森川葵、初舞台は27歳差のロミジュリ「一瞬で恋に落ちる衝動を大事にしたい」

10月21日(日)17時0分 週刊女性PRIME

森川葵 撮影/森田晃博

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蒼井優さんに稽古着を教えてもらった



「すごくなじみがあったものではなかったので、“ああ〜やっと自分の生活の中に舞台ってものが入り込んでくるのかも”って思ってます」

 と、初舞台を踏む心境を独特の言葉で表現する森川葵さん。今、ドラマに映画に引っ張りだこの人気若手女優が挑戦するのは、宮藤官九郎演出『ロミオとジュリエット』のジュリエット役。宮藤官九郎初演出のシェークスピア作品というこでも注目を集めている。

「出演が決まったときに周りの人からも言われたんですけど、宮藤さんの演出でロミオ役の三宅弘城さんと私の27歳差のロミジュリってだけで、面白くならないわけがないだろうなと感じて、自分でも見てみたいと思いました」

 森川さんが宮藤作品に出演するのは、'14年に脚本を手がけたドラマ『ごめんね青春!』、脚本と監督を担当した'16年公開の映画『TOOYOUNGTODIE!若くして死ぬ』に続いての3回目。初の舞台が宮藤作品でよかったと言う。

「いろいろな場所でいろいろな形で宮藤さんとお会いできているのは、すごく幸せな環境で本当にありがたいなって思います。いつも自分の知らない面をスッと引き抜いてくださる。“ここに扉があるんだよ”ってほんの少し開けてくれるので、そこを自分で少しずつ開けていく感じです。この人のもとでなら絶対大丈夫だろうっていう安心感があるんですよね。だから初めてがこの宮藤さんの舞台だったら、絶対に舞台そのものを好きになるだろうなって気がしたんです。ポスター撮影で久々にお会いしたときにも“僕、初めての人、得意だから安心して”って言ってくれました」

 新しい作品に入るときは、いつも心配して考えすぎてしまうタイプで、今回も呼吸が苦しくなるような緊張感を感じているそう。初舞台に向けて準備していることは?

「私は本当に舞台っていうものを知らなすぎるので、まず稽古ってどういう格好でしているのか最近、仲良くさせていただいている蒼井優さんに聞きました。それでジュリエットだったらふわっとしたレッスン用のスカートを着るといいとか、いい稽古場用のシューズも教えてもらいました。あと友達の黒島結菜がボイトレの先生を紹介してくれました。そういう物理的なことばかり周りに聞いてますね(笑)」

 いちばんの課題は「初めから終わりまでセリフを覚えられるのか」ということ。

「ドラマや映画はシーンごとに撮影していくから、やり直しがきかない一発本番で通して演じたことがないので心配ではありますね。でも一連で気持ちの流れを最後まで演じられるのは楽しみです。城田優さんにも、“スイッチが入ると、その世界に入る感じになるタイプはすごく楽しいと思うから、きっと葵ちゃんは舞台好きなほうじゃない”って言われたので、どんな経験ができるのかなと」



■自分と合うと思う人は直感でわかる



 悲劇的な結末のラブストーリーは嫌いではないという森川さんは、ジュリエットの恋心をどう演じるのか。



「徐々に好きになってお互いの気持ちが通じるのではなく本当に一瞬で恋に落ちるので、衝動的に身体が勝手に動いてしまうとか、そういう衝動を大事にしながらやれたらなと思いますね。頭で考えすぎずに“こうしたい!”っていうのを表現できたらいいなと思います。私自身はかなり理性的に俯瞰で自分のことを見てるので、あんまりない衝動を引っ張りだしてきて(笑)」

 運命的な出会いを感じたことはありますか?

「女性でも男性でも、“この人好きだな、合うだろうな”って直感すると、後に仕事の現場で会ったら思ったとおりだったということはありますね。黒島結菜も初めて見たときから“絶対合うだろうな〜”って思ってたら、同世代でいちばん仲よくなったので」

 今作には、勝地涼さん、皆川猿時さん、田口トモロヲさんなど、舞台上で何か仕掛けてきそうな個性的な俳優が多数出演する。アドリブが飛び交いそうな予感もするが。

「そういうやりとりをするのはすごく好きなので、みなさんについていけたらいいなと思います。でも、以前、映画の撮影で皆川さんと一緒にフルートを吹くシーンがあって、もう面白すぎて本番中なのに笑いがこらえられなかったんですよ。ツボに入ると笑いが止められなくなっちゃうので、そこはしっかり切り替えていかないとって思ってます。爆弾があっちこっちにありそうなので(笑)」

 今、仕事の現場に行くのが大好きで、忙しいのはまったく苦にならないと言う。

「大親友が今年の春に就職して社会人になったんですけど、その子が毎日のように“もう会社に行きたくない”とか、“あ〜疲れた〜”とか言ってるのを聞いてて、私はそんなふうに思ったことないなって。それで、今の仕事はすごく自分に合っていて、これが自分のやりたいことなんだと最近やっと気づいたんです(笑)」

 休みは必要なさそうな森川さんだが、プライベートな時間は最近始めたデジタルの一眼レフカメラの勉強をしているそう。

「写真が好きで、ずっとフィルムだったんですけど、ちょっとデジタルもやってみようと思って手を出したら、ものすごく難しくて。フィルムの質感とか雰囲気に逃げてたことに気づかされて、デジタルの立体的な写真を勉強中です。

 舞台の稽古は1か月くらいあるので、もし余裕が出てきたら稽古場にカメラを持って行って、何か撮ってみたいなと思ってます」



<作品情報>

M&Oplaysプロデュース『ロミオとジュリエット』

 ベローナの街を二分して争うキャピュレット家のひとり娘ジュリエット(森川葵)とモンタギュー家のひとり息子ロミオ(三宅弘城)が許されぬ恋に落ちた末に悲劇的な結末を迎える恋愛劇。シェークスピア作品初演出の宮藤官九郎が名作を個性的なキャストでどう料理するのか必見。



東京公演:11月20日〜12月16日@本多劇場

新潟公演:12月19日@りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場

大阪公演:12月22日〜24日@サンケイホールブリーゼ

愛知公演:12月26日〜27日@刈谷市総合文化センター 大ホール

【お問い合わせ】(株)M&Oplays 【HP】http://mo-plays.com

<プロフィール>

もりかわ・あおい◎1995年6月17日、愛知県出身。2010年ファッション誌『セブンティーン』のオーディションでグランプリを受賞し、専属モデルとしてデビュー。2012年には女優デビューを果たし、ドラマ、映画などで幅広く活躍。現在、主演ドラマ『文学処女』(MBS日曜深夜0:50〜/TBS火曜深夜1:28〜)が放送中。今後は、映画『賭ケグルイ』『耳を腐らせるほどの愛』の公開などが控える。

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