NHKの体操番組に熱視線、5分で心をつかむ“裏切らない体作り”とは?

10月22日(月)8時40分 オリコン

10月22日から4日連続で放送されるNHK・Eテレ『マーヴェラスTVジム』(C)NHK

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 今年8月にNHK総合で4夜連続放送され、大きな話題を呼んだ『みんなで筋肉体操』。放送直後からSNSなどで情報が拡散され、続編やレギュラー放送を望む声が相次いだ。NHK Eテレでは10月22日に『マーヴェラスTVジム』、29日には『オトナのストレッチマン』と立て続けに筋トレ番組を放送予定。これまでにも数多くの体操番組を放送し、幅広い世代に愛されてきたNHKとEテレが展開する体操コンテンツの意義とは? 

■“誰でも簡単に”が必須 90年変わらず愛されるメソッド

 NHKで放送される体操番組といえば、『テレビ体操』、『みんなの体操』、そしてラジオで放送されている『ラジオ体操』がある。どれも、5〜10分で、誰でも気軽に実践できる運動として親しまれているのが特徴だ。

 最も長い歴史を持つのは、1928年に放送が開始された『ラジオ体操』。小学生が町内で早起きしてラジオ体操するのが夏休みの恒例になり、行事や会社の朝礼に活用されたりと、愛され続けている。さらにテレビでは、1957年から『テレビ体操』を放送。1999年からは『みんなの体操』がスタートした。『みんなの体操』は、年齢・性別・障がいの有無を問わず、すべての人々が安心してできる体操として考案された。月曜から金曜の毎日9:55〜10:00の5分間放送。椅子を使った座位の体操などを取り入れ、幅広い世代から人気の番組だ。

■体操から“筋トレ”へと発展 ユーザーの美ボディへの憧れとマッチ

 今年8月に放送された『みんなで筋肉体操』は、テレビを観ながら出演者といっしょに筋トレできる5分番組。最新の理論を駆使し、効率のいい筋トレメニューを紹介する内容だ。

 出演するのは、筋肉指導に近畿大学准教授の谷本道哉氏、アシスタントにスウェーデン生まれの庭師・村雨辰剛氏、東大卒の新人弁護士でコスプレイヤーの小林航太氏、そして俳優の武田真治と、個性豊かな面々。イケメンたちがタンクトップ姿で黙々とトレーニングを紹介する様子が話題を呼び、SNSでも広く拡散された。自身でトレーニングをする人はもちろん、鍛え上げられた身体は筋肉好きの女性たちの視線も釘付けに。武田が「ドラマ『南くんの恋人』以来の代表作が見つかりました!」と自信をのぞかせるほど、大きな反響があったようだ。

 Eテレではさらに、10月22日に筋トレ番組『マーヴェラスTVジム』(後7:50〜8:00)を4夜連続で放送。アーティストの西川貴教扮する『天才てれびくん』の人気のキャラクター“マーヴェラス西川”と共に、楽しく筋トレする方法を紹介する番組だ。西川氏の起用理由について、同番組チーフプロデューサー・三好健太郎氏はこう語る。「筋トレは「やらなきゃ!」とわかっていてもついついサボってしまいがち。でも、マーヴェラス西川にカメラ目線で励まされれば、視聴者のみなさんもきっとがんばれる。西川さんも大の筋トレマニアですし、説得力も抜群と考え、当ジムのトレーナーをお願いしました」

 番組では筋トレの方法をわかりやすく伝えることはもちろん、マーヴェラスの歌唱やデータ放送のゲームをしながら筋トレができる演出など、エンターテインメント要素が多分に含まれる。「『レッツ・マッスル!』のかけ声とともにエクササイズが始まるので、ぜひ挑戦してほしいですね。応援するマーヴェラスの歌声を聴きながら、全国一斉に目標に取り組む“連帯感”も味わっていただくことができるはずです」(三好氏)

 『みんなで筋肉体操』は「筋肉は裏切らない」が合言葉。村雨氏も番組予告で「切るのは私ではない 筋肉だ!」と名言を放っていた。『マーヴェラスTVジム』も「レッツ・マッスル!」というお決まりのかけ声とともに、一緒に頑張っている連帯感が味わえる内容になりそうだ。

■エンタテインメント性を加え、健康・体作りを“楽しく”提唱

 Eテレでは10月29日〜11月1日(後9:55〜10:00)に、『オトナのストレッチマン』も放送。1994年からシリーズを変えて続き、現在『ストレッチマンゴールド』(木曜9:00〜9:10)として放送中の教育番組の大人バージョンだ。

 番組では、通勤中の電車内や会議中のオフィスなどの仕事中に簡単にできるストレッチも紹介。日高のり子、宮野真守野沢雅子ら声優陣が癒しの声を担当するストレッチもあり、さまざまな角度から楽しめる内容となっている。

 近年、海外発のフィットネスジムの日本上陸や、自宅でできる体幹トレーニング、腹筋女子など、年齢性別問わず注目されている「筋トレ」。始める理由は様々だが、いかに持続できるかが重要なポイントになってくる。

 NHKの体操・筋トレ番組は、どれも5分〜10分で、定期的に続けるのに最適な時間と言える。簡単に誰でもできる動きにエンタテインメント性を取り入れたことで、さらに幅広い世代への認知に成功している。ひとりでするにはつらい筋トレを、みんなで一緒に楽しくできる連帯感を味わえるのも、大きな特色だ。

 国民の体力向上と健康保持のため始まった『ラジオ体操』の放送開始から、今年で90年。長年の体操番組の実績を元に、これからも新しい切り口で我々を楽しませてくれるに違いない。

(文/辻内史佳)

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