西田敏行さんしのび「ドクターX」放送 8日撮影のメッセージも...「かっこいい出方」と自ら初登場回紹介

2024年10月22日(火)19時0分 スポーツニッポン

 虚血性心疾患のため17日に死去した俳優の西田敏行さん(享年76)をしのび、テレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」の特別編が22日に放送された。

 西田さんは同シリーズで主人公・大門未知子(米倉涼子)を目の敵にする病院院長・蛭間重勝を熱演。2013年放送の第2シリーズから、12月6日に公開されるシリーズ完結作の映画「劇場版ドクターX FINAL」まで11年にわたって“腹黒くも愛嬌のある唯一無二のキャラクター”を完璧に演じ、シリーズを盛り上げた。

 番組は、西田さん演じる蛭間が東帝大学病院の校歌「唯一無二」を歌うシーンから始まり、同局の大下容子アナウンサーが「西田敏行さんはまさに唯一無二の俳優でした」と追悼文を読み上げた。そして「西田さんが旅立たれた10月17日、くしくもこの日は11年前、西田さん演じる蛭間重勝が『ドクターX』に初めて登場した日でした。本日は西田さんをしのび『ドクターX』特別編をお送りします」と紹介した。

 そして今月8日に撮影した西田さんの在りし日の映像が流れた。西田さんは「私が選んだのはシーズン2の第1話でございます。私が初登場ということで、まあかっこいい出方でありました。今でもVTR見ると素晴らしいなあといつも感動しております。私の登場が、ですよ」と茶目っ気たっぷりに自身のおすすめ回を紹介。「それでは私が選んだ『マイベストX』ご覧くださいませ」と笑顔でメッセージを送っていた。

 西田さんの突然の訃報を受け、同ドラマの公式サイトでは「唯一無二のひと」と題した追悼文を掲載。「キャスト・スタッフ一同、驚きと深い悲しみにくれています」とし、「東帝大学病院の校歌『唯一無二』を声高々に歌う蛭間院長———目を閉じるとその雄姿がまるで昨日のことのように思い出されます。大門未知子を目の敵とし、欲と野望の塊の腹黒い男…しかし、同時に愛嬌のあって憎めないキャラクター、そんな蛭間重勝を完璧に演じきった西田敏行さんの存在そのものが『唯一無二』の俳優だったと思います」と西田さんの名演をしのんだ。

 そして「西田さん自身も蛭間という役に対して『「演じる愉しさを存分に味わえ、キャリアの中でもベスト5に入る幸せな時間だった』と深い愛着を持って頂いておりました」と生前の言葉を紹介していた。

 この日放送されるのは 西田さんが初登場した第2シリーズ(2013年)の第1話、そしてドラマ最終シリーズとなった第7シリーズ(2021年)の蛭間の過去が明らかになった第2話となる。

 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第2シリーズ・第1話(本放送:2013年10月17日)

 北海道の競馬場で、年下の美しい男(藤木直人)をはべらせたマダム(三田佳子)の馬が転倒して骨折。安楽死処分を宣告されてしまった。偶然その場に居合わせたフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)はなんと、したこともない馬の手術を引き受けるのだが…!?

 やがて東京に戻った未知子は「帝都医科大学付属病院」のカンファレンスに姿を現す。そこでは、匿名での入院を希望する大腿骨肉腫患者の治療方針が話し合われていた。医師たちは、患部の下肢温存は不可能と判断。外科統括部長・蛭間重勝(西田敏行)も大腿部切断に同意し、流れ作業のように執刀医を指名する。ところがその決定に、未知子は異を唱え…!

 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜』」第7シリーズ・第2話(本放送:2021年10月21日)

 院長代理として絶大な力を持つ内科部長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)の独断で「東帝大学病院」に雇われた矢先、感染症に倒れてしまった未知子。なんとか一命を取り留めた未知子は、外科医としての完全復帰を目指すも、一向に手術を担当させてもらえずにいた…。

 そんな中、外科分院長・蛭間や蜂須賀が昔から知るクラブのママ・二木麻也子(夏川結衣)が入院する。蜂須賀は自らが招聘したスーパー脳外科医・興梠(要潤)を、麻也子の担当医に任命。興梠の検査結果分析を聞いた未知子は、もっと詳しく検査すべきと主張するが、蜂須賀は耳を貸そうとせず…!?

スポーツニッポン

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