ガンダムに詳しくないとダメなのか? “知らない”を強みにするガンプラモデラーの「自由な発想力」

10月13日(日)7時0分 オリコン

【左】ドムフライトタイプ/制作:ヨッシー【右】ケンプファー/制作:うどん県のチャンポン(C)創通・サンライズ

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 40年の歴史を持つ『機動戦士ガンダム』には宇宙世紀を舞台にした正史からアナザーガンダムまで数多くの作品がある。全作品に精通するファンがいる一方で、「ファーストしか知らない」「Zガンダムだけ見た」といった、一部の作品だけを見たファンも多い。今回紹介する二人のモデラーは、「ファースト以外はあまり詳しくない」というヨッシー氏とうどん県のチャンポン氏。シリーズに詳しくない、ガンダムを知らないからこそ生まれる自由な発想と原動力とは。

■ジオン系MS“モノアイの輝き”「グポーンの音に痺れた」(ヨッシー)

 自身のガンプラ作品の“強み”についてヨッシー氏は、「ガンダムにあまり詳しくないこと」と明言する。「私はファーストやユニコーン以外はあまり深く知りません。ガンプラを沢山作っているのに、なんで知らんの?って言われた事もあります(笑)。逆に、設定とか知らないほうが好きに作れる」と語った。ガンプラは勝手に想像しながら作るのが楽しく、“ガンダムを知りすぎていない、深く知らない”という事が、自由な作風に繋がっているようだ。

ガンプラ制作を楽しむうえで“想像”が大事だと強調するヨッシー氏、そのアイデアの源泉についても聞いた。

 「色んなモデラーの方の作品を見せてもらって、良いなと思うところを自分なりに変換してみたり、あとはディテールアップの時に、陸戦機やミリタリーな雰囲気が出るように戦車や戦闘機、『装甲騎兵ボトムズ』なんかの装甲の分厚さなんかも意識したりしています。1つでなく、色々なことが想像の源ですね」

 そんな氏が制作した代表作が『ドムフライトタイプ』。武骨で重厚なドムを飛ばす…そのギャップをガンプラで表現したという。フライトタイプといえばグフが有名だ。その点についてヨッシー氏は「最初はグフのフライトタイプを想像したんですが、好みでは無かったのでパスしました。で、『サンダーボルト』シリーズに出てくるグフ・ショーンカスタムが背負っているホバーユニットをフライトユニットという事にして、ドムに背負わそうという発想になりました」と教えてくれた。

 ガンダムシリーズについて詳しくないと明言する同氏だが、ファースガンダムだけは特別だと強調する。

 「実際、チョイスするキットはほとんどがファーストのキットです。なので、自分が作るのはドム、ゲルググ、ザク、グフ、ズゴックといったジオン系の機体のみ。理由はモノアイに魅了されたからですね。このただ丸い光の玉が、無機質で感情があるはずの無いロボに色んな表情を与えている気がします。“グポーン”という音に心を鷲掴みされてる方はめっちゃたくさんいますよね(笑)。私もその一人です」

■ガンプラをSNSにアップするのはフォロワーを増やす不純な動機(うどん県のチャンポン)

 ヨッシー氏と同様、「ファーストガンダム以外はあまり詳しくない」と語るのがうどん県のチャンポン氏。そのため、制作キットのラインナップはファーストに偏っていて、好きなMSをファースト以外から見つけた場合は、機体の背景や搭乗キャラクターを改めて勉強する、というパターンになっているのだそう。

 そこで、ファーストの中で好きなモビルスーツについて聞くと、「ザク」と即答。チャンポン氏は「ファーストガンダムの第1話に登場した時からのファンです。戦闘兵器という意味での無骨ながらも洗礼されたデザインとカラー、特にモノアイと動力パイプの組み合わせはたまりません。ザクの他にもドムやグフ、水陸両用MSなども大好きですが、結局、私が好きなMSはモノアイがあるジオン系MSに集約されてしまいます(笑)」と楽しそうに語ってくれた。

 同氏は自身のガンプラ作品を、Twitterの他Instagramにもアップしている。その理由について聞くと「フォロワー数を増やすためだった」と率直に明かす。

 「私はInstagramを始める前にまずはTwitterを始めていて、ガンプラをアップしたのはフォロワーを増やすためという不純な動機でした(笑)。すると想像以上の反響があって。有難いコメントも沢山頂けて、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分と言いますか、やっと自分の作品のクオリティに自信が持てました」

 また、Instagramの場合は海外の反響も多く、世界中のガンプラファンと交流が始まったのだという。実際、世界中の方からのフォローも増え、英語のコメントや、制作に関する質問をもらった時には「ガンプラ作ってて良かった!なんてガンプラは世界中で愛されているんだろう!」と改めてガンプラの存在に驚愕したのだそう。チャンポン氏は「これからもガンプラを通じて世界の人と繋がっていきたい」と笑顔で語った。

(C)創通・サンライズ

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