『ハナレイ・ベイ』佐野玲於の“粋なサプライズ”に吉田羊「…息子の愛を感じます」

2018年10月20日(土)16時46分 映画ランドNEWS

映画『ハナレイ・ベイ』公開記念舞台挨拶が20日、都内・丸の内ピカデリーにて行われ、キャストの吉田羊佐野玲於、村上虹郎、監督の松永大司が登壇した。



2005年に発表され単行本、文庫あわせ累計70万部を超えるベストセラーとなっている作家・村上春樹の『東京奇譚集』(新潮文庫刊)の一篇である「ハナレイ・ベイ」を映画化した今作。サーフィンに明け暮れる思春期の息子と、シングルマザーで彼を育ててきた母親サチの姿を描き出す。


ハワイのハナレイ・ベイで一人息子をサーフィン中の事故で亡くした主人公サチ役に吉田羊、サチの息子・タカシ役に佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、サチがハナレイ・ベイで出会う日本人サーファー・高橋役に村上虹郎が扮する。監督を『トイレのピエタ』で知られる松永大司が務める。



劇中でピアノや英語でのセリフを披露している吉田。「クランクインの1ヶ月前くらいに譜面が上がりまして、舞台の合間や家に帰って1日8時間くらい練習しました。英語も発音重視で練習しました」と苦労をにじませる。



一方、劇中でサーフィンを披露している佐野・村上の2人。佐野は「去年の夏、クランクインする2ヶ月前くらいから、自分は朝4時くらいに家を出て、千葉の方で2時間くらい練習して仕事に入る生活をしてましたね。サーフィン未経験だったので、初めてそのスポーツに触れてみて大変感心しました。自然を相手にするスポーツの難しさに、すごく魅力を感じましたね」と振り返った。



また、本作のコピーにもなっている「人生で一番大切な人に会いたくなる」にちなみ、自身の“大切な人”についてトークが進行。中でも、吉田は「この作品でともに戦った“戦友”のように思っている松永大司監督。女優として原点に立ち返させられました。またいつか、監督に『吉田さんとやりたいんです』って言ってもらえるような俳優になりたい」と想いを明かす。


松永監督は「中途半端な気持ちでやってない分、ここにいる役者と『またやろう』とは簡単には言えない。今しかできないことをやらせてもらったので。5年後、10年後、違う作品で出会えたらいいなと思います」と綴り、吉田に対して「(撮影前に)母親を亡くされたことを、最近まで僕に言わずにいたんです。びっくりしました…それくらいの覚悟で望んでくれたことを、僕もその分、返さなければいけないと強く思いました」とこみ上げる想いを明かした。



さらに、劇中シーンにかけ「異性にモテるための三か条」を吉田・佐野・村上が発表。吉田の「筋肉をほめる」に嬉しそうな表情をのぞかせた佐野。「やっぱり褒められるために鍛えてるの?」と聞く吉田に、佐野は「ハイッ!」と満面の笑みをのぞかせ、黄色い歓声を浴びていた。



佐野は「“仲間に会わせる”。仲間って自分(佐野)のことを一番よく知っていたりするので、そんな仲間にも会わせられるような、素敵な関係性にあると自分のことをもっと知ってもらえるんじゃないかなって思います」と明かした。



イベントでは、佐野から吉田へ感謝のサプライズプレゼントが。ハワイでの撮影の合間に買ったというプレゼント。佐野が現地でプレゼントを選んでいる姿を捉えた映像とともに、佐野は「羊さんを救うような相手もを選びました。お忙しいので、お守りのような」と想いを伝える。吉田は「(佐野が演じた息子)タカシ…息子の愛を感じます」と感慨深い様子だった。



映画『ハナレイ・ベイ』は全国公開中


©2018 『ハナレイ・ベイ』製作委員会


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