畑正憲氏の夢 女に生まれ変わり動物を自分の母乳で育てたい

10月25日(水)7時0分 NEWSポストセブン

畑正憲氏が長年の夢を語る

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 北海道浜中町に設立した動物王国でさまざまな動物たちと一緒に暮らしてきた、ムツゴロウこと畑正憲さん(82才)。今もヒマラヤンの「マー」と暮らす愛猫家でもある。ライオンに噛まれたり、ゾウに踏まれたり、全身全力で動物と接するムツゴロウさんは、猫とどんなふうに暮らしてきたのか。ムツゴロウ流猫の愛し方を教えてもらった。


 * * *

 例えば猫と一緒にテレビが見たい時はどうするか。ぼくだったら自分の隣にいちばん新しい新聞を置いておきます。すると猫はその上に座ってジッとしてるんです。なぜかというと、猫は周りにない、新しいにおいがするものが好きなの。そういうことを、マニュアルじゃなくて、猫と一緒に発見していくんです。


 トイレだって簡単ですよ。部屋の隅に、その部屋にはないにおいがするものを敷いておいて、その上に猫砂の箱を置けばいいんです。猫はそこに別のにおいがするから、そこにやってきてオシッコをするようになりますよ。


 猫はきれい好きだし、立体性があるものが好き。平面じゃなくて、テーブルとか本棚とか、上がれる場所がある方がいい。潜れるような穴や隙間があればもっといい。猫はもともと低い林で、上と下を行ったり来たりしながら暮らしてきた。それが猫の遺伝子の中に入っているんです。だからそれに見合った環境をつくってやると喜ぶんです。


◆万事猫と相談の上、進めること


 だけど、人間の感覚でそれをやるとダメ。どのくらいの高さなら猫はけがしないのとか、「これは高すぎる?」「低すぎる?」といったことを、猫と相談しながら作っていってあげるといいですね。


 例えば、段ボールに入った荷物が来たら、空にした段ボールの箱を置いてみる。猫はそういうのが好きだから、中に入るでしょ? さらに入る時間帯を見ていれば、猫の習性が少しわかってくる。それが猫との「相談」なんです。



 もちろんぼくだって、今でも相談の毎日です。もう十何年も北海道の家で飼っているマーという名前のヒマラヤンのオスがいるんですが、ぼくがあまり家にいないでしょ? サチコという女の子がかわいがっていて、長らくその子の猫になっていたんです。ところが、サチコのお母さんががんになって、家に帰ったもので、去年、久し振りに大きくなったマーを抱いたんです。キンタマをそっと触ってみたら、キンタマの袋に入っているべきタマがないんです。これはキンタマが体の中に入っちゃう精巣潜伏の病気でね。お前、よう今まで生きてたね、と。やっぱりまだまだ猫のことがわかっていないと思いましたね。


◆自分のおっぱいで動物を育てたい


 ぼくには長年の夢があってね。女性に生まれ変わって、自分のおっぱいでいろんな動物を育ててみたいんです。実際に、人が猫におっぱいをあげているところも見たことがあるんですよ。


 チベットに行って、村長のお宅にうかがった時のこと。村長が留守なので家の中で待っていたら、7才くらいの息子がウワ〜ンって泣きながら帰ってきた。すると奥さんが「おいで」と言って、左のお乳をパッと出したの。子供はそれにむしゃぶりついてチューチューして、すぐに泣き止んで幸せいっぱいって顔になった。


 そしたら、へっついの上にいた猫が、「ニャ〜ン」と鳴いてね。奥さん、「いいよ、お前もおいで」と右のお乳もパッと出して、猫がそのお乳を吸い出した。


 猫と人間が1つずつお乳を吸って、幸せそ〜にしてる。それはそれは素晴らしい光景でしたよ。


※女性セブン2017年11月2日号

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