あまりにガチ過ぎる!昭和の男児向け「料理玩具」

10月14日(土)16時0分 まいじつ

幼児の定番遊び「おままごと」に革命をもたらしたのが、アサヒ玩具が1969年に発売した『ママレンジ』でした。



『週刊少年キング』少年画報社/1974年11月18日号より



おもちゃに家庭用AC電源を使用し、市販のホットケーキミックス粉を付属の小型フライパンに垂らし、電熱ヒーターの熱で実際にホットケーキが焼ける、というのがウリでした。子供が本物のホットケーキを焼いて食べるという斬新さは、ごっこ遊びを創造の域にまで高め、その後のおままごと玩具の流れに多大な影響を与えました。


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そんな『ママレンジ』の大ヒットを意識したのか、1971年、ブルマァクから『怪獣焼』なるものが発売されました。



何と、ごらんの通りごく一般的な鋳造でできたごっつい「たいやき型」なんですよ、コレ。焼かれるのが鯛ではなく、怪獣とウルトラマンですが。


『ママレンジ』の「実際に食べられるお菓子が作れる」というリアル玩具志向をさらに進め、実際のガスコンロで使用することを前提とした“ホンモノの調理器具”なんです。



第2次怪獣ブームに便乗しようと、料理道具会社が、当時『帰ってきたウルトラマン』の版権を取得していたブルマァクに企画を売り込んだのでしょう。


この品が売られていた当時、わたしは毎日のように玩具屋に出入りする子供でしたが、この商品を見た憶えがありません。一体どういう販路で流通していたのか…。


十数年前にオークションで初めて見て、びっくり。安値で入手して、そのままにしておいたのですが、飾っておいてもしょうがないので実際に使ってみることにしました。


鯛焼きの要領で水で溶いた小麦粉で生地をつくり、『怪獣焼』に流し込んで、中にあんを入れてガス台で焼きました。これが完成品です。




う〜ん、あんまりカッコいいとは言えませんが、リッパな器具だけあって、なかなかおいしいです。ヒーローの形をしたお菓子が家庭で作れるなんて、子供にはうれしかったでしょうね。


もうちょっとデキのいい型を作って縁日の屋台なんかで売ったら、いまでもけっこう受けるんじゃないでしょうか。『ガヴァドンA焼き』なんて、かわいくていいと思います。でも版権料高そうだから、この際パチ怪獣でいくか(笑)。チェーン店展開したりして、ひともうけも夢ではないかも。


(写真・文/おおこしたかのぶ)



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