下平さやかアナ 週半分を過ごす広島で得た生活者という視点

10月31日(土)7時5分 NEWSポストセブン

東京と広島を往復する中、下平さやかアナの生活はどう変わった?

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「心が動いたら、思い切って踏み出すタイプです!」。はきはきした口調で自身の性格を語る、テレビ朝日の下平さやかアナ。プロ野球選手の夫・長野久義外野手の広島東洋カープへの移籍に伴い昨春、広島へ移住。現在は週に3日ほど上京してアナウンサー業務に励み、週半分は広島で主婦として生活している。


「長野選手の移籍と同時に私も決断しました。当時は担当番組が週6日あって休職せざるを得ないと腹を括りましたが、会社が仕事を続けられる道を模索してくれたんです。コロナ禍でここ7〜8か月はスーパーと自宅の往復しかしていないので、今では特売情報に詳しくなりましたよ。近所のスーパーでは野菜と果物が火曜日に特売で、中でも広島特産のぶどうの値引き率がいい。火曜日は“ぶどうの日”として、この季節はわが家の食卓の定番です」


 広島へ居を移し、自身も大きく変化したと明かす。


「生まれて初めて自分で鱧の湯引きをして、『なんだか私、人間のランクが上がった気がする』と感動してしまって(笑い)。

これまではずっと仕事ばかりで、もともと料理もあまり好きではないので力を入れようとも思わなかったんです。でも家での時間が長いので正面から取り組んだら、食事作りも楽しくなりました」


 巣ごもりでテレビを見る時間も増え、ローカル番組を熱心に見ているという。


「東京の放送は全国へ流すため大所高所から語る構成が多く、それも大切な役割だと思います。かたやローカルの番組ではグルメやレジャー、広島では原爆に関する話題など地域に根ざした生活情報が中心です。生活者目線は、アナウンサーとしてこれまでの自分には欠けていた視点かもしれないと気付きました。若い頃は難しいことを勉強してそれを聞いてもらいたいという欲がありましたが、最近は見てくださるみなさんの想いを受け取って、私も率直な気持ちを伝えたいと考えるようにもなりました」


 今年で、入社25年となった。


「人生経験を積んだ大人の鑑賞にも堪えうるもの、面白いと感じてもらえるものを届けたいと思ってこれまでやってきました。“大人になるのは素敵だ”という社会であったらいいと思いますし、伝え手としてその想いを大切にしています」


 広島生活で世界が広がり感性もより豊かになった今ならば、大人に共感してもらえる言葉を伝えられるのではないか──下平アナはそう語り、アナウンサー26年目の自分に期待を寄せた。


【プロフィール】

下平さやか(しもひら・さやか)/東京都出身。早稲田大学卒。95年にアナウンサーとしてテレビ朝日入社。『トゥナイト2』アシスタントや『ミュージックステーション』サブ司会などで人気を博す。現在の担当番組は『じゅん散歩』(ナレーション)、『ANNニュース(昼・日曜)』、『サンデーLIVE!!』


◆撮影/熊谷 貫

◆️取材・文/渡部美也


※週刊ポスト2020年11月6・13日号

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