「決して独りじゃない」名曲とともに想い紡ぐ『ディア・エヴァン・ハンセン』キャストコメント映像
2021年10月27日(水)14時40分 シネマカフェ
本作は、第71回トニー賞6部門(主演男優賞、作品賞、脚本賞、楽曲賞、助演女優賞、編曲賞)、第60回グラミー賞(最優秀ミュージカルアルバム賞)、第45回エミー賞(デイタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞)を受賞したブロードウェイ・ミュージカル「Dear Evan Hansen」の映画化。ミュージカル版でも主役を務めたベン・プラットが本作でも主人公のエヴァン・ハンセンを演じている。第34回東京国際映画祭のクロージング作品としての上映も決定しており、国内外問わず大きな期待と注目を集めている。
今回解禁となったのは、コロナ禍を経て生まれた作品のメッセージについてキャストが語るキャストコメント映像。
「今は未曽有の時代だと思う。人々は孤独を感じ、自分の殻に閉じこもっている」と話すのは、主演のベン・プラット。彼が演じる主人公エヴァン・ハンセンは、日常に不安や孤独感を抱える高校生だ。エヴァンの母親を演じるジュリアン・ムーアは「人がどれだけ依存し合い、触れ合いを求めているかコロナ禍が気づかせてくれた」と明かし、ベンの同級生を演じるニック・ドダニも「誰もが孤独感を抱えているからこそ“ユー・ウィル・ビー・ファウンド”がこんなにも心に響くんだ」と語っている。
楽曲には“どんなに孤独だと感じても、決して独りじゃない”というメッセージが込められており、劇中ではエヴァンと人々が繋がっていく印象的なシーンとなっている。
本作の楽曲は『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の作詞・作曲家チームとして知られているベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが担当。彼らはアカデミー賞、グラミー賞、トニー賞の受賞歴を誇る舞台版「ディア・エヴァン・ハンセン」の作曲も担当しており、オビー賞及びドラマ・デスク・アワードのほか、トニー賞楽曲賞も獲得。また、ブロードウェイ公演のオリジナル・キャストが収録したアルバムは2018年度のグラミー賞で最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞、ゴールド・ディスクにも認定されている。そんな“最強チーム”は製作総指揮も担当しており、本作は名曲の魅力そのままに見事、映像化されている。
彼らが作り上げた楽曲とキャストの名演、そして孤独の時代だからこそ響くメッセージ性がこの秋、多くの感動を呼ぶことだろう。
『ディア・エヴァン・ハンセン』は11月26日(金)より全国にて公開。