地方局ベテラン女子アナの転機に——福留功男氏からの一言

10月26日(金)7時0分 NEWSポストセブン

札幌テレビ放送の内山佳子アナ(撮影/榎本壯三)

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 女子アナ界で根強く囁かれていた「30歳定年説」。しかし、今や時代は変わった。ベテランの女子アナが活躍するケースが増えているのだ。笑顔と元気で地元に愛される地方局の現役ベテラン女子アナのひとり、札幌テレビ放送(日本テレビ系列)の内山佳子アナ(47歳)が自らの仕事について語ってくれた。


 * * *

 子供のころからずっと女子アナになるのが夢でした。キッカケは、小学5年生のときに『なるほど!ザ・ワールド』の「ひょうきん由美」こと益田由美さんを見て、旅をしながらリポートをする仕事に憧れました。大学では声楽を専攻したので、歌の道とも迷いましたが、どうしてもアナウンサーになりたくて、札幌テレビ放送に受かったときは大通公園で「札幌最高!!」とビールで乾杯しました(笑い)。


 最初は毎朝6時から『オハヨー!ほっかいどう』というラジオ番組を2年間担当しました。「おはようございます、全道のみなさん〜!!」という私の声から始まる番組で、外からの中継を毎日お届けしました。その元気すぎる声を『ズームイン!!朝!』のプロデューサーが聞いていて、全国放送に起用してもらったんです。


『ズームイン』の担当は1996年からで、当時は福留功男さんがメインキャスターでした。日本テレビにご挨拶にいったら「お前は化けると思うよ」と言われモチベーションが高まりましたね。その後、福澤朗さん、『ズームイン!!SUPER』で羽鳥慎一さんと足かけ10年間続けさせてもらいました。福澤さんから「内山さんは画面に映っていなくても元気さが伝わる。それが個性なんだよ」と褒められたのが嬉しくて覚えています。



 番組内ではいつもハイテンション過ぎて、ピンチでも「おいしい」と思ってしまうタイプです。イカ漁の船を港で待っているときに、漁師さんが取り出したイカが急に私の口に飛びつき、噛み付いたんです。一瞬パニックになりましたが、出川哲朗さんのようなリアクションでその場をおさめました(笑い)。


 当時は常にロケをしていて、北海道中をまわっていました。6か所の国立公園はもちろん、1年間で80の港を訪れたこともあります。一度、地図の訪れた土地を塗りつぶしてみたらほとんど制覇していましたね。おかげで漁師や農家の友達もでき、北海道に住む人たちのたくましさを勉強しました。ズームイン時代の経験は、アナウンサーとしての礎となっています。アナウンサーを辞めたいと思ったことはこれまで一度もありません。


 産休明けの2009年以降はラジオの仕事が増えました。今は27年続く長寿番組『工藤じゅんきの十人十色』のパーソナリティを務めています。全道のいろんなところで会った人の顔を思い浮かべながら、天気や各地のトピックを話すことができるのが強みですね。


【プロフィール】うちやま・よしこ/1970年生まれ、神奈川県出身。1994年にSTV札幌テレビ放送入社。1996年から10年間『ズームイン!!朝!』を担当し、北海道の朝の顔として親しまれる。現在はラジオ『工藤じゅんきの十人十色』などで明るさを振りまいている。


◆取材・文/松本祐貴


※週刊ポスト2018年11月2日号

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