【いだてん】中村七之助、三遊亭圓生役にびっくり 兄・勘九郎は金栗四三にぴったり

10月13日(日)6時0分 オリコン

大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』中村七之助が三遊亭圓生役で出演(C)NHK

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 NHKで放送中の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)。歌舞伎俳優の中村七之助(36)が、第38回(10月6日放送)と第39回(同13日放送)で三遊亭圓生を演じる。七之助は、同ドラマの主役の一人、金栗四三を演じる中村勘九郎の実弟。作者・宮藤官九郎氏の映画初監督作『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005年)に主演した縁もあり、「前々から何かしらの役で出演を希望していましたが、走っている金栗さんとすれ違う通行人Aくらいだと思っていたので、まさか三遊亭圓生という役をいただくなんて、びっくりしました」と明かす。

 三遊亭圓生(山崎松尾)は、落語の神様・古今亭志ん生(美濃部孝蔵)と並び称される当代随一の落語家。芸風はまったく対照的で、端正かつ洗練された語り口が持ち味。記憶力が抜群で、持ち噺の数は300を超え、落語史上最多とも言われる。

 第39回は、脳出血を起こして倒れるも一命をとりとめた志ん生(ビートたけし)が、弟子の五りん(神木隆之介)に、戦争中に満州へ兵士たちの慰問興行に行ったときのことを語りだす、たった1回の満州パート。インタビューを行ったのも、戦争中の満州の町並みを再現したオープンセットでの撮影の合間だった。

 「実在した三遊亭圓生さんも古今亭志ん生さんも、戦後、日本に戻ってきてから、芸が深まったと言われます。兵士の慰問興行で満州にわたって、そこで終戦を迎えて、悲惨な目に遭って。それが、きっと芸の肥やしになったのでしょう。最初は反目し合っていた孝蔵とも、お互いに人として、噺家として、認め合い、尊敬し合うようなっていく。満州にわたってからの変化を、苦しい中に見た希望を、第39回の中でお見せしたいと思っています」と話していた。

 兄の勘九郎が演じる金栗四三を見ていると、「金栗さんのマラソンにかける真っ直ぐさは、兄の芸に対するストイックさそのまま。金栗さんが真剣にやっていることが、傍から見るとちょっと面白い、という感じも兄を見ているようです。宮藤官九郎さんが書きたかった金栗四三像と兄はぴったりだったんじゃないか、と思っています」。

 『いだてん』を見ていて、また出演して、宮藤氏の脚本の魅力を再認識したという。

 「宮藤さんは、いい意味で変な人です。何かを思いついて、クックックッと、一人で笑っていることもありますしね(笑)。脚本を書きながら、いろんなアイデアがどんどんふくらんでいくんでょう。第1回に登場した落語の『富久』が、第39回につながってくるなんて。『いだてん』では、キャラクター一人ひとりと、それを演じる役者に対する愛がことさら伝わってきます。役者の生かし方に旨さと、脚本構成の巧さの両方がある」。

 そんな七之助演じる圓生にも見せ場が。「やけになって死のうとする志ん生に対して、初めて感情を爆発させるんです。そこで、『生きて、日本に帰ろう』とか、『もう一度、高座上がろう』とか、自分たちのことではなくて、未来へつながるせりふをチョイスするところが宮藤さんのすてきなところ。大好きなせりふです」。

 第39回では、圓生と共に満州を巡っていた孝蔵が、小松勝(仲野太賀)と出会っていたことが明らかになる。やがて終戦。おりん(夏帆)は帰国しない孝蔵の無事を占ってもらおうと、日本橋のバー「ローズ」を訪ねるが、そこに田畑(阿部サダヲ)が現れる。

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