成宮寛貴が日本の芸能界に復帰する可能性が、限りなく低い理由

10月18日(水)0時30分 messy

成宮寛貴Instagramより

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 イケメン演技派俳優として日本の芸能界で活躍した成宮寛貴氏(35)。イケメンだけれども、彼はちょっとイカれた悪役がとてもよく似合っていたと筆者は思う。「この人と反町隆史は、今後はもうイケメン悪役専門でいけばいいのに」なんていう妄想をしていたことも一時あったぐらいだ。決して熱狂的なファンではなかったけれども、「成宮君が出てるなら、観てみようかな」とチャンネルを合わせたことは何度かあった。その程度のファンでも成宮氏の突然の薬物騒動は衝撃的であったのだから、あのころの彼のファンの気持ちは果たしていかばかりであっただろうか……。

 あれは2016年12月のことだった。写真週刊誌「フライデー」(講談社)で成宮氏のコカイン使用疑惑が何枚かの写真とともに報じられたのである。当時成宮氏が所属していた芸能事務所のトップコートはこの報道後に「成宮はしかるべき機関で検査を受け、陰性の結果を得た。立ち会った弁護士が正式な鑑定書を保管している」とコメントを発表している。しかし、陰性結果だったにも関わらず成宮氏はたった一枚のFAXをマスコミ各社に送信して突然芸能界引退を発表した。

 そのFAXには「心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました」「人には絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまい、このまま間違った情報が拡がり続ける事に言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです」「今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません。今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい」などの言葉が並んだ。

 そのため当時の情報番組のコメンテーターは彼の心理状態を心配し「誰かそばについててあげて」と画面の向こうから盛んに発信していた。ネット上でも成宮氏のファンが「成宮君にもしものことがあったらどうしてくれるの?」「責任を取る覚悟はあるのか」「みんなでこの会社を潰そう」と「フライデー」を攻撃するようになり、同誌のツイッターアカウントは大炎上したのである。

 だが、今の成宮氏はどうやらとてもお元気のようだ。10月17日発売の「女性自身」(光文社)は成宮氏が現在欧州に移住し、Instagramアカウントで現状を公開していることを報じた。記事によると昨年12月、芸能界から去った成宮氏は一時バリ島に滞在していたものの、ほどなく帰国。日本国内でファッション業界での再起の道を探っていたという。だがしっかりとした説明もないまま引退した成宮にはダークなイメージがつきまとうため、ファッション界は彼を敬遠した、と記事の中で広告代理店関係者が明かしている。また、かつて「女性自身」が報じた舞台での復帰説や飲食店開業説もどれも進展している様子はないとされている。そんな中、成宮氏がドイツに移住するという話が、今年の8月ころに彼の友人の間で広まったという。同誌に掲載された彼の友人のコメントによると、ドイツ渡航時の成宮氏は「いずれは国際結婚をして、日本国籍を失ってもいい」という覚悟までしていたと言うのだが……。なぜか最近ドイツを離れ、スウェーデンに移住したらしい。英語が得意ではない成宮氏には長い海外暮らしは精神的にきついのではないかと、この友人は心配するコメントを寄せているが……。

成宮寛貴の公開インスタにファン歓喜のコメント

 成宮氏はInstagramで一般の人も自由に閲覧できるアカウントと、承認制アカウント、そのふたつを使い分けているという。筆者も試しに「成宮寛貴 インスタ」で検索してみると、一つのアカウントはすぐに確認できた。成宮氏の本名は成宮博重なので、アカウント名もそのままhiroshige_ narimiyaだ。このアカウントでの初投稿は昨年7月29日となっている。ん? ということは最初の写真はまだ騒動の前ということだろうか……自撮りでおどけた表情を見せる成宮氏がいる。その次は8月5日となっているため、おそらくこれは今年の夏のものだろう。現時点での最終投稿はろうそくの炎が揺れる動画で日付は3日前。まだ合計で21枚しか投稿はない。中にはジムでの自撮り写真もあり、筋肉隆々の肉体は昨年までの彼のイメージと随分違う。相当ストイックに体を鍛えていることが見てとれる。この投稿に押された<いいね!>は10月17日午後の時点で2567件。コメントは222件。「ドキドキが止まらない」「なりくんが見れてほんとに幸せ」など彼のファンからの愛あるコメントがほとんどである。なお、成宮氏が投稿時につけるキャプションはほぼ英語だ。これは今後の拠点を海外に移して生きていくという彼の決意の表れなのだろうか。



 ファンからの優しいコメントを見て、癒されているのだろうか、それとも虎視眈々と芸能界復帰の足掛かりをつかもうとしているのだろうか。一度浴びたスポットライトの眩さは、そう簡単には忘れられない——よく聞く言葉である。事実、一時は芸能界引退を表明しても結局は戻ってくる人も多い。だが彼の場合は、芸能界への復帰のハードルは相当に高いだろうと思われる。戻ってくるとしたなら、なによりもまず関係者とファンに彼の口からあの騒動はいったいなんだったのかをきちんと説明する必要があるからだ。

 一方で、同誌では「ファッションブランドは老舗の百貨店とも取引するので、負のイメージは敬遠される」としているものの、百貨店以外にいくらでも店舗をひらく道筋はあるし、全然クリーンではないヤンチャな輩も少なくない業界だ。飲食業界も同様で、芸能界で役者として稼ぐよりはよほど、可能性があるのではないか。

 とはいえ、日本にいれば第三者からの注目を免れることは難しい。遅かれ早かれ、スルーした“潔白”を証明せざるを得なくなるだろう。でもどうやって証明するのか。噂になった違法行為によって逮捕される可能性は本当に万に一つもないのか。芸能界でいえば、芸能プロダクションもテレビ局も舞台スポンサーも、懸念するだろう。「イメージが悪い」からではなくて、実際に危ういからだ。パッと見が胡散臭くて実際に違法薬物を愛好している一般の飲食業経営者がいるとして、しかしその見た目のイメージだけでは仕事を失わない。成宮氏はこの点では、あの報道があったおかげで明らかに不利である。

 成宮氏は英語が達者でないというが、習うより慣れろである。現地の人間関係も構築中だろう。日本で生まれ育ったからといって、これからも日本で働かなければならない理由などない。おそらくまだ当面は、スウェーデンの地に滞在するのではないだろうか。

(エリザベス松本)

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