ジェニファー・ロペスから広がるチャリティの輪!プエルトリコのハリケーン被災者救援の数々
2017年10月16日(月)20時17分 シネマカフェ
各界セレブがチャリティ番組に集結
14日(現地時間)にはジェニファー・ロペスが中心となってチャリティ・ライブ「One Voice: Somos Live! A Concert For Disaster Relief」を開催、チャリティ番組として放送された。
両親がプエルトリコ出身のジェニファーは交際中の元メジャーリーガー、アレックス・ロドリゲスとロサンゼルスの会場でホストを務め、マイアミの会場ではジェニファーの元夫のマーク・アンソニーが中心となってライブ・パフォーマンスが繰り広げられた。
ラテン系のアーティストに留まらず、「コールドプレイ」やデミ・ロヴァート、グウェン・ステファニ、スティーヴィー・ワンダーらが演奏し、セレーナ・ゴメス、ヴァネッサ・ハッジェンス、ジャレッド・レトやヴィン・ディーゼル、エレン・デジェネレス、キム・カーダシアンらが視聴者からの電話による寄付の受付に対応。参加したセレブたちはインスタグラムでも電話での寄付を呼びかけた。
甚大な被害の救援を目指すアーティスト団体を設立
ハリケーンの直撃によって、プエルトリコほぼ全域で停電が発生、通信網や水道などのインフラも壊滅状態が続き、全土は崩壊した建物の残骸で道路が塞がれた状態。15日(現地時間)までに確認された死者は48人、行方不明者は少なくとも113人。電力が復旧した地域は15パーセントで、全域の復旧はクリスマスの頃までかかるかもしれないとABCニュースは報じている。
ジェニファーはアレックス、マークとともに被災者の救援を目的にしたアーティストの団体「Somos Una Voz」を設立。今回のイベントで集めた全額を、アメリカ、メキシコ、プエルトリコやカリブの被災地域に食料やシェルター、医療、電力や通信網の回復など復興のために、UNICEFなど各団体に寄付する。
チャリティ・ソングのリリース!セレブ自ら救援活動も
ジェニファーとマークは6日にリリースされたチャリティ・ソング「Almost Like Praying」のレコーディングにも参加。『モアナと伝説の海』やトニー賞11部門制覇のミュージカル「ハミルトン」のクリエイターで主演のリン・マニュエル・ミランダが作詞作曲し、『ウエストサイド物語』の名曲「マリア」の歌詞を引用したもので、グロリア・エステファン、ジョン・レグイザモ、カミラ・カベロらが参加。『ウエストサイド物語』でアカデミー助演女優賞に輝いたプエルトリコ出身のリタ・モレノも歌声を披露している。同曲の収益はヒスパニック・フェデレーションが設立したUNIDOS基金へ全額寄付される。
このほかにも、ジェニファー・アニストンは赤十字、プエルトリコ出身のリッキー・マーティンが設立した基金に50万ドルずつ計100万ドルを寄付。同基金にはレオナルド・ディカプリオやアレック・ボールドウィン、エレン・デジェネレスらも寄付を寄せ、これまで300万ドルが集まった。14日のライブにも参加したリッキーは自ら救援物資を故郷に運ぶなど、精力的に救援活動を続けている。