのウド役にキャスティングされているが、「MIYAVIが演じたウドをはじめ、ダークフェイたちがマレフィセントを助けるために集まるシーンは、この『世界』を象徴するような存在として描きたかった。さまざまな国の人たちがたくさん登場しますが、民族に合わせて全て当て書きされたキャラクターなんです。その中で、MIYAVIは『子どもたちを守る』という心優しいキャラクターとして描かれていますが、とても美しかった」と笑顔を見せた。

 一方、マレフィセントに命を助けられ、以来、彼女のよき理解者として寄り添うディアヴァルを演じたサムは、「2作目で戻ってくるのがとても楽しみだった」とニッコリ。「1つはいつも死んでしまう役が多かったので、同じ役を2度やるのが初めてだったということ。もう1つはキャラクターをさらに深めたかった。マレフィセントとは、まるで長年連れ添ったカップルのような関係だからね。そこにユーモアを持ち込んだら面白いと思ったんだ。湖面を鏡がわりに、マレフィセントにお愛想笑いをコーチするシーンは最高にチャーミングだったね」とご機嫌な表情で語った。

 伝える価値がある物語ができるまで、続編の製作を待ったというアンジー。1作目では子どもだったオーロラ姫が、今回は年ごろの若い女性になって、“結婚”をめぐる物語になった。3作目の製作にも意欲的なアンジーは、「もしかすると、次回作はオーロラ姫が母になったら?という物語になるかもしれないわね。それに、私たちは自由に飛ぶことができるから、日本で『マレフィセント』…なんてこともあるかもしれません!」と期待をあおっていた。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『マレフィセント2』は10月18日より全国公開。

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