台湾ドラマにともに初出演 高橋一生「面白みを感じた」水川あさみ「とても光栄」
2024年10月31日(木)19時24分 スポーツニッポン
開催中の東京国際映画祭に併設されているマルチコンテンツマーケット「TIFFCOM2024」に参加した台湾ドラマ「零日攻撃 ZERODAY」」の出演者やプロデューサーがこのほど都内で会見した。
台湾海峡情勢が緊迫化する中、南シナ海を横断した中国の偵察機が東台湾沖の太平洋に墜落し消失。中国はその捜索と救助の名目で、南シナ海と東シナ海に向けて大量の海軍と空軍を投入。台湾島内では社会不安が日に日に高まり、中国軍が台湾に上陸する「Zero Day」へのカウントダウンが始まる。
手に汗握る展開が続くが、同ドラマには高橋一生(43)と水川あさみ(41)が出演。ともに台湾ドラマ初出演となったが、会見の冒頭でビデオメッセージを寄せた。
第2話に登場する高橋は「日本ではなかなか難しい政治的な問題を背景とした人間ドラマを、エンターテインメントとしてつくることに面白みを感じた」と出演を決めた経緯を説明。続けて「全編台湾ロケで、スタッフ、キャストも台湾の方だということにも興味を持ちました。(プロデューサーから)平和が最も大事だというメッセージを届けたいと言われたことにも背中を押されました」と明かした。
一方、第5話に出演した水川は「難しいテーマ性のものをしっかりとエンターテインメントとして落とし込んだ今回の作品に参加できたことをとても光栄に思っています。日々、スタッフとキャストの方たちとコミュニケーションを取りながら、ディスカッションしながら撮った作品が、どんなものになっているのか、出来上がりをとても楽しみにしています」と語った。
会見にはロイ・チャン(32)、リエン・ユーハン(38)、プロデューサーのチェン・シンメイさんが出席。第5話で警察官を演じたロイは水川との共演に「素晴らしい女優さんで非常に強い眼力をお持ちなので、目が合うだけで緊張してしまうことがよくありました」とユーモアたっぷりに感想を口にした。
高橋の“元恋人”で、ニュースキャスター役で第2話に出演したリエンは高橋について「非常にプロフェッショナルな俳優さんで、撮影が始まる前に一緒に脚本の読み合わせをして、背景などについて真剣に議論し、本番前に練習やリハーサルもさせていただきました。おかげで撮影はスムーズに進みました」と話し、「私も高橋さんの作品をずっと見てきたので、楽しい時間、毎日ワクワクした時間を過ごすことが出来ました。本当に夢がかないました」と笑顔を見せた。
2024年3月に撮影がスタートし、11月末にクランクアップの予定で、25年春に完成予定。日本での放送は未定だが、高橋と水川の出演もあり、放送を望むファンの声が高まるのは必至だ。