岩合光昭が語るネコ撮影の極意「“あなたのことを思っていますよ”と念じながら撮ります」

10月20日(金)17時0分 文春オンライン

©lwago Photographic Office

 猫のことで頭がいっぱいで、雲を見ても壁の汚れを見ても、猫の形の幻をみつけてしまう岩合さん。NHKの人気番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』のために、絵になる猫を探し続けてもう5年。特別版がこの度、映画となった。


「劇場版に出てくるシチリア島のドメニコは、レンズを向けてすぐに“絵になる猫だ”とピンと来ました。異例ながら彼だけは3日をかけて撮影。野良猫なのでカフェではドメニコ、魚屋ではマルコとそれぞれみんな勝手に呼んでいる。あまりに堂々としているから、僕は途中からドンと呼んでいました。魚屋で魚をもらい、肉屋で肉をもらい、そのあとカフェにいってパンを食べる。まるでレストランのフルコースでしょ? 翌日は、鳩狩りをして、その後教会の懺悔室の前に座った。もう、感服しましたよ(笑)」


 こうしたキャラのたった猫が映画にはたくさん出てくる。


「野生動物にはこちらの意思が通じないけれど、猫は人あっての猫。“あなたのことを思っていますよ”と念じながら撮影すると猫は慮(おもんぱか)ってくれるんです」


 猫の目や体の動きに細心の注意を払いながら、岩合さんは今日も猫を撮る。



INFORMATION

『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』

10月21日より全国公開
http://nekoaruki-movie.com/



(「週刊文春」編集部)

文春オンライン

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